・・・続き
で、もともと先ほどのやりとりよりも前にこちらのやり取りがありました。
こちらは直接腹が立った、というものではないのですが、いわゆる「役所仕事」の
実態が良く分かるのではないでしょうか。
先ほどの話しとは別の話しです。
今回のケースでは、「年金見込額照会」というものを紙でもらったのですが
その際の説明の中で、いきなり
「この人は〇月〇日で528月になりますから、全額出ますわ」
と言われました。
いきなりです。他の部分の説明もほとんどないのにいきなりこう言われました。
これ、素人が聞いてなんのことかわかります?
わかりませんよね。私も最初なんのことか分かりませんでした。
で、勉強している内容を思い出し、528月÷12ヶ月=44年
あ~、長期加入特例のことか、と思い出したわけです。
これ、社労士の勉強してるものでも、いきなり「528月で全額出る」だけじゃ
分からないです。
簡単に説明すると、厚生年金の加入期間が44年以上ある場合、本来は
2階部分の報酬比例部分しか出ない人が、その報酬比例部分の支給年齢から
1階の定額部分もあわせた「特別支給の老齢厚生年金」が出るようになる、という
とても大事な説明なのです。
で、何が大事かというと、この特例が適用されるには「被保険者でないこと」
つまり簡単にいうと会社を辞めていること、が必要なわけです。
これを、先ほどの「528月で全額出る」で終わらそうとしたわけです。
私的には何のことか分かったので、よかったですが、勉強などを特にしていない
普通の知識ではなかなか知らないことだと思います。
こういう、自分たちが知っていることは、さも当たり前のことであるかのような態度が
社会保険事務所の人間には多い。
そもそも、公務員として金もらいながら働いているんだから、その知識も公務員として
金貰いながら得た知識である。それをまるで当然であるかのように、被害者ともいえる
被保険者や受給したい人などに押し付ける態度。
こういう態度が前述のような「被保険者が悪い」的な態度であったり、次に書くような
ふざけた態度になるわけである。
せて、次も社会保険事務所への怒りは続きます・・・