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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

ダークサイド 【ボードゲーム】

 ダークサイド   ☆☆☆☆ ゲーム紹介 2025年8月28日

 どうしてこうなった?個人的にはクニツィア史上ワーストの珍作

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<基本情報>
【 タイトル 】  ダークサイド(原題:DARK SIDE)
【  作 者   】  ライナー・クニツィア
【プレイ人数】  3~5人
【プレイ時間】  60分
【 対象年齢 】  10歳以上

【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】  ゲーム会でプレイ
【個人評価(4人プレイ)】 ☆☆☆☆
こいつぁとんでもねぇゲームを買ってしまったもんだ!
まさかクニツィア先生のゲームで★1つをつける日が来るとは。。。
某中古ショップで激安価格のクニツィア先生作品だったので、これはお買い得と思い買ってしまったのが間違いでした。
過去遊ばれた方のレビューでも否の多い寄りの賛否両論だったのですが、まさにその通りでかなりキツめのゲームです。

ゲームそのものは、各プレイヤーの手札の中身を当てる(最も強い色を当てる)推理と駆け引きのゲームなので遊べなくはありません。ですが、ゲームのフレーバーとして存在するカードのテキストをたまに読まないといけない部分が「自分のダークサイドな部分をプチ自慢する」という内容になっており、うーん。。。苦笑いという感じです。

確かに、最近(2022年)ではこのゲーム発売当初の2001年(20年前)と比べお笑い的パーティー要素の強いゲームが日本を中心に相当増えており、勝敗よりも盛り上がりを楽しむということはボードゲームの楽しみ方として増えてきていると思います。僕もそのようなノリは(テーマ度によって好き嫌いはあるものの)嫌いではなく全然楽しめる方です。また、盛り上がるゲームは盛り上がることを中心に考えられているためちゃんとパーティーゲームとして成立しています。

ところがこのゲームは硬派なゲームの巨匠であるクニツィアがデザインしていることと、今のようにパーティー要素に振り切れていない時代に作られたことが原因で、とてつもなく中途半端なゲームになってしまっており居心地が悪く気色の悪いゲームになっているのだと思います。

とんでもないゲームだとは思いますが一点評価すべきことがあるとすれば、硬派な推理ゲームにお笑い的パーティー要素のフレーバーを混ぜたチャレンジングなゲームが2001年の時点で発売されていた点です(他にもあったのかもしれませんが)。
パーティーゲームがかなり熟成してきている現在にこのゲームに手を入れてリメイクすれば、もしかすると良ゲーに化けるかもしれません。
ぜひタイトルと雰囲気とカード類を一新し、どこかのメーカーに現代版ダークサイドを発売して欲しいですね。時代が追い付いていなかっただけで神ゲーだったのか、本当のクソゲーだったのかは、そのときに結果が出ると思います。



【ゲーム内容】

ものすごく簡単に言うと、自分の手札カードのうち最も数値合計の大きい色(5色ある)を当てられないようにするゲームです。
この最も数値合計の大きい色というのがそのプレイヤーの「ダークサイド」ということになります。
反対にいうと、勝つためには他のプレイヤーのダークサイドを暴いていけばよい、という感じです。

各プレイヤーは手札を受取ります。ゲームボードはほぼ得点表示用で、中央に置いておきます。

アクションカードもゲーム中央付近に置いておきます。これはゲーム進行中に1ラウンド1枚ずつ引かれ、亡くなったらゲーム終了です。

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5種類(5色)あるカードは、それぞれテーマがあります。
家族(ピンク)、友達(青)、近所(茶)、仕事(黒)、休暇(緑)となってします。
各カードには数値と、それぞれのテーマに合わせたプチ悪自慢のテキストが書いています。

「ダイエット中に夜こっそり食べています」のようなポップなものから、「保険金をだまし取るため、職場に火をつけた」のようになかなかヘビーなものまでいろいろです。

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手番では、まずそのラウンドで適用されるアクションカードを引きます。それによりカードの中身を絞り込むチャンスになったり、人によっては絞り込まれるピンチになったりします。
手持ちカードの中身を言わなければいけなかったり、カードを公開するなどがあるので、徐々に各プレイヤーのダークサイドが何なのか、推理できるようになっていくわけです。

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ある程度ダークサイドが分かってきたら、プレイヤーを告発することができます。
告発が合っていれば告発者やそれに乗ったプレイヤーが得点し、間違っていれば反対に失点します。
その分だけ、ゲームボード上の階段を進んだり戻ったりさせます。

この告発がゲームの中心になるので、事前にわかっている情報を基にしっかり推理しましょう。

これを繰り返していき、ゲーム終了時にゲームボード上で最も先に進んでいたプレイヤーが勝者となります。

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説明だけ読んでいたら、そこそこ面白そうなゲームに見えると思いますので良かったら遊んでみてくださいね。
あまりオススメはしませんが。。。

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