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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

イッツアワンダフルワールド 【カードゲーム】

 イッツアワンダフルワールド   ★★★☆☆ ゲーム紹介 2020年7月24日

 カードドラフトでコンボをうまく繋ぎ、自国の発展を目指す!

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<基本情報>
【 タイトル 】  イッツアワンダフルワールド(原題:IT'S A WONDERFUL WORLD)
【  作 者   】  フレデリック・ゲハー
【プレイ人数】  1~5人
【プレイ時間】  30~60分
【 対象年齢 】  14歳以上

【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】  自宅でプレイ
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
カードドラフトを使った国家発展ゲームと言うことで、「世界の7不思議」と比べてしまいます。
個人的には世界の7不思議の方が好きかな~という感じ。
理由はいくつかありますが、主な点は以下の通り
・世界の7不思議の方が国ごとの特徴が出ている。
・世界の7不思議の方が、少ないとはいえ両隣りとのインタラクションがある。
・世界の7不思議の方が、時代ごとに出てくるカードが異なるため後半に向けて盛り上がる。

上記の点は、好みの問題だと思いますので参考程度に思っていただいて大丈夫です。

数回遊んで最も感じたのは、カードドラフトで他のプレイヤーを気にしないといけない点が世界の7不思議よりも強めかなと思った点です。
細かいルールなどは違うのですが、一番大きな違いと感じたのはカードドラフトで得たカードをとりあえず表向きで自分のストックとして持っておき、どれを構築するか、どれをリサイクル(一時的な資源獲得)するかを後で決めるという点。

世界の7不思議の場合は毎回カードを獲得するたびに処理をしていくため、どのカードを自分がカードドラフト時に獲得するか、他のプレイヤーはどうするつもりか、などをその場その場で確認すればある程度分かってくるため、カードドラフト時に他プレイヤーを気にするという点では軽めかなと感じます。

一方、イッツアワンダフルワールドでは獲得したカードの全ての使い方を最後に決めるため、いちいち他プレイヤーがどういう意図であのカードを取ったんだろう、次に回ってくるカードをどうするつもりだろうと毎回毎回獲得するカードが増えるごとに見ていかないといけないため、カードドラフトの1手がすごく重く感じます。
2人プレイでもそのような状態なので、最大人数で遊ぶ場合などはそれだけで頭が疲れてしまいそうで、爽快感よりも理詰め理詰めで考えていく疲労感が大きいと思います。

かといってその部分(他プレイヤーを気にする)を軽くしてしまうと、一気にソロゲーム感が強くなるため、結局適度に見て適度にソロプレイする、という感じになってしまいました。
世界の7不思議と違い、時代ごとにカードが分かれていないためどんなカードが回ってくるかもかなりランダム性が高く、それも相まって上記のようなしんどさにつながっているのかな~と思います。

個人的には上記のようにカードドラフトの選択のために他プレイヤーを気にしまくる、というのは好きなゲームではない(というより個人の能力がついていかないw)ため、結構ソロプレイ寄りに遊んでいます。
「自分は自分の国を発展させる!相手はそこそこ気にするだけ!」割り切れるなら、うまくコンボがつながって国が発展し、獲得資源が増え、後半に点数が伸びていく、という爽快感につながるような遊び方ができますので、楽しくなってきます。

ということで個人的にはソロプレイ感7割、他プレイヤー気にするの3割、ぐらいでサクサク遊んで「あー楽しかった」というゲームとしてとても気に入っています。
ゲーム自体は割と短時間で何度もグルグル回せるゲームですので、お嫌いでなければぜひ遊んでみてください!



【ゲーム内容】

帝国の指導者となり、他の指導者よりも自国をうまく発展させていく、というゲームです。

ゲームシステム的には「世界の7不思議」のようにカードドラフトを行い、獲得したカードで自分の国を発展させ点数を稼いでいくという内容です。

世界の7不思議よりもルールはシンプルかなと感じます。その分フレーバー的な部分も若干弱く感じますが、サクサクと遊ぶのに向いているゲームですね。



カードドラフトをご存じない方に簡単に説明しますと以下のような感じです。

1、配られたカードの中から1枚選び自分の獲得カードとする。
2、残ったカードは全部隣のプレイヤー(ラウンドごとにどちら回りか決まっている)に渡す。
3、全員がカードを隣のプレイヤーに渡し終わったら、回ってきたカードを使い上記1に戻る
4、決まった回数の上記1~3を行ったら終了。

カードをランダムに配ると完全に運任せになるため、上記のようにカードドラフトを行うことで運要素がかなり削られます。
以上、カードドラフトの簡単な説明でした。


さて、イッツアワンダフルワールドでは、7枚のカードを獲得するまでカードドラフトを続けます。

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そして獲得したカードは、いったん自分の前に表向きで置いておき、全員が7枚を受け取った後にそれぞれのカードをどうするか決めます。

カードの使い道は以下の2つのうち1つを選ぶことになります。

・構築にまわす
・リサイクル(捨て札)にして資源を獲得する

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プレイ中の自分の国は、この画像のような感じになります。


そして、全員が7枚のカードをどうするか決めたら、次の資源産出に移ります。

資源産出は下の画像のように、全員が同時に、まず1の資源産出を行います。そして次に全員が同時に2の資源産出を行います。そして3、4、5と順番に行っていく感じです。

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獲得した資源は即座に構築中カードに置くことができます。

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そして構築中カードの資源コマのマスがすべて埋まると、構築済みに即座に移動します。

これがこのゲームのポイントで、構築済みになったカードはその次の資源産出から有効になるため、例えば1の資源産出でグレーの資源を獲得し構築完了したカードが、次の資源産出2で黒の資源を産み出せる、などということも可能です。
このコンボをうまくつないでいけば、あっという間に国が豊かになり資源獲得量が増える、などということも起こります。

※なお、クリスタリウムは通常の資源産出では獲得できず、特殊な獲得方法で獲得できます。


このように、カードドラフト、資源産出+構築、という流れが1つのラウンドになっています。これを4ラウンド繰り返して最も点数の高かったプレイヤーが勝者、ということになります。

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プレイ中の様子。


※得点についてはあまり触れていませんが、構築済みカードの点数など4種類ほどの得点方法があります。
 ルールブックをご覧くださいまし。


構築に回しているカードのコンボがつながり、どんどん国が発展していくのはパズルがうまくはまったときのように爽快感があり面白いです。
ゲームのテーマや内容にご興味のある方はぜひ1度遊んでみてくださいね!
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