エルドラド ★★★★☆ ゲーム紹介 2019年10月21日
クニツィア先生がデッキ構築を作ったら、テーマにもピッタリだった!
<基本情報>
【 タイトル 】 エルドラド(原題:EL DORADO)
【 作 者 】 ライナー・クニツィア【プレイ人数】 2~4人【プレイ時間】 40~60分【 対象年齢 】 10歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 ゲーム会でプレイ
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
【個人評価(4人プレイ)】 ★★★★☆
2人、3人、4人どの人数でも面白いですが、4人プレイが一番楽しかったです。
クニツィア先生の珍しいデッキ構築システムですが、特殊効果は非常に限定的で
基本はシンプルに作られているためテンポよく遊べます。
とはいえ、さすがにゲームバランスは上手く調整されており、あとちょっと
もうちょっと、という苦しさは健在。
結構最後の方まで勝敗がわからず、白熱したゲーム展開になりますし
モジュラーボードで何度も違ったゲームを楽しめるためリプレイ性も高いです。
ベストは4人かと思いますが、2人でサクッと遊ぶのも楽しいので
うちでもよく遊ぶゲームの一つです。【ゲーム内容】世界一のクニツィアマニア、けがわさんから
「クニツィアがデッキ構築作ったよ、しかも結構テーマとも合っている」と聞いたので
これは買わないといけないなと入手しました。
探検競争をテーマにしたレースゲームで、デッキ構築しながら手札を充実させ
いろいろな困難を乗り越えて(たまには他プレイヤーに道をふさがれながら)
ゴールを目指していくゲームです。

カードのほとんどに移動コストまたは支払い用コスト(お金)が描かれており
進むためには移動コストを支払う、カードを買うためにはお金を支払う、という
ドミニオンにあるような一般的なデッキ構築システムを踏襲しています。
テキストも極めて少なく、ややこしいところをそぎ落としたようなカード内容なので
最近の複雑すぎるデッキ構築よりも初心者の方にもおすすめですね。

また、基本はボード上の駒を動かしていくレースゲームなので、デッキを強くしても
探検ルートの取り方や他のプレイヤーコマの状況によっては勝てないこともしばしば。
このあたりもカードの強弱だけでないゲーム全体の面白さにつながっています。
特に後半はルートも限られてきたり、邪魔なところに先行プレイヤーの駒があったりと
ルートどりをしっかり考える必要もあってなかなか悩ましい。
さすがに最後の1、2手番ぐらいは「あ、こりゃ勝てないな」と分かりますが
そこまでは僅差の勝負になることも多く、あまり脱落感なく楽しめます。

ゴールのマスに自分の駒をすべて早く到達させたプレイヤーの勝利。
勝利条件もシンプルなのでゲームの中身に集中しやすいですね。

クニツィア先生のゲームの中でも、久々に初心者の方にもオススメしたくなる
本格的なボードゲームで大好きなゲームです。
ぜひ遊んでみてください!