ジャスト・フォー・ファン ★★★☆☆ ゲーム紹介 2017年10月12日
マスの主導権を奪い合う、多人数四目並べ
<基本情報>
【 タイトル 】 ジャスト・フォー・ファン(原題:Just 4 Fun)
【 作 者 】 ユルゲン・グルナウ【プレイ人数】 2~4人人【プレイ時間】 30分【 対象年齢 】 10歳以上【受賞歴など】 2006年 ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート 【入手・プレイ状況】 ゲーム会でプレイ【個人評価(4人プレイ)】 ★★★☆☆
久しぶりにアブストラクトっぽいゲームを遊びましたが、気軽に遊べて面白かったです。
簡単に言うと多人数で遊ぶ四目並べゲームです。駒を置ける場所が手札のカードによって
適用できる場所になるためあまり悩みすぎることがなく初心者の方でも楽しめます。
では運だけのお気楽ゲームかというとそうではなく、手札カードの組み合わせによって
駒を置ける箇所が複数あるため、相手をけん制しつつ自分が有利に進むような先を読んだ
プレイも必要になっておりなかなか遊びごたえもあります。
やや手札のカード運の影響が大きめには感じるときもありますが、全体的には運と思考性の
バランスが取れた良いゲームだと思います。
あまりボードゲームを遊んだことのない初心者の方にもオススメできますよ!【ゲーム内容】2~4人で遊べる四目並べのようなゲームです。
プレイヤーは4枚ある手札から任意の枚数のカードを出し、その数字の合計数のマスに
自分の駒を置くことができます。原則、この自分の駒が直線で4つ並んでいれば勝利です。

ただし、4つ並んで入れば即勝利、ということではなく、その対象になった4マスについて
全てのマスで自分の駒が最も多い(単独1位)状態でないといけません。
つまり、直線に並んだ4つのマスのうち1つでも他のプレイヤーの駒以下のところがあると
勝利にはならないわけです。
また、もし1つのマス内で、最多の駒数と他の駒数が2こ以上離れてしまうとそのマスは
最多の駒を置いているプレイヤーの支配したマスとなり、以降誰もそこには駒を置けません。

以上のルールに従い、手番でカードを出して駒を置く、ということを時計回りに繰り返していき
いずれかのプレイヤーが直線で四目並べを完成させればそのプレイヤーが勝者となります。
この場合、赤が直線上の四マスすべてで最多となっているため赤の勝利となります。なお、もし駒がなくなるまで遊んでも誰も四目並べを完成させられなかった場合は、各マスごとに
単独で最も多く駒を置いているプレイヤーがそのマスを支配しているものとし、各プレイヤーは
自分が支配しているマスの数字を合計し他のプレイヤーと比較します。
そして最も合計数が多いプレイヤーが勝者となります。
多くの人が知っている四目並べというとてもシンプルなゲームに、手札のカードを使うという
ひとひねりを加えたとても面白いゲームです。ぜひ機会があれば遊んでみて下さい。