カルカソンヌ・スターウォーズ・エディション ★★★★☆
ゲーム紹介 2015年11月30日
あのスター・ウォーズがカルカソンヌになった!遊ぶしかない!!

<基本情報>
【 タイトル 】 カルカソンヌ・スターウォーズ・エディション(原題:Carcassonne STAR WARS EDITION)
【 作 者 】 Klaus-Jürgen Wrede 【プレイ人数】 2~5人【プレイ時間】 35分【 対象年齢 】 7歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 ドイツ・アマゾンで購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★☆
大好きなゲームのカルカソンヌと大好きな映画のスター・ウォーズがコラボしたとなれば
こりゃ買うしかないわなと初めてドイツ・アマゾンで購入。
無事到着し、英語ルールブックをなんとか和訳してようやく遊べました。
基本的なルールはカルカソンヌそのものですが、銀河の覇権を争うスターウォーズが
テーマということで戦闘の要素や、反乱軍・帝国軍・バウンティハンター等の陣営の要素があり
独自のルールなどを採用しており面白いです。
戦闘がダイスでの解決ということでザックリした部分はありますが、まぁカルカソンヌの
ルールをあまり複雑にせず、テンポも落とさずということでは妥協点だろうなと思います。
元のゲームがとても良く出来ていますので、このバージョンを楽しめるかどうかは
スター・ウォーズが好きかどうかと、ダイスの戦闘をどう思うかでしょうか。
草原のルールはなくなっていますので、戦略的にはダイス戦闘も含めてよりシンプルに
なったという感じだと思いますが。。。
個人的にはスター・ウォーズとうことでかなりお気に入りです!なので点数も甘めかもw
スター・ウォーズ好きの方は、入手できるようでしたらぜひ遊んでみてください!
できる限りこのブログでも和訳ルールを掲載しておくようにしますので!<ゲーム内容>
人気のボードゲーム、カルカソンヌにスターウォーズ版が仲間入り!ということで
エピソード7の公開前に立て続けにスターウォーズ関連商品が出ていますが
その中でも期待のひとつである、このゲームをご紹介します。
ちなみに、カルカソンヌをご存知ない方はこちらをご覧下さいまし。。。
→ カルカソンヌを遊びましょ! (当ブログ内の記事です)
カルカソンヌは知ってるよ、という前提で通常バージョンとの違いをご紹介をさせて頂くと
以下の点ということになります。
①テーマが銀河系になっている
②陣営がある
③惑星(通常版の教会にあたる)に後からでもミープルを置ける
④戦闘がある
⑤草原のルールがない
⑥チームプレイのルールがあるテーマがどうのこうのは予想通りだと思いますので、大きな違いだけでいうと
やはり上記の②~⑤ですかね。
さて、それではここから変わった点を中心にご紹介します。
①まず、スターウォーズに登場する銀河系が舞台となります。
通常版の道が交易路(トレーディング・ルート)になり、砦が小惑星帯(アステロイド・ベルト)になり
修道院が惑星(プラネット)になっているわけですね。
そして、草原に該当していた部分は宇宙空間になっています。うん、スターウォーズだね。
また、各タイルにあった紋章は陣営シンボルになっています。
②そして陣営が分かれています。スターウォーズをご存知の方にはおなじみ、反乱軍、帝国軍、バウンティ・ハンターの3つです。
なお、陣営は戦闘時に重要になるのと、チームプレイ時も重要になります。

ゲームの準備の段階で、ミープルと適合する色のキャラクタータイルを受け取り、自分が
どの陣営なのか分かるようになっています。
また、細かいことですが、ミープルがスターウォーズ仕様になっています。
ステッカーが付いており、貼り付ける手間はありますが雰囲気作りのためぜひ貼ってください。
なお、ステッカーは透明のラベルステッカー状になっているため紙製よりも耐久性がありそうです。
③惑星に、後からでもミープルを置けるという特徴があります。通常のカルカソンヌではタイルを置いたまさにそのときにしかミープルを置けませんでしたが
後述する戦闘による解決があるため、惑星に限っては後からでもミープルを置ける場合があります。
もちろん、その惑星タイルを置いた時に置けることに違いはありませんが、加えて
その惑星の周囲8箇所(グルッと取り囲む場所=惑星の得点計算対象のタイル)に
タイルを置いた場合に、中心にあたる惑星にミープルを置くことができるわけです。

この場合、まだ誰のミープルも置かれていない惑星だった場合は、そのプレイヤーが
ミープルを置けますが、他のプレイヤーのミープルがあった場合は戦闘になります。
つまり、この状況であれば戦闘になるわけですね。
ではここから
④戦闘についてご説明します。
まず、戦闘が起こる状況ですが、これは1つの領域に複数のプレイヤーのミープルが
置かれた場合です。
※領域とは、例えば交易路タイル3枚の繋がり、とか、小惑星帯のタイル2枚の繋がり等
得点計算をする際に1くくりで計算をするタイルのまとまり、とご理解ください。
これは以下の2パターンあり、
まず、交易路と小惑星帯の場合は、別々のプレイヤーがそれぞれミープルを置いていた2つの領域が
繋がれる形でタイルが置かれたために1つの領域に合体したときです。
この場合、通常のカルカソンヌのルールだと共存したうえで、ミープルの数の多い少ないで
得点計算時の優劣を決めていましたが、スターウォーズ・カルカソンヌではダイスの戦闘になります。
そしてもう1つのパターンは、先述のように惑星にミープルが複数置かれて戦闘になる場合です。
戦闘ではダイスを使用しますが、この使用するダイスの数は以下のように決まります。
・ミープル(小)=ダイス1つ
・ミープル(大)=ダイス2つ
・自分の所属する陣営の陣営シンボルがあれば、追加ダイス1つ
つまり最大でダイス3つです。(ミープルや陣営シンボルは、複数あっても重複しません)
この例だと、それぞれ写真のとおりの個数のダイスを受け取ります。ダイスを持ったら、同時に全て振って、出目のうち最も大きい数字のみを比較します。
そして以下のように処理します。
・1人が単独で大きい数字を出した
→その人が勝者で、ミープルはその場に残します。
・最も大きい数字を出したプレイヤーが複数いた(引き分け)場合
→引き分けたプレイヤーはそれぞれ1点を獲得し、ダイスを振りなおして再判定します。
・負けたプレイヤーは自分が振ったダイスの数の分だけ点数をもらい、自分のミープルを
自分のストックに戻します。
このようにして、1つの領域の占有者が1人に決定するまで続けて行います。
そして戦闘解決後、通常の得点計算が行われるわけです。
⑤草原のルールはありません。少しはじめての方にはややこしいルールだったので、やや遊びやすくなった感じでしょうか。
僕は草原ルールは好きだったので、この点は少し残念です。
銀河の覇権、ということであれば宇宙空間を制しているかどうかのルールはあっても
良かったように感じますが、独自性を考えると仕方ないかもしれませんね。
先日2人プレイで遊んだ様子ですが、大体中盤から終了までのゲームの様子はこんな感じです。
序盤から惑星が割りと続けて出てきたので、囲めそうなところに配置して点数を稼いでいました。

中盤になると惑星がある程度得点になりそうな感じに囲まれてきたので、奪ったれと
何度か戦闘が起こります。ダイス運は今回は僕に味方してくれて、まっきゃんを粉砕しましたw

ゲーム終了時の様子。
左上の方にある大き目の小惑星帯が大きな得点になりました。
惑星も結構完成していたのと、陣営シンボルのおかげでタイル9点+シンボル2点で
11点になるため、ガンガン戦闘を仕掛けて奪っていく価値はありますね~。

最後に
⑥チームプレイのルールがあることもこのゲームの特徴です。
こちらはまだ遊んでいないことと、特殊な遊び方なのでまた後日プレイ後にご紹介しますね。
以上、駆け足でしたが、スターウォーズ・カルカソンヌの独自の遊び方の部分です。
そのほかはほとんど通常のカルカソンヌと同じだと思います。
ダイスの戦闘は人数が多くなるとよく起こりそうで、4人ぐらいで遊んだほうが楽しそうに感じます。
今度は4人で遊んでみたい!
3人以上でも遊んだらまた感想を書かせていただきますね!
自分も今朝ドイツアマゾンで注文し、到着するのは2~3週間後。
製品より送料が2倍というのが少し引っかかりましたが。
ぜひとも和訳の掲載をよろしくお願いします。