デウス ★★★★☆ ゲーム紹介 2015年4月26日
カード連鎖&拡大再生産好きの方にオススメ!

<基本情報>
【 タイトル 】 デウス(原題:DEUS)
【 作 者 】 セバスチャン・ドゥジャルダン【プレイ人数】 2~4人【プレイ時間】 60分~90分【 対象年齢 】 14歳以上【受賞歴など】 2014 Golden Geek Best Strategy Board Game Nominee
2014 Golden Geek Board Game of the Year Nominee 【入手・プレイ状況】 DDT
で購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★☆
拡大再生産モノが好きなので、とても気になっていたのですがようやく遊べました。
カードコンボ・連鎖系のゲームはあまり得意ではないのですが、基本的にはシンプルな
ゲームなのでそれほど苦でもなく、うまくカードの効果が回りだすと面白かったです!
初回のプレイは2人プレイで2人とも箱庭系ゲームが空きということもあって、生産の
施設ばかりが優先的に建っていきましたが、他の建物をうまく使えるようになってくると
いろいろな得点源を利用できてプレイの幅が広がりそうですね。
一方、他の方で同じように感じておられる方もいらっしゃるようなのですが、終盤で
欲しいカードが来ずに捧げ物を続けることが多く、収束性が悪い所は気になりました。
もっと慣れてくるといろいろな戦術をとることができるのかと期待していますが。。。
そのへんのマイナス面を考えても個人的には面白かったゲームなのでまた遊びたいです。
土地の広さを考えたら4人で遊んでみたいなぁ。
【ゲーム内容】デウスは、建物を建てる等して自分の文明を発達させるゲームです。
様々な効果のカードと、建設に必要な資源をうまく使い、神の助けも借りながら勝利を目指します。
勝利点になるのは(A)蛮族集落の点数、(B)カード能力による点数、(C)神殿(紫カード)の点数
(D)ゲーム終了時の資源の点数、の4つですが、基本的には建物を建てていかないとどれも
得点に結びつかないので、大雑把にいえばまずは建物を建てていくゲーム、といえます。

ゲーム準備として初期資金、初期資材、初期カード枚数などをそれぞれが持ちます。
また、各個人ボードにも初期の建物コマを配置し、残りはそれぞれ各自がストックとして持ちます。
神殿の数と、ゲームボード(土地)の大きさはプレイ人数によって異なりますのでご注意を。
準備ができたらゲームスタートです。
このゲーム、カードの効果がいろいろあるので複雑そうに見えるのですが、実は割とシンプルなゲーム。
手番で行えることは、次の2種類しかありません。
(1)建設・・・コストを支払い、カードを出して建物を建てる。その後カード効果を適用する。
(2)捧げ物・・カードを捨て札にして神の力を適用し、カードを補充する。
まぁ、途中途中であっちを見てこっちを見て、というのはありますが、基本的には上記2種類です。
建設できる建物と土地(ゲームボード)は密接に関係しており、建物の種類によって建設場所が
決められていたり、効果が違ったりとなっています。
ゲームボード上には以下のようにいくつかの種類の土地が描かれています。

【生産施設があると資源をもたらすもの】
森林=木 山岳=石 平原=小麦 沼地=粘土【海洋施設を建設できるもの】
海【勝利点をもたらすもの】・・・
蛮族の集落ここに建物を建てることはできない。周囲が建物で囲まれたときに軍事力に応じて
勝利点を受け取ることができます。
また、以下の写真のように建物は6つの種類(色)があります。


さて、それでは手番でできることを詳しくご紹介。
まず、最初にこちらの写真をご覧下さいまし。
説明前なのでまだ意味が分からないかもしれませんが、ちょっと参考にしていただくと
ゲームで何を目指してプレイしていくか、というところが分かりやすいです。

それでは手番で行える種類1つ目の「建設」について。
(1)建設カードには、いろいろな情報が書かれています。以下の通りです。
なお、手札に持てるカード枚数の上限は10枚です。
カードを増やす方法は、後述する捧げ物やカード効果による獲得がメインですが
手札が0枚になったときに、特別にカードを5枚補充することもできます。建設をするためには、その出したいカードに記載されている資材コストを支払う必要があります。

そして、その出したい種類(色)の建物のコマが、個人ボード上に載っていることも必要です。

これらの条件をクリアして建設を行ったなら、ゲームボード上に対応する建物を置きます。
なお、同じ土地(マス)に同じ種類の建物を2つ以上建設することはできません

建設に使用したカードは、その色の列の一番上に重ねます。
そしてその後、そのカード列のカード効果を、
下から上に向かって順番に全て処理します。
このときに、過去に出していたカードの効果も適用することができるため、カードの連鎖効果
いわゆるコンボが発生するわけです。

なお、神殿は強力な得点源でもある特殊な建物で、建設に条件があります。
建設する際、1つ目は条件がありませんが、2つ目以降は自分の個人ボードの
他の建設物が以下の条件を満たしていないと建てられません。
2つ目・・・他の各列にカードが最低でも
1枚以上ずつ置かれていること
3つ目・・・他の各列にカードが最低でも
2枚以上ずつ置かれていること
4つ目・・・※以下、同様に1つずつ条件が増えていきます
つまり、例えば青色のカードばかり5枚とか6枚とか出していても、他の色のカードが
出ていなければ神殿を建てることはできないわけです。
ついついカードの連鎖を狙いたくて同じ色の建物ばかり建ててしまいたくなるのですが
神殿を建てるためのバランスも考えないといけないところは悩ましいですねぇ。
さてさて、それでは先ほど登場した写真をもう一度ご覧下さいます。
これで少し分かりやすくなったかなと思うのですが、この両方のバランスを取るのか
それともどちらかに特化させるのか、そこは遊び方次第、ということなのです。
建物の建設の結果、蛮族の集落の周りの土地(マス)すべてに建物が建てられたならば
即座に蛮族の集落への攻撃が発生します。その蛮族の集落に隣接しているマスに置かれている
軍事施設の数が最も多い人がその集落の点数を獲得します。
蛮族の集落による点数や、その他カード効果などで獲得した点数はトークンで受け取りますが
これらはすべて非公開情報ですので、裏返して見えないようにして持っておきます。
次に捧げ物についてです。
(2)捧げ物捧げ物を行う場合、手札から5枚までのカードを捨て札にして神の力を適用し、カードを補充します。
神の力は6種類あり、これもカードの色に対応しています。
捧げる(捨て札にする)カードを何枚か選んだら、そのうちの1番上にしているカードの色が
選択した色の(適用する)神の力、ということになります。
神の力の詳細はルールブックに記載されているので割愛しますが、簡単にいうと
資源や金、勝利点を、捨てたカード枚数に応じて獲得する
+
その色の建物を、ストックから個人ボード上に持ってくる
+
捨てたカード枚数に応じてカードを山札から手札に加えるなお、捨てたカードの倍の数のカードを受け取れる、という神の力もあり、
手軽に手札を増やす方法でもありますので、結構捧げ物は有効です。

以上、手番でできることのご紹介でした。
このように建設や捧げ物を行って自分の文明を発達させ、勝利点を増やしていくわけですね。
最初はこんな感じで小さな文明でしたが・・・

ゲーム終了あたりになると、こんな感じでカードも建物の充実してきます!

ゲーム終了の条件は、以下のどちらか。
・全ての蛮族の集落の勝利点が獲得された
・全ての神殿が建設された
ゲーム終了後、以下の全ての点数を合計して最も点数が高かったプレイヤーが勝者となります。
(A)蛮族集落の点数
(B)カード能力による点数
(C)神殿(紫カード)の点数
(D)ゲーム終了時の資源の点数
カードの連鎖によってどんどん資源やお金が増えてきたり、カードのめぐりがよくなったりしますので
いろいろな攻略法を探しながら遊ぶのも楽しいと思いますよ~。
あの頃よりはボードゲームで遊ぶ機会が少なくはなりましたが、それでも年に2、3個は新規のゲームを購入する感じです。
購入する際はいつもやおきんさんのこのブログを参考にさせていただいております。2人プレイの感想もあるのでとても参考になります。
今回「デウス」が面白そうだったので購入してみました!
とても面白いゲームですね。2人でも楽しめました。最初の資材集めがしんどかった…。
今日遊んでいて気がついたのですが、軍隊で他のプレイヤーからポイントやお金を奪うとき相手が持ってなかった場合どうすればよいかということがルールに書いてなかったようで(見落としてるかもですが・・・)その場合、やおきんさんのところではどのように対応されてますか???
ないものはない!で通してしまっていいのかなと…。
もし、お時間がございましたら教えていただけると幸いです。