スターウォーズ X-ウイング ミニチュアゲーム ★★★★★ ゲーム紹介 2015年3月11日
精巧なミニチュアを使い、スターウォーズ世界でドッグファイト!

<基本情報>
【 タイトル 】 スターウォーズ X-ウイング ミニチュアゲーム (原題:STARWARS X-WING MINIATURES GAME)
【 作 者 】 Jason Little 【プレイ人数】 2人 ※3人以上の特別ルール有り
【プレイ時間】 30~45分【 対象年齢 】 14歳以上 ※10歳以上ぐらいからプレイ可能です
【受賞歴など】 2013年 ゴールデンギーク賞 ベスト2人ゲーム 等【入手・プレイ状況】 アイコノクラズムで購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★★熱狂的なスターウォーズファンの自分には最高のゲームでした!
面白さに定評のある某ドッグファイトゲームのシステムを使っており、それにスターウォーズの
世界観と精巧なミニチュアが付いているわけですから、面白くないわけがありませんw
また、基本セットに入っている宇宙船以外のものも拡張セットで販売しており、こちらも
ファンには堪らないものばかり。基本ルールに付け加えることで遊び方が広がるのも良いです。
ただ、嫌いな方にはとことん合わないゲームかなと思います。うちの嫁さんはダメでしたw
あと、完全に基本ルールのみで遊ぶと逃げ回って決着がつかず、冗長になってしまう
こともありますので、追加ルールや上級ルールなどを適度に入れたり、ミッションを遊ぶ等
好みに合わせて遊んでみるのが良いと思います。
決着がつかないときはギブアップや協議終了などして、新たに遊びなおすというのも
場合によっては必要かなと思います。
このテーマとシステムが好きな者同士で、ぜひ楽しみたいゲームですねぇ。【ゲーム内容】スターウォーズの敵対勢力である帝国軍と反乱軍側に分けれ、それぞれの宇宙船を操って
相手の宇宙船とドッグファイトを繰り広げるゲームです。
約90㎝×90㎝のプレイエリアを設定し、それぞれ選んだ陣営の宇宙船を配置します。
その他、ゲーム中に使用するものはプレイエリアの外側に置いておきます。
宇宙船は宇宙船カードによって性能やパイロット能力、コストなどが描かれており
同じ宇宙船の模型を使用しますが、そのカードの能力等により変化が加えられます。
例えば、反乱軍の主力戦闘機でこのゲームのタイトルにもなっている代表的な宇宙船
X-ウイング(エックス・ウイング)の場合でも、無名の新人パイロットが乗る場合と
スター・ウォーズの主人公である「ルーク・スカイウォーカー」が乗る場合とでは
雲泥の差があるわけですね。
当然、著名なパイロットが乗るほうが有利になるのですが、宇宙船カードのコストが
高くなってしまうので、それによりうまくバランスがとられています。
(原則、両陣営とも設定した上限コスト内で編成を行いますので)

準備が完了したらゲームスタート。
ゲームラウンドは大きくわけて4つのフェイズに分かれており、その中でできることは以下のとおり。
フェイズ1、計画フェイズ・・・操縦ダイヤルを使用して秘密裏に操縦を選択する。
フェイズ2、活性化フェイズ・・・移動を実行し、可能ならアクションを選択・実行する。
フェイズ3、戦闘フェイズ・・・攻撃、防御を行い、ダメージを適用する。
フェイズ4、エンドフェイズ・・・リセットすべきことを行う等、次のラウンドの準備をする。
どちらかの陣営のすべての宇宙船が破壊されるまで、これを繰り返していきます。
簡単にいうとこんな感じのゲームですね。
追加ルールや上級ルール、ミッションなどいろいろ変化を生む要素はあるのですが
それはまたの機会ということで、今回はざくっとした流れをご紹介しま~す。
1.計画フェイズ計画フェイズでは、それぞれの宇宙船ごとに固有の「操縦ダイヤル」を使用し、
相手プレイヤーに見られないようにそれぞれの操縦計画を設定します。
ダイヤルをぐる~っと回して、実行したい操縦が窓のところに見えるようにするのです。

設定した操縦ダイヤルは、見えないように裏向きでその宇宙船コマのそばに置いておきます。
全員、これが終われば次のフェイズへ。
2.活性化フェイズカードに記載されいてるパイロットスキル値が小さい順(大きい方ほど後順)に
宇宙船を活性化(アクティブ)にし、移動とアクションを行います。
移動は計画フェイズで選択した操縦ダイヤルに従い、それに該当する操縦テンプレートを
使って行います。操縦テンプレートは下の写真のような直進(まっすぐ)やカーブ(曲線)状
になっている厚紙のものさしのようなもので、移動前の位置から移動後の位置までこれに
沿って動かし、先端で移動を終えるわけです。
そして移動を終えた宇宙船は、可能ならばアクションを行います。
アクションは、続く戦闘フェイズで攻撃や防御を有利にしたりするものになります。
これを終えると手番終了となり、次にパイロットスキル値が低い宇宙船が手番を行います。
グイ~ん!って感じですね!
ギューーん!!って感じなわけですよ!そして、すべての宇宙船が活性化フェイズでの手番を終えると、次の戦闘フェイズに移ります。
3.戦闘フェイズ戦闘フェイズでは、先ほどの活性化フェイズと逆に「パイロットスキルの高い順から」攻撃を行います。
攻撃の目標にできる敵宇宙船は、以下の条件にあてはまる必要があります。
・
射撃範囲内であること(=コマのベースの前方に描かれている山形模様の内側であること)
・
射程距離内であること(=レンジルーラーのレンジ3までで届く範囲であること)
下の写真の場合、X-ウイングはTIEファイターを攻撃することができます。
射撃範囲内で、かつ、射程距離内(レンジ2)だからですね。

目標を決めたら攻撃開始。
基本的にはダイスを振って出目を比較するだけですが、いろいろな条件により
ダイスを振る数や結果が変わるので、単純な中にも宇宙船ごとの特徴が出ています。
攻撃のやり方は以下のとおり。
攻撃側宇宙船のメイン武器値に等しい数の赤色攻撃ダイスを振ります。
その後、活性化フェイズで選択したアクションや、他の能力などによりダイス目を修正します。
→攻撃ダイスが確定一方、目標にされた宇宙船は、その宇宙船の敏捷値に等しい数の緑色防御ダイスを振ります。
その後、活性化フェイズで選択したアクションや、他の能力などによりダイス目を修正します。
→防御ダイスが確定この攻撃ダイスの目と防御ダイスの目の内容により、ダメージを適用するわけです。
簡単にいうと、回避の出目ひとつにつき攻撃命中の出目ひとつを潰せる、という感じで、
その他細かいアクションによって若干変わりますが、おおまかにいうとこんなところです。
もし命中や致命的命中(クリティカルヒット)などによりダメージを受ける場合は
ダメージカードを引いてダメージを表します。
クリティカルヒットダメージの場合は、さらにうれしくない被害がもたらされピンチになりますよ!

ダメージが、その宇宙船の船体値まで達したらその宇宙船は破壊され、取り除かれます。
全ての宇宙船が、この戦闘フェイズの手番を終えたらエンドフェイズへ。
4.エンドフェイズエンドフェイズでは、使用しなかったアクションを帳消しにしたり、エンドフェイズで適用される
効果などを実行し、それが終われば次の新しいラウンドが始まります。
と、こんな感じでラウンドを進めていき、相手の宇宙船の殲滅を目指すわけですね!

いや~!スターウォーズファンや戦闘機好きにはたまらんゲームですなぁ!!
面白かったです!ぜひ他の拡張機体も混ぜて遊びたいですね~!