エッセン・ザ・ゲーム ★★★☆☆ ゲーム紹介 2014年12月12日
行けぬなら 行ったつもりで遊ぼう エッセン・ザ・ゲーム

<基本情報>
【 タイトル 】 エッセン・ザ・ゲーム(原題:Essen The Game Spiel'13)
【 作 者 】 Etienne Espremann , Frederic Delporte , Fabrice Beghin【プレイ人数】 2~5人【プレイ時間】 75分【 対象年齢 】 10歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 ネット通販で購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
エッセン・シュピールをゲーム化したとのことで、実際のゲームがタイルになっており
好きなだけ買えるってところがボードゲームファンにとってはたまりませんw
ただ、基本のゲームはシンプルであまり珍しいタイプのゲームではないので
それほどゲーム自体の目新しさや面白さはないかな~という感じです。
つ~か、扱いのあるゲームが結構な数なのでボードゲームファンでない人が遊ぶと
何が何やら探すだけで大変じゃないのかなと感じます。
要するにボードゲームファン向けのゲームっていう感じですw
2人で遊ぶとあまりプレイヤー間の絡みがなくて淡々としているし、
人数が増えたら増えたで待ち時間が長くなりそうで、と、何人で遊ぶのがいいか迷います。
でもまぁファン同士で4人とかで遊ぶのが面白いかもしれませんね。
僕個人的にはいろんなボードゲームを仮想ではありますが買い漁れて、
しかも買いまくっても誰からも文句を言われず、迷惑もかけないので
ある意味とても楽しく、ストレス発散になりました(笑)
せっかくなので、ボードゲーム好きな人たちとダラダラ~っとグダグダに遊びたいです(笑)【ゲーム内容】毎年秋にドイツのEssen(エッセン)で行われるボードゲームの祭典「シュピール」。
そのイベントを再現したゲームがこの「エッセン・ザ・ゲーム」です。
予算と持てる量を考え、欲しいゲームや人気ゲームを買い漁れるという、
ボードゲームファンなら誰もが憧れる夢のゲームです。
ゲーム自体はいたってシンプル。自分のコマを動かしてゲームが売っているブースに行き
そこで買ったゲームによって得点が入る、という感じ。
ただ、その得点が人気度やランキングなどによって多少増減したりするため、会場の様子や
ライバルの動きを読んで、うまく買っていく必要があるわけです。しかもゲームを持てる数には
限りがあるため、やむをえず一旦会場を離れて買ったゲームを車に運ぶことも重要。
ついでにお金を引き出してさらに買うゲームを増やしちゃいましょう!
という感じで、とにかくうまくゲームを買った人が勝者になるゲームなのです。
会場の全体図はこんな感じ。駐車場からは2箇所の入り口を通じてブースのある会場内に
入ることができます。

会場内で買えるゲームはタイルになっていて、価格や得点などはタイルに書かれています。
基本的にはゲームを買った際に書かれている金額を支払い、描かれている勝利点を得る、
という形です。

中にはゲームによってはゲーム自体の勝利点が書かれていないものもあります。

基本の勝利点はこのようにタイルに書かれているものですが、それ以外に以下の内容により
勝利点を追加で得ることができます。
(1)現在の人気による追加点 これは購入の都度追加で入ります。
(2)中間決算、最終決算でのランキングによる勝利点 これは、ランキングに描かれているカテゴリーごとのゲームの数を
購入したゲームで満たしていれば入る点数です。
(3)ウィッシュリストによる勝利点 これはゲーム終了時点でのみ入るもので、ウィッシュリストのゲームを
購入した数により入る点数です。
ウィッシュリストにはゲームボード上に置かれている「共通のウィッシュリスト」と
ゲーム開始時に各プレイヤーに配られる「プレイヤーごとのウィッシュリスト」が
あります。

各プレイヤーはゲーム開始時に「ウィッシュリスト」=つまり「欲しいゲームのリスト」を受け取ります。これらの得点方法を考えて、うまくゲームを買っていくわけです。
ところで、このゲームは7ラウンドにわたってプレイされます。
1ラウンドは以下の3つのフェイズからなります。
A、会場の状態を調整する「ホール調整フェイズ」
B、スタートプレイヤーが決定される「スタートプレイヤーフェイズ」
C、各プレイヤーが実際にアクションを行う「プレイヤーアクションフェイズ」
A、ホール調整フェイズホール調整フェイズでは、新しいゲームが倉庫やパレット置き場から会場に補充されたり
それによって人気度が変化したりします。
倉庫(重なったタイル)から、パレット置き場(6つの待機マス)にタイルがめくられてきます。なお、中間決算を行うのは第4ラウンド終了時です。
また、最終の7ラウンドでは最終ラウンドのボーナスタイルがめくられて適用されます。
(ゲームが安くなったり、勝利ポイントが上がったりします)

ホール調整フェイズが終了すると、次のステップ、スタートプレイヤーフェイズに移ります。
B、スタートプレイヤーフェイズここではこのラウンドの、次のフェイズであるアクションフェイズのスタートプレイヤーを決めます。
後述する「アクションポイント」を最も多く残しているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
(残したアクションポイントが同じ、という場合はルールに従い決まります)
ここまでのA、Bのフェイズは準備みたいなもので、次のC、プレイヤーアクションフェイズで
いよいよプレイヤーが行動を行います。
C、プレイヤーアクションフェイズさて、それでは各手番の進め方をご説明。。。
手番では各プレイヤーは自分のアクションポイントを使って、好きなだけアクションを行います。
アクションポイントは大きく分けて、
移動や、
プレイテスト(ウィッシュリストの追加)等に使います。
移動は、ブース(ゲームタイル)から隣接(たて、よこ、ななめ)タイルへの移動に1アクションポイント。
ただし、群集がいて混雑しているエリア(色ごとに区分されています)では2アクションポイント必要です。
写真の中央付近の人が一杯描かれているものが、群集を表している群集トークンですそして、ゲームのタイルが置かれている場所へ移動した場合、このゲームを購入することができます。
購入する場合は先述のように、書かれている金額を支払って勝利点を獲得します。
(移動前に、現在いるマスのゲームを購入することもできます)
購入したゲームは自分のアクションスペース(ゲームボードの周回部分にあります)に置きます。
※なお、アクションスペースはゲーム開始時にどこを使うか決めておきます。
そして、ここがこのゲームのポイントなのですが、アクションスペースがアクション数のカウントと
買ったゲームを持てる数の両方を兼ねており、買えば買うほど行えるアクションが減る、という
独特のシステムになっています。
下の写真で見てもらうと分かりやすいかと思います。

アクション数を増やすには買ったゲームを駐車場の自分の車に積み込むしかないので、
適度に車にゲームを積みに行くことをしなければいけません。
車にゲームを積み込むとスッキリ動きやすくなりアクションを行いやすくなるわけですなお、先述のように駐車場にはATMがあり、勝利点を減らすことでお金を補充することができます。
他にアクションポイントを使って行えることは自分向けのウィッシュリストを増やすことで
1アクションポイントを使い山札からウィッシュリストを引いて増やすことができます。
(これをこのゲームでは「プレイテスト」といいます。テストプレイして、欲しいの増えたってことかな?)
あと、アクションポイントは会場中央の中央広場でお金を払って食事をすることで少しだけ
回復することができます。うまく利用すれば会場内を効率よく回ることができます。
手番のプレイヤーが好きなだけアクションを行い、終了すれば次のプレイヤーの手番となります。
アクションポイントは全て使い切る必要はありませんが、持ち越すことはできません。
こんな感じでゲームを行い、4ラウンド終了時点で中間決算、7ラウンド終了時点で最終決算。
中間決算ではランキングによる点数計算を行います。
そして後半に向けてランキングのカードが入れ替わります。
最終決算では、蒸気のランキングの計算に加え、ウィッシュリストの得点計算を行います。
さらに、最終ラウンドに早く会場を出たプレイヤーは会場の混雑から早く抜け出たと
いうことで、「早期出発ボーナス」という点数が少しだけ入ります。
最後までゲームを買って会場にとどまるか、見切りをつけてさっさと帰るか。。。
悩みどころですねw
以上、合計して最も点数の高かったプレイヤーが勝者となります。
ゲーム終了時の様子まだ行ったことないですけどこのゲーム遊ぶとエッセンに行きたくなりますねw