キャメルアップ ★★★★☆ ゲーム紹介 2014年8月14日
ラクダのレースは予想不能!? 追いつけ!追い越せ!乗ってやれ!

<基本情報>
【 タイトル 】 キャメルアップ(原題:CAMEL UP)
【 作 者 】 S.ボーゲン【プレイ人数】 2~8人【プレイ時間】 30分【 対象年齢 】 8歳以上【受賞歴など】 2014年度ドイツ年間ゲーム大賞受賞【入手・プレイ状況】 自宅ゲーム会でプレイ【個人評価(3人プレイ)】 ★★★★☆
最後の最後までどうなるか分からないレース展開が想像以上に熱くバカらしく
とても面白かったです。年間ゲーム大賞は納得の楽しさでした。
ラクダが同じマスになった場合、上に乗せたり下に潜り込ませたりで順位が変わる
ところがとても良いアイデアで、順位が一気に変動してとても盛り上がりました。
自分のラクダを勝たせるのではなく勝者を予想する賭けゲームですが、短い単位で
清算が数回あり、賭けの方法も複数あるので予想が外れてして差がついても挽回が
しやすく、最後まで楽しく遊べます。
また、複数の賭けの方法がありますがすべてとてもシンプルなので初心者の方でも
それほど難しくなく遊べるのもいいところです。もちろん短時間で遊べる点も良いです!
もともと評判が良かったゲームでしたが、大賞受賞と日本語版の発売もあって入手も
しやすくなっており、持っておいて損のないゲームだと思います。
短時間、簡単ルール、多人数可、楽しい、見た目もカワイイと良い所いっぱい。
これ、うちでも絶対買うわw【ゲーム内容】5頭(5色)だてのラクダのレース。
ダイスを振って進むラクダに賭けて、1レースで最もお金を稼いだ勝者を決めるゲームです。
各プレイヤーは最初にお金3と、投票用の5色のカード1セットずつ、砂漠タイル1枚を持ちます。
ゲームボード上にそれぞれのタイルや、ラクダの初期位置を決めるなどの用意をします。
ゲームボードは下の写真のようにレースのエリアと賭け等のエリアに分かれています。

詳細はあとで書きますが、賭けのエリアは大体こんな感じ。

ゲーム開始前に基本的な決まりをご説明。
まず、1レースの終了=ゲームの勝敗は、16マスのマス目をいずれかのラクダが越えたときです。
(16マスのところにはゴールラインが描かれているので、それを越えたときですね)
次に、1レースの中には「レグ」という単位があり、これは全ての色のラクダのダイスが
1回ずつ振られた区切りのことを言います。
後述しますが、ダイスはピラミッドの仕掛けの中に入れられています。ダイスを振るたびに
ピラミッドの中からダイスが出ますので、全部のダイスが出たら1つのレグが終了となり、
賭けの処理などをしたあとにダイスをピラミッドに戻し、新しいレグが始まるわけです。
さて、ゲームがスタートすると手番プレイヤーは以下の4つのうちから1つを選んで行います。
1、ダイスを振ってラクダを進める(金1のタイルも受け取ります)
2、そのレグのラクダの賭けタイルを1枚取る
3、砂漠タイルをコース上に置く
4、レース全体の賭けをするんでは、詳細は以下をご覧下さい。。。
1、ダイスを振ってラクダを進める(金1のタイルも受け取ります)ラクダを進めることに決めたプレイヤーは、賭けのエリアにある金1のタイルをとりダイスを振ります。
ダイスは、コースの真ん中にあるピラミッドの中に入っています。

ピラミッドを裏返し、スイッチのようなものをグイっと押し込むとダイスが1つ出ます。
出たダイスの目の数だけ、その出たダイスの同色のラクダを動かします。
動かすラクダの状態によって、以下のとおり動かします。
・動かすラクダがコース上に単体で居るか、他のラクダの上に乗っているが1番上である場合
→そのラクダだけを出た数字分前進
・動かすラクダの上にラクダが乗っている場合
→上のラクダごと、出た数字分前進。上下の順は変えない点に注意。

なお、ラクダを動かした先にラクダが居た場合は、動かしたラクダを、もともとそのマスにあった
ラクダの上に重ねちゃってくださいwww
あ、止まったところに砂漠タイルがあった場合の処理は後述です。
2、そのレグのラクダの賭けタイルを1枚取るレグの終了時に最も前にいるラクダを当てるための賭けをすることができます。
順位は、普通に前後のマスにバラけている場合は前にあるラクダから1位、2位、と数えますが
重なっている場合は、その中で1番上のラクダがより前にいて、下にあるほどより後ろにいると
数えます。この点、注意してくださいね。
レグの賭けタイルは各色3枚ずつあり、的中した場合にそれぞれ金5、金3、金2になります。
タイルは上から5→3→2の順で積まれていて上から取るので、先に取った人ほど配当金が
高いということになります。
なお、その色のラクダが2位だった場合は残念賞として金1だけもらえます。
一方、3位以下になった場合は罰金として金1を支払います。
3、砂漠タイルをコース上に置く砂漠タイルは各プレイヤーが1枚ずつ持っており、これをレースコースに置いたり、
すでに置いてある自分の砂漠タイルを置きなおしたりできます。
(砂漠タイルは現在ラクダが居るマスには置けません。また砂漠タイルを隣接させられません)
砂漠タイルは表に+1、裏に-1が描かれており、どちらかの面を上にして置きます。
砂漠タイルのあるマスにラクダが止まった場合、+1だった場合は1マス分前進し
-1だった場合は1マス後退します。

このときの処理ですが、前進した先にラクダが居た場合、その上に乗せます。
後退した先にラクダが居た場合、
一番下に潜り込ませます。
なお、砂漠タイルが踏まれた場合、その砂漠タイルの持ち主は銀行おり金1を受け取れます。
4、レース全体の賭けをする2では「レグの賭け」をご紹介しましたが、こちらはレース全体の賭けです。
最初に配られていた投票カードはここで使用します。

レースに賭けるプレイヤーは、1位か最下位を予想して賭けることができます。
1位(または最下位)になると予想したラクダの色のカードを、該当する置き場に裏向きで置きます。

レースの終了(つまりゲームの終了)時にそれがあたっていた場合はお金を受け取れます。
外れていた場合は罰金を取られます。
なお、当たっていた場合に受け取れる金額は、的中させた順番により変わります。
最も早く予想していた的中者には金8、次の的中者には金5・・・という感じで
先に予想していたプレイヤーの方が高いわけです。
以上、手番でできることをご紹介しました。
手番を行ったら左隣のプレイヤーに手番が移ります。
レグが終了するまではそのような順番でゲームを進めていきます。
レグが終了したら、獲得した金1のタイルの枚数分の金を受け取ります。
そしてレグの賭けの結果によりお金を受け取ったり罰金を支払ったりします。
その後、各タイルをもとの場所に戻し、砂漠タイルを手元に戻します。
新しいレグはレグを終了させたプレイヤー(つまり最後のダイスを振ったプレイヤー)の
左隣の人が手番プレイヤーとなって始めます。
こんな感じでゲームを進めていき、いずれかのラクダが16マス目のゴールラインを
越えたらゲーム終了。
レグの終了と同じ処理をし、その後レース全体の賭けの結果の配当金・罰金処理をし
最もお金をたくさん持っていたプレイヤーが勝者となります。
たった16マスのレースですが、ラクダが重なることで予想外のレース運びになり
「このダイス目出るな~!!」とか「出ろー!!」と熱くなりとっても楽しいです!
序盤でオレンジがリードしたかと思ったら。。。

上に乗っかったラクダが運ばれた後にダッシュかましたりして。。。

もうだめかと思ったら、また上に乗っかって運んでもらったりして。。。
上に乗っかったまま、下のラクダが運んでくれて優勝とかwww
なお。。。

と、こんな感じでとっても面白いゲームでしたよ~!