主演:レオナルド・ディカプリオ
マット・デイモン
ジャック・ニコルソン
監督:マーティン・スコセッシ
お気に入り度:★★★☆☆☆☆☆☆☆(10点中/3点) <ひとことコメント>
例えるなら、正統派サスペンスで「犯人は超能力者だった」
というぐらいの理不尽さ。
元ネタの映画をみていなかったためCMと予告で観にいきましたが
かなりガッカリな作品でしたねぇ。
↓以下ネタバレあり(反転させてます)
序盤はディカプリオ扮する警官がマフィアに潜入するところと
ジミー大西、もとい、マット・デイモン扮するマフィアの一味が
警察官となり、キャリアアップしていく様子などを描いています。
このへんは普通かな。
中盤では正体がバレるかもわからない状況ができてしまい、そこから
話がスリリングに展開するのかと思いきや、あっさり警察のボスや
マフィアのボスが死んだり、挙句の果てにはディカプリオも一撃で
殺され、その殺した奴は突然「おれも(マフィアの)ネズミ(潜入者)だ」
みたいな感じで、何の伏線もなく衝撃的な告白w
しかもそいつその数秒後にはこれまた一撃で殺されてるし、最後は
ジミー、もといマット・デイモンまで一撃で殺される始末。
ジミーちゃんなんかは恋人にも振られ、マフィアである本来の居場所も
結局は自分の行動で失ったわけだし、あっさり殺しちゃうよりも
そのまま生かしちゃうほうが絶望的じゃないかなぁ。
ダマしダマされの展開などはほぼ皆無で、伏線のないまま突然展開する
ストーリーと衝撃の告白に唖然。
キャスティングなどは悪くなくキャラクターも立っているだけに、
最後の方の誰も彼も殺して、はい終わり、みたいな展開に幻滅。
観終わって何も残らない作品でした。観る前に「『追いつめられて』みたいな緊張感ある映画かなぁ」とか
思ってただけに、ショボーンってなりました。
(『追いつめれれて』はケビン・コスナー主演の映画で最後の方の
犯人探しのあたりはかなりスリリングで見応えありです)
まぁとにかく、コンセプトがいまいちわからん映画でした。