クリーチャーズ ★★☆☆☆ ゲーム紹介 2013年2月4日
ゆるくてキモいクリーチャーでどつきあい。クリーチャー名が(笑)
<基本情報>
【 タイトル 】 クリーチャーズ(原題:Creatures The Card Game)
【 作 者 】 【プレイ人数】 2~6人【プレイ時間】 20~60分【 対象年齢 】 8歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 ネットで購入【個人評価( 人プレイ)】 ★★☆☆☆
やることは単純な数比べで、カード運でどうしようもないこともありますが
完成したクリーチャーのイラストと名前で笑えたので結構盛り上がりました。
クリーチャー名がカードごとにブツ切りになった名前の組み合わせで決まるので
絶妙なハズし方の名前になったり、名前の割りになにこの弱さwみたいな感じに
なったりで、ネーミングこそこのゲームの命かなとも思います。
名前とイラストの出オチ系で笑えるメンバーとなら楽しめるおバカゲーですね。
一方、戦略、戦術、駆け引きなどはほとんどなく、手札カードの中からできるだけ
合計数の大きい組み合わせを作る作業ゲーといった感じなので合わない人には
全く面白さが感じられないと思います。
また、単純なゲームで戦略性もほとんどないのに人数によっては5匹もの
チャンピオンを作る(勝利する)必要があり、長すぎるかな~と思いました。
「毒持ち」というカウンターのようなカードの出し方が、もう少しゲーム中で
うまく機能していれば、面白さも上がったのになぁという気はします。
なお、何度かあそんだときに手札のめぐりが究極に悪いプレイヤーがいて
全くゲームに参加できませんでした。カードの交換が部分的に行えず
全部捨て札にしての全部交換しかできないため、部位がそろわずに全く
ゲームにならないということがあり、これはちょっと問題だなと思いました。
イラストとかネーミングの間抜けさとか、結構好きなのでゲームとしての
完成度がもう少し高ければよかったな~と思います。【ゲーム内容】頭、胴体、尻尾の3つの部位が描かれたカードを使ってクリーチャーを作り
他のプレイヤーのクリーチャーを全部倒せばそいつがチャンピオンとなります。
何回かの手番を繰り返して、このチャンピオンを一定数作り上げた人が勝者です。
基本的に手札は7枚持っています。残りのカードや山札になっています。
そして手番の最初に山札より1枚を追加し、計8枚の手札の中から頭、胴体、尻尾を
1枚ずつ出してクリーチャーを作ります。
(作りたくない場合や、作れない場合は手札から1枚捨て札にして終了)

クリーチャーを作るなら、頭、胴体、尻尾がちゃんとつながるように表向きに
テーブルの上に出し、つなげて置きます。これが自分のクリーチャーです。
強さはそれぞれのカード左上部に書いてある数字の合計で例えば下の写真なら
2+4+4=合計10となります。
そしてこのカードにはそれぞれ名前の一部が書かれており、つなげると
このクリーチャーの名前となるわけです。つまりこのクリーチャーは・・・
モスガルー (笑)

いや、惜しい。。。実に惜しい。。。カンガルーかと思ったら頭が蚊(モスキート)。
ちなみにこの10という強さは、結構弱いほうですw
で、いったんクリーチャーを出せば必ず他のプレイヤーと戦わなくてはいけません。
どの順番で戦うかは選べますが、特定のプレイヤーを回避したりはできません。
全員と戦わないといけないのです。
戦いを宣言されたプレイヤーのやることも単純で、できる限り応戦します。
手番プレイヤーと同じように手札から3つのパーツでできたクリーチャーを出し
合計数の数字でどちらが大きいかを競います。単純に大きいほうが勝ち、
同数は引き分け小さい数字の方が負ける、という感じです。
勝った方のプレイヤーは倒したクリーチャーのパーツ1つをもらうことができます。
これを捕食といい、このカードは手札に加えて後ほど使うことができます。
(ただしこのターン中は無理です)
なお、一部のクリーチャーカードにはPOISON(毒)の表示があり、3つの箇所に
全てこの毒要素があるクリーチャーを出した場合は防御時に有利になります。
基本的に毒持ちは弱めの数字のカードに多いのですが、うまく使えば大逆転
ということも可能になっています。
(先述のように、もう少しここがうまく機能すれば戦略性が増したんですが。。。)
また、防御側のプレイヤーがクリーチャーを作れない場合(ある部位がないなど)
自動的に負けとなります。
このようなプレイヤーとの戦いを、全員を倒すか、負けてしまうまで行います。
負ければ捕食されたカード以外の部位をすべて捨て札にして終了です。
勝利し続け、全プレイヤーのクリーチャーを1つずつ倒したら、自分のクリーチャー
はチャンピオンとしてそのまま表向きに自分の前に出しておきます。
チャンピオンのカードは分解して再度使ったりできません。
ゲーム終了までそこに残ることになります。
これで手番は終了、次のプレイヤーに移ります。
このようにしてチャンピオンとなったクリーチャーを、プレイ人数によって
あらかじめ決められている数に最初に達したプレイヤーが勝者となります。
(例えば4人プレイヤーなら4匹です)
正式ルールの数をそろえるのは長いと思ったら、減らしてもいいかもしれません。
実際うちでも少し減らしました。
こんな感じでチャンピオンをどんどん増やしていきますなお、手札が減った場合(例えば捨て札にしたなど)は適宜7枚まで補充します。
ですので負けたからといって落ち込む必要はなく、むしろカード補充によって
手札が入れ替わり強いクリーチャーが作れるかも!と楽しむほうが良いです。
このように、勝敗のつけ方は非常に単純なのですが、ゆるキモなクリーチャーが
いい味を出しており、変に愛着の沸く変わった印象のゲームでした。(笑)