ラブレター ★★★☆☆ ゲーム紹介 2012年10月10日
憧れの姫様に、届きますように・・・って大臣、お前かよ!
<基本情報>
【 タイトル 】 ラブレター(原題:Love Letter)
【 作 者 】 カナイ セイジ(カナイ製作所)【プレイ人数】 2~4人【プレイ時間】 5分【 対象年齢 】 【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 ゲームストア・バネストで購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★☆☆☆
2人プレイで、1発目で当てられて終わり、というどうしようもないことが続くと、辛い。
超短時間ゲームなので事故だと思ってやり直せばいいのですが、そういう目にあうと
繰り返して遊びたいとも感じなかったのが率直な印象でした。
一方、初弾事故がなければ読み合いはそれなりに面白く、カードの強弱、特殊能力が
適度に調整されていてムムムと考えることも出てきます。
2人で遊ぶよりは3人以上で遊ぶほうが向いているゲームかも知れませんね。
テーマが姫への恋文というのも面白く、箱代わりの封筒も違和感なしのアイデア勝ち。
そして相変わらずここのイラストは良いですね。【個人評価(4人プレイ)】 ★★★☆☆
このゲームはやはり3人以上、できれば4人で遊ぶべきですね。
2人プレイのときと全く面白さが違いました。2人プレイでの印象が強くて
長らく遊んでいなかったのですが、4人で遊んでようやく楽しみ方がわかりました。
読み合い・駆け引きの面白味が4人だと抜群です。しかも短時間で遊べますので
何度か繰り返し遊んでいると全ての役割を担当することができるのも良いです。
3人、4人で遊ぶ機会がある方なら、ぜひ持っておきたいゲームです。(更新:2015年11月1日)
【ゲーム内容】いろいろな身分の協力者を使って姫様にラブレターを届ける、というテーマのゲームです。
自分の協力者(=保持している唯一のカード)を見抜かれてしまうとゲームから脱落するので
他のプレイヤーに見抜かれないようにしなければいけません。
ゲーム終了時、最も姫様に近い者にラブレターを託せたプレイヤーが勝者となります。
ロマンティックが止まらないですね。ゲームの入っている封筒がラブレターぽくていいじゃないですか。

封のシールは何種類か違うのがあるみたいですよさて、肝心のゲーム内容です。
カードには1~8までの数字が描かれており、1は兵士、2は道化・・・7は大臣、8は姫様
というように数字が大きいほど姫様に近い身分というふうになっています。8はズバリ姫やし。
まず最初にプレイヤー人数に応じた数のカードをゲームから除外しておきます。
残りのカードは山札にしておいて、各プレイヤーとも1枚ずつカードを受け取ります。
このカードは各プレイヤーが毎手番で捨て札にする場合や、カードの効果で見せる場合以外
他の人に見せてはいけません。なぜなら、自分が持っているカードを当てられることが
ゲーム脱落の条件(=他のプレイヤーのカードを当てることが勝利への道)だからです。
各プレイヤーが1枚ずつカードを持っている、という状態でゲームは始まります。
手番では、まず山札からカード1枚を補充します。これで手札は2枚ですね。
そしてその2枚のうちから1枚を選んで自分の前に捨てます。
ただし、このゲームでは単に捨てるのではなく、捨てたカードに特殊な能力があれば
それを適用しなければなりません。

各カードの特殊能力は、他のプレイヤーのカード内容を当てて脱落させるものや
他のプレイヤーのカードを覗けるものであったりと様々あります。考えて使いましょう。
また、カードを捨てる際にはその数字にも気を払わないといけません。
というのも、ゲームの勝利条件が
「他のプレイヤー全員が脱落」 か
「ゲーム終了時に最も数字の高いカードを保持していたプレイヤー」かのどちらかだからです。
(ゲーム終了時=カードが山札が尽きたとき、です)
つまり、ゲームに勝つためには終盤になればなるほどカードの数字が大きいものを保持したい。
でもそれをすると自分の持っているカードを読まれて、当てられてしまうのでは・・・
という悩ましさがあるわけですね。
しかも数字が小さいカードは割と枚数が多いのに比べ、大きな数字のカードは1枚ずつしかなく
今までの捨て札や他のプレイヤーの手札次第では簡単に読まれてしまう場合もあるので大変。
この辺のバランスはなかなか面白かったです。

結果、大臣がラブレターを持っている、なんてことが多かったりしました。
あんた宛とちゃうで!ちゃんと姫様に届けてや~。
ルールは簡単、時間も約5分、価格は500円。ちょっとした空き時間にサクっと遊べますよ。
二人戦の時の事故が辛いとの事ですが、
↓こちらの方が提唱されるヴァリアントルールをお勧めします。
http://powernine.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
バリアントルール抜粋
> 「LoveLetter」2人用バリアント
> 1.最初にお互いにカードを3枚ずつ配る。
> 2.3枚の中から1枚を選んで、最初の手札とする。
> 3.使わなかったカードは伏せて手元に置く。確認したければそれを捨てた本人のみ、確認してもよい。
> 以降は通常と同じく、1枚引いて、1枚を捨てる(効果を発揮する)を繰り返していきます。
運要素が緩和され、また初手の選択から非常に悩ましく
(相手が兵士を選んだと予想して、こちらも騎士を選択してみたり)
相手が何を選ぶのか予想する心理戦も熱くなる思います。