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ダンジョンクエスト ★★★☆☆ ゲーム紹介 2011年11月2日
財宝ねらってダンジョン探索。ちょwww、キビしすぎwww

<基本情報>
【 タイトル 】 ダンジョンクエスト(原題:DUNGEONQUEST)
【 作 者 】 【プレイ人数】 1~4人【プレイ時間】 90分【 対象年齢 】 12歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 イエローサブマリンなんば店で購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
もとのゲームは1987年に出たとのことで、ダンジョンを進むのもイベントが発生するのも
基本的にはタイルやカードを引きそれを適用するというシステムでありやや古く感じます。
戦闘のやり方は若干駆け引きがありますが、それでも全体を通じてあまり頭を使って遊ぶという
感じではなく全体的な雰囲気であったり世界観を楽しむようなゲームなのでしょう。
さらにプレイヤーが行なう行動も思うように行かないことの方が多く、行き止まりにはまったり
不条理な罠などにやられてしまうこともしばしば。マゾゲーといってもいいと思います。
ファンタジーの雰囲気があってRPG風のゲームも好きな僕としては結構楽しめました。
ですが、割とファンタジーやRPG風が好きなはずの嫁さんのまっきゃんはイマイチな感じ。
理由としては苦しいイベントが多くて探索してる楽しさがない、というものでしたので
かなりくせのあるゲームなのでしょうね。細かいルールが多いのも気になります。
いわゆるドイツゲームのような思考性は低いですし、2人でも90分程度の長時間ゲーム。
人数が増えれば増えるだけゲーム時間も長くなりますので、3人以上で遊んで戦闘にも
絡まないと待ち時間も結構長くなりそうです。遊ばれる際にはその辺も理解したうえで
遊ばれるほうが良いと思います。
まぁ運の要素がかなり強いゲームですので、勝った、負けたと結果を求めるよりも
運の悪さ・不幸さを笑い飛ばし、ピンチをギリギリで切り抜け、かと思えば簡単に死んだ!
みたいな途中経過を楽しむゲームだと割り切って遊ぶと楽しめると思いますよ。
個人的には、理不尽なイベントでボロボロになりながらも結構楽しかったので、しばらくは
1人プレイ(公式ルールであります)をすることになりそうです。【ゲーム内容】モンスターに襲われたり、いろいろな罠が作動したりするダンジョンを探索していき
日没までにドラゴンの護る財宝を奪って帰るファンタジーRPGテイストのゲームです。
ゲーム中央にゲームボードを置き、カード類、トークン類、タイル類を準備します。
各プレイヤーは自分が使うキャラクターを選びます。キャラクターにはそれぞれの
特徴や固有能力などがありますのでよく考えましょう。
キャラクターには力、すばやさ、防御、運の能力値と、固有の特殊能力があります準備完了したらゲームスタートです。
ゲームの基本的な流れは以下のような感じです。
「移動」or「その場を探索」を選ぶ ↓
それに応じてカードやタイル等を引き、処理を適用 ↓
次のプレイヤーへ・・・ ↓
スタートプレイヤーに戻ったら時間を進める
(日没がゲーム終了のタイミングなので)スタートプレイヤーからゲームを開始し、各プレイヤーは手番では「移動する」か
「その場を探索する」かを選ぶことになります。
移動は縦または横に隣接する隣のタイル位置まで1マス分動かしますが、そこにまだ
タイルが置かれていなければタイルを引いて配置します。
タイル配置は一定のルールに従って行ないます。移動前の位置との関係でタイルの向きが
決まるため、思った方向へは進めなかったりします。
(壁のある方向には進めない、等もっともらしい理由があるためです)
最初はほとんど先が分からない未探索(タイルが置かれていない)状態です引いたタイルの種類によっていろいろな処理をすることになります。
例えば、イベント(出来事)が起こる「ダンジョンカード」を引く処理を行なったり
場合によってはそのタイル自体に仕掛けがあってその処理を行なったりという感じです。
引いたダンジョンカードは「モンスターが現れ。襲われるかどうかを判定する」でしたさすがにダンジョンというだけあって、イベントカードのほとんどの内容は
冒険者に降りかかる試練というような感じです。厳しいカードが多いです(笑)
それをものともせず、ダンジョンを探索していくのはまさにRPGの世界ですなぁ。
冒頭のほうで一応「ドラゴンの護る宝」としましたが、別にドラゴンのいる部屋へ
危険を冒して行かなければならないわけではありません。出口付近をグルグル回って
ちっちゃな宝を集めているだけでも勝てるときは勝てます。
というのもボード中央にあるドラゴンの部屋には確かに高価なお宝もあるのですが
それよりも危険が大きいからです。
しかも進むべきタイルは裏向けてランダムに引くため、スムーズに目的地まで
進めるわけではないんですよね。
下の写真みたいに、もうドラゴンのいる財宝の間は目の前なのに、引くタイル引くタイル
ほとんど行き止まりでグル~ッと遠回りしないといけない!みたいなこともしばしばです。
財宝目の前なのに、壁ばっかり出て入れない例(笑)移動ではなく「その場所を探索する」を選んだ場合には、その場に留まって
探索用のカードを引きます。良いカードの場合だとちょっとした財宝を手に入れたり
さらに地下にある秘密墓地”カタコンベ”の入り口を見つけたり。
悪いカードだと罠に引っかかったり、敵に遭遇したりという感じですね。
まぁとにかくカードを引いてイベント処理、カードを引いてイベント処理、の繰り返しです。
さてRPGといえばモンスターとの戦闘!ということで、イベントなどでモンスターに
遭遇した場合、逃げなければ戦闘となります。
戦闘は簡単にいうと戦闘カード(とキャラクター固有のパワーカードというもの)を使って
モンスター役の他プレイヤーと数比べをするのですが、カードの種類によって3すくみに
なっている「反撃」という要素などがあり、駆け引きが楽しめるようになっています。
これは現版になってからの新戦闘ルールのようで、昔のは違う戦闘方法みたいですね。
戦闘はルールが分かりにくく、慣れるまで少し複雑に感じました。慣れれば簡単ですけど。戦闘ではダメージを積み重ねていき、自分かモンスターどちらかが倒されるまで続きます。
戦闘に勝ってもダメージが残ったままになるので後々しんどいです。。とほほ。。。とまあ、いろいろな(不条理な)試練を乗り越え、ドラゴンの眠る財宝の部屋へ着けば
ウハウハの財宝取り放題!
(ただし、ドラゴンが目を覚ますまでに限る)そうなんです。これが一番厳しいんです(笑)
まぁ簡単にいえばドラゴンカードを引いて「眠っている」ならセーフ。財宝2つゲット。
「起きた」なら財宝全部ボッシュートで、さらに大ダメージ受けて退散。
いやいやいやいやいや・・・おいおいおいおいおい一番肝心なとこ、カード運かよっ!!(笑)簡単にいうとこういうゲームです。ここに尽きると言ってもいいかも知れません。
ですから、好みが分かれるだろうな~と思うのです。
やった~!やっと財宝の部屋にたどり着いたぞ、と
ドラゴンが眠っている間は財宝取り放題!起きないでね!
うまくいけばお宝ザクザク!メシウマ状態!でも・・・ここからが肝心!
出口まで戻って、無事にダンジョンを脱出しないといけません!全員がこう言うと思いますよ。
えぇぇぇ・・・あの道のりを戻るの・・・ハァ・・・この帰りの道のりがまた遠い遠い。
ゲームも中盤~後半に差し掛かっていると思いますので、日没も近くなってきており
余計に長く感じます。とにかくできるだけ早く、スムーズに、無事に戻ることです。

どこでも良いのでボードの角っこにある出口へ無事たどりつければ脱出できます。
ここまでたどり着いて、はじめて持っている財宝などが得点として扱われます。
ホント、よくぞご無事で生還されましたな。日没を迎えるか、もしくは全プレイヤーが脱出or死亡した場合にゲームが終了。
脱出できたプレイヤーの全得点を計算して最も高得点の人が勝者となります。
価値4000の財宝は、ドラゴンの部屋でなくカタコンベで発掘!すげぇ!なお、この初プレイでは僕やおきんは日没までに脱出できず閉じ込められてしまいました。
(ドラゴンの晩ごはんになった模様)
まっきゃんは財宝の部屋のみならず、カタコンベに潜って上記写真の4000点カードまで
獲得し、しかも悠々と脱出して圧勝!
こんな、まっきゃんですが「う~ん、イマイチかなぁ・・・」とのことでした。
完敗で、ドラゴンの晩ごはんになった僕が面白く感じ、まっきゃんがイマイチと。
このことからも、しつこいですが好みの分かれるゲーム、なのでしょう。
細かいルールが多いゲームなので触れずにすっ飛ばしてきましたが、ちょっと説明を
しておいた方が良いところをまとめてここで書かせてもらいますね。
カタコンベまぁ要するにこのドラゴンのダンジョンのさらに下層にある隠しダンジョンみたいなもんで
入り口もランダムなら出口もランダム。しかも処理も独自の処理をするというものです。
価値の高いお宝も極稀に手に入ります。
ボード上のタイルを無視して移動するため、好き好んで入るというよりも、袋小路で
身動きが取れなくなってしまった場合などにやむをえず潜る場合も多々あります。
能力の判定罠等があった場合、4つある能力(力、すばやさ、防御、運)の数値とダイス2個の出目を
比較して能力値を下回っていたら「成功」、能力値を超えてしまっていたら「失敗」。
どの能力と比較するかはそのイベントによって異なります。キャラクターによって数値が
異なるため、満遍なく平均的なキャラを取るか、1点特化型を取るかは好みですね。
能力判定に失敗した場合は、その能力判定を繰り返す限り成功しやすくなるように
チップを使って成功確率が増えていきます。
死亡について基本、よく死ぬゲームです。戦闘や罠で体力が0になって死亡。閉じ込められて死亡。
イベントカードでサイコロ振って死亡、などなど。
死んだら基本はゲームから離脱して終わり(マジでゲームオーバー)なのですが
うちではオプションルールの「実は生きていた(要するに気絶してたことにする)」で
復活させて遊んでいます。よく死ぬのにゲームオーバーだとどうしようもないですから。
たまには頭を使わずカードに翻弄されるのもまたよしかと。
そして死に方を最大限楽しみたいので(笑)、復活ルールは無しでやってます。
しかしいくつかある戦闘ルールはどれももう一つ気に入らなかったので、ルーンバウンドのそれを元にしたオリジナルルールで遊んでいます。
元々のルールはソロプレイにも向きませんし。
リンク先は先日のゲーム会の様子で、4人でダンジョンクエストもプレイしています。
もちろん結果は全滅でした(笑)