浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

フェリニア 【ボードゲーム】

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 フェリニア   ★★★★☆ ゲーム紹介 2011年7月17日

 新大陸フェリニア目指してネコが奮闘!

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<基本情報>
【 タイトル 】  フェリニア(原題:Felinia)
【  作 者   】  ミハエル・シャハト
【プレイ人数】  2~4人
【プレイ時間】  60分
【 対象年齢 】  10歳以上
【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】  イエローサブマリンなんば店で購入
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★
基本ゲームを遊んだ感想です。
視覚的にも分かりやすい競りのシステムは面白いと思いました。ワーカープレイスメントの
ような感じですが、競りトークンを重ねることで価格も表現しているのは独特ですかね?
あまり他のゲームでは見たことがなかったので斬新に感じました。
その他にも、少なく厳しいお金をやりくりする点、時間がくれば出航してしまう船、
タイルと商人コマによる得点の伸ばし方など、シャハトらしいいくつかのジレンマが
ほどよくあったので遊んでみて楽しかったです。

一方、今回のゲームでは競りの市に並べられるタイルや船のタイル、交易タイルなど、
タイルめくりの部分が多いので偏りの運などが少し強めに感じました。
タイル交換ができるアクション選択により軌道修正できるようになっていたり
偏るから競りが盛り上がる、などポジティブな点もありますが好みの分かれそうな
印象も受けました。2人よりも人数が多いともっと面白いかも知れませんね。

全体的には良く出来ているゲームに思いました。基本ルールでも初心者~中級者
ぐらいの方までは楽しめるのではないかと思います。
いつになるかは分かりませんが、上級ルールでも遊んでみたいと思います。



【ゲーム内容】

新大陸フェリニアは、商売のチャンスに溢れる未開の地です。
ネコの国からそこへ商人を派遣して交易所を確保することで商権を拡大し、
より大きな繁栄を気づけた者(ネコ?)が勝者となります。

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右側がネコの国、左側が新大陸フェリニアです。

※なお、基本ルールの説明になります。

ゲームの流れは割りとシンプルです。

(1)競り(競りコマの配置)
     ↓
(2)取引(商品等の確保)+乗船
     ↓
(3)大陸の探検
     ↓
(4)保管(商品タイルの持ち越し)
     ↓
(5)次ラウンドの準備

ざっくり書けばこんなかんじですね。


プレイの流れを説明する前に基本的な事項の説明です。

各プレイヤーは手元に自分の選んだ色のボードを持っています。
ここでは所持金を表示したり、競りの際に「お金を入手する」アクションを
実行したりという役割があります。
所持金の数字のところにお金表示トークンを置くことで表示します。
この場合はお金4を持っていることになります。お金の増減により、このトークンを
動かして現在の所持金を表します。

競り札は各プレイヤーボードの少し上にある、ひらべったい自分の色の木のトークンです。
あと、左側にある黄色い人型(ネコ型?)のが商人コマです。

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ゲームボード上には4隻の輸送船がありますが、その船の形に合わせた船タイルを
毎回準備することになります。写真のようにピッタリ合わさる形になっています。
ここには「何人(匹)乗れるか」と「乗船するために必要な商品等」、さらにこの船の
出航時刻が描かれています。

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ゲームボード上のフェリニア王国は5色のエリアに分かれており、各エリアの中は
さらに細かく分けられています。この最も小さい単位(1マス)を州といいます。
準備の段階で、交易所マークのある州には交易タイルを置きます。
(基本ゲームでは裏向きで置きます)

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交易タイルを集めることと、交易地のまとまりを作ることが大きな得点源となります

袋から商品タイルを引いて市場に並べて準備します。
また、プレイ人数にあわせて、最初に所持する商品タイルを各プレイヤーは受け取ります。

あとはゲームの流れの中で都度説明していきます。

(1)競り
まず競りですが、競りトークンを市場などに置くことで行ないます。
(スタートプレイヤーは順番に変わることにより公平になっています。)

競りトークンを置く手順は、他のゲームでも見かけるゲームシステムのひとつ、
ワーカープレイスメント(労働者配置)の要領で行なっていきます。

とりあえず自分が手に入れたい商品のあるところに競りトークン(競り札)を置きます。
自分が置けば隣のプレイヤー、という風に順番に、3つずつ全員が置ききるまでです。

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(2)取引+乗船
で、なんでこれが競りになるのかと言うと、競りトークンは置いた順番に重ねられる
ようになっており、この重なった枚数こそがその時点での価格になるからなのです。
そして、商品を確保していく順番は、一番上の競りトークンの持ち主から、となります。
つまり、下の写真の例ですと、ここの市場で最も最初に商品を確保できる権利があるのは
赤色プレイヤーとなっており、その時点での価格は3ということです。

この金額で商品を買った場合、その分のお金を支払ってその市場の任意の商品タイルを
受け取ります。そして自分の競りトークンを回収。
そうすると、最も上の競りトークンがなくなり、上から2番目だった競りトークンが
最も上に来ますので、この競りトークンのプレイヤーがその時点での権利者になります。
(下の写真の例だと、2番目も赤プレイヤーとなります。価格は2になります)

なお、商品は値段が気に入らなかったり、お金が足らなかったりした場合は買わないという
選択肢もあります。その場合も同様に次の権利者に確保できる権利が移っていきます。

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なお、競りトークンは市の他に「商人ギルド」(商品タイルの交換などができる)や
自分のボード(お金を獲得できる)に置くこともできます。所持金や商品タイルの
内容によってこれらを選ぶことも重要です。

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商人ギルドはボードの右下あたりにあります。こんな感じです。


さて、フェリニア大陸へ渡るためには、4隻ある船に乗り込んでいかなくてはなりません。
船についてはいくつかのルールがありますのでそれをご説明します。

まず、当然のことながら船に乗り込めるスペース(マス)が空いていることです。
○(マル)が描かれている数が定員となります。1か2のどちらかです。

そして乗り込むためには船タイル(船の模型にはめ込んであるタイル)に描かれている
商品タイルやお金を支払えることが条件となります。
例えば下の写真の場合だと、紫のタイル2つと茶色のタイル1つです。
これを支払えれば、商人コマを船に乗せます。2つ空きがある場合は前からです。
空きがあり、支払える商品タイルがあり、商人タイルがある限り、複数の商人コマを
1つの手番で乗せても構いません。

なお、乗船の前提として「取引を完了していること」が必要となります。
簡単にいうと、その乗船させたい手番のときに何かしらの取引を行なっている、
ということです。つまり競りトークンは置いたけど、結局何も買わなかったり
商人ギルドで交換をしなかったり、というように取引自体が成立しなかった場合は
他の条件をクリアしていても乗船させることはできないのです。

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船の空きスペースは早い者勝ちです。他プレイヤーの狙いを予測することが必要です。


前プレイヤーが取引の処理と乗船を終えれば、いよいよ船が出港します。

(3)大陸の探検

<出航>
原則としては、船ごとに乗船できるスペースが全て埋まっているかを確認し
埋まっている船があればそれが出航します。
乗船スペースが全て埋まっている船が複数ある場合は、船の先端に書かれている時刻が
早い順に処理をしていきます(つまりこの時刻は出航時刻ですね)。
なお、乗船スペースが全て埋まっている船が1隻もない場合は、最も出航時刻の早い船
1つだけが強制的に出航します。この場合で商人コマがひとつも乗っていない船は
単純に船タイルを外して捨て札にします。フェリニアへは誰も行かなかったということです。


<到着>
商人コマが乗っている船が出港した場合、その船タイルと同じ色の港に船が到着します。
下の写真の場合、茶色の港に着きます。

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港に着くと商人コマを使って探検をします。(複数ある場合は前のコマから)
商人コマは港から3マスまで移動でき、そこに交易タイルがあればそれを獲得します。
そしてその商人コマはゲーム終了までそこに居続けます。つまりこの場所に交易所を
作って、ここで商売をがんばるネコになるわけです。
1マスには1コマしか入れませんので、これも早い者勝ちになります。

探検で移動する際に、ボード上にマークが描かれていることがあります。
その場合は対応するものを獲得します(香辛料や金貨、お金など)。
また、もし交易所までたどり着かなかった商人コマは手元に戻されます。
交易所を設ける土地を発見できず、手ぶらで帰ってきたということですね。

なお基本ルールでは、商人タイルが港から出た1移動目に、交易タイル2枚を表にします。
表にするまでどこにどのタイルがあるかわからず、やや運の要素が強めになっています。

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留まった商人コマはゲーム終了時の得点に大きく影響します。

条件に該当する全ての船の出港→到着→探検を終えれば次は保管フェイズです。


(4)保管
「保管」というとわかりにくいですが、要するに商品タイルの所持数制限です。
原則としては3つまでしか次のラウンドに持ち越せないため、ここで3つまで絞り
超えているものは商品タイルの袋に戻します。
ただしお金を払うことで商品タイルの所持上限を4つまでに引き上げることができます。
必要に応じてこれを行なうことも有効でしょうね。


(5)次のラウンドの準備

次のラウンドの準備は、市場への商品タイルの補充、船タイルの補充などを行ないます。
また、手元に戻っていない競りトークンも自分の手元に戻します。


とまあ、こういう感じでゲームは進んでいきます。
ゲーム終了のタイミングは2つあります。

・いずれかのプレイヤーが自分の最後の商人コマを乗船させた
 →この場合は、すべての船が出港して(3)探検フェイズを終えればゲーム終了です

・(5)次ラウンド準備フェイズに船タイルが不足した(置けなくなった)
 →この場合は、その時点で全ての船を出港し(3)探検フェイズを終えたら終了です。


ゲーム終了後の得点計算は大きく分けて3つになります。

まず1つは交易タイルによる得点。
これは同じ種類(色)の得点タイルを多く持っているほど1枚あたりの点数が大きくなり
具体的には1枚だと1枚1点、2枚だと1枚2点、・・・というように増えます。
種類により違いますが最大で1枚3点または4点までになります。
要するに、出来る限り同じ種類を集めた方が点数は高くなるわけです。
(1枚あたりの上限はありますけど。。。)

下の写真の例ですと、
1番上の列は「1-4」とありますが、これは1枚なら1点、2枚なら1枚2点・・・
そして4枚以上なら1枚4点(上限)ということです。

つまりこのタイルの得点は
1番上の列=1枚3点×3枚=9点
2番目の列=1枚2点×2枚=4点
最も下の列=1枚3点×3枚=9点  合計22点 となります。

※商人ギルドで得たボーナスタイルもこの計算時に加えます

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次に、大きな得点源としてフェリニア大陸に置かれた商人コマの得点です。
自分の商人コマは隣接しているものの固まりごとに「グループ」とされ
このグループ内の商人コマ数により、これまた1コマあたりの点数が変わります。
先ほどの交易タイルの例のように、商人タイルも

1つのコマ(単体で隣接していない)=1点
2つのコマ(2つが隣接しているグループ)=1つ2点
3つ以上のコマ(隣接しているコマの固まりが3つ以上)=1つ3点

という感じで、まとまりがあるほうが得点が高くなるのです。

※なお、フェリニア大陸内の色が異なるエリアでも隣接カウントします。

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さらに、金貨カード、香辛料カード、商品タイルなども得点化して点数に加えます。
これら全ての合計で最も点数が高かったプレイヤーが勝者となります。

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ゲーム終了時の様子。

初プレイのときは、僕やおきん(黄色)が57点、まっきゃん(赤)が46点で
僕の方が勝利しました。(初プレイで勝つのは久しぶりです!)


シャハトらしく、他プレイヤーの狙いを考慮しての商品タイル集め、
船の出港の時刻による乗船の選択、同種タイル所持数による得点効率など
いろいろな考えどころがありなかなか遊び応えがありました。面白かったです。
上級ルールのほうがさらに思考性が強くなりそうなのでそれも遊びたいですねぇ。


個人的には大好きなネコが主役っていうのもうれしいです。
まぁこんな感じのリアル猫ですけどw

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リアルでちょっとコワイって・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
保管フェイズについて
はじめまして!sawa*と申します。
いつもブログ拝見させていただいています。

こちらでフェリニアのレビューを拝見し、コンポーネントと猫補正により先日購入しました。

まだ、一人でテストプレイを行っただけで他の人とプレイできていませんが、なかなか考えどころが多く、今から楽しみです。

保管フェイズのコストについて気になりましたので恐縮ですが指摘させてください。書き間違いだとは思いますが

>お金1を払うことで商品タイルの所持上限を4つまでに引き上げることができます。

上記ですがお金1ではなく、お金2で4つまで引き上げることができます。

細かい指摘で申し訳ありませんがご確認いただけたらと思います。

これからも楽しく拝見させていただきたく思います。
それでは失礼いたしました。
[ 2011/07/25 14:11 ] [ 編集 ]
はじめまして、sawa*さん。コメントありがとうございます!

フェリニアのご指摘ありがとうございました。保管フェイズの+1代金、間違いでしたね。
すいませんでした。一度も行なわなかったため、うっかり間違えてしまっていました。
早速修正しましたのでまたご確認くださいませ。

うちもネコ補正で購入です(笑)
ジブリでありそうな設定なのにあのリアル絵?!というギャップが気に入っています。
ゲームそのものもなかなか考えどころがあって楽しかったので、今度は人数を増やして
上級ルールを入れて遊んでみたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
[ 2011/07/26 12:06 ] [ 編集 ]
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Author:やおきん
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