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クトゥルフ神話カードゲーム ★★★☆☆ ゲーム紹介 2010年12月3日
クトゥルフ神話をテーマにしたデッキ型対戦カードゲームです。

<基本情報>
【 タイトル 】 クトゥルフ神話カードゲーム(原題:CALL of CTHULHU THE CARD GAME)
【 作 者 】 【プレイ人数】 2人【プレイ時間】 30~60分【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 イエローサブマリンで購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)のように自分で構築したデッキを基に相手プレイヤーと
対戦するゲームですが、相手プレイヤーにダメージを与えるのではなくストーリーカードを
取り合うという内容になっており、ストーリーカードを奪い合う処理のところで4つもの
段階を経る必要があるため、すごく時間がかかった印象でした。
デッキ型対戦ゲームというのはMTGを少し遊んだぐらいでほとんど経験がないので、
確認事項の多さというのは慣れてスピードアップをしていくしかないのかもしれませんね。
MTGよりもこっちの方が文字がだいぶ小さいので、その読みにくさもスピードダウンの
原因になっているような気がします。もう少し大きくてもいいのに。
MTGよりも個人的に良いなと思ったところは、デッキの組みやすさというか拡張の
分かりやすさかなと思います。
MTGはトレーディングカードゲーム(TCG)の元祖であり、代表格であるため
ランダム(拡張)パックの購入やレアカードの購入、トレードなどコレクション性も高く
カード枚数もめちゃくちゃ多い中からのデッキを構築をするため初心者には難しいです。
ですがこっちのゲームはTCGではなくリビングカードゲーム(LCG)ということで
基本セットと、決まった内容の拡張をテーマ(勢力)ごとに組み合わせるだけでデッキを
構築できるため、余計なお金がかからず、力の均衡も取れやすいと思います。
どっちが好きかは好みだと思いますが、お金をかけすぎなくていいのは良いと思います。
※リビングカードゲームとは構築済み(中身が決まっている)の拡張カードセットを
追加して遊べるゲームだそうです。
部分的にはMTGよりも良いかなと思うところはありましたが、テーマ性やゲーム自体の
面白さはやはりMTGの方が上を行っているような気がしました。
と、いいながら、MTGもほとんど遊んでいないのですが・・・
ボードゲームメインの僕にはTCGやデッキ型対戦ゲームは難しいのかもしれませんね。【ゲーム内容】デッキ型の対戦カードゲームということでマジック・ザ・ギャザリングと似ています。
ですので大体の流れは
【準備】
デッキを構築する(自分が使うカード山の作成)
【ゲームの流れ】
1、キャラクターカード等を出すためのコスト源を作っていく(MTGだと土地)
2、キャラクターカード等を出す
3、キャラクター同士をぶつけ合って優劣を判定し、局面での勝敗をつける
4、局面での勝ちを積み重ねた結果、勝者が決まる
というような感じです。
マジック・ザ・ギャザリングでは対戦するプレイヤーがそれぞれ魔法使いであり
カードキャラクターなどをマナ(土地から発生する力)を使って召還して対戦させ
相手プレイヤーのライフ(生命力)を0にしたら勝ち、という感じですが、
クトゥルフ神話カードゲームでは相手のライフを奪うのではなく中央ボード上の
ストーリーカードを獲得していくのが目的になります。
ゲームの流れを紹介します。(拡張なしのスターターセットのみでのプレイです)
まずスターターセットにある7つの勢力から2つずつと、中立のカードを1セット
受け取りシャッフルして自分の山札とします。中立のカードは2セットあるので
どちらかを選び、もうひとつを相手のプレイヤーが担当します。
マジック・ザ・ギャザリングでは一部のテーマデッキや公式ルールを除き、自由に
カードを組み合わせられるのと違って、勢力丸ごとをデッキに組み込みますので
自由度が小さい反面、初心者には分かりやすいのではないでしょうか。
とにかく、2勢力+中立1セットで自分のデッキが完成するわけです。お手軽。
デッキは自分が担当する山札ですので、自分の右あたりに置きます。
その他テーブル上にはゲームボードやトークン類など基本の準備をします。
あとプレイヤーが準備するものに「ドメイン」というものがあります。
これはマジックザギャザリングでは「土地」に近いようなもので
キャラクターカード等を出すためのコストを生み出す基になるものです。
ゲームの最初にカード3つ分のドメインを準備しますが、あとはゲームの流れの
手番の中で増やしていくことになります。
つまりドメインは3つ(3列分)あり、そこにカードを追加していくことで
より高コストにまで対応できるドメインとなるわけです。
そこまで準備ができたらゲームスタート。
自分の手番の最初に手札となるカードをデッキ山札から引きます。ゲーム中央にあるストーリーカードを取り合うのがゲームのメインです。
3枚のストーリーカードを取った人が勝者になるからです。
ストーリーカードは常に3枚がゲームボードに出ているようにします。キャラクターなどのカードを出すためにはドメインを使用します。
ドメインは最初は3つ(3列分)しかありませんが途中で増えることはあります。
カードを出すには、そのドメイン列にあるアイコンの数が出したいカードの
コスト以上でなければなりません。
ですので、毎手番でドメインにカードをどんどん追加していくことが重要です。
ドメインが充実するほど出せるカードの幅も広がります。メインはストーリーカードの取り合いになります。
ストーリーカードを取るためにはそのストーリーカードごとに優劣を確認します。

ストーリーカードを先に3枚獲得すれば勝者となります。

クトゥルフ神話というのはあまり知りませんでしたが、雰囲気はなかなかそそられます。
ただ、このゲーム自体が確認することの多さ・煩雑さと、カードテキストの読みにくさなどで
ゲームに集中することよりも確認事項で疲れてしまって、あまり楽しさを感じられなかったのは
少し残念に思いました。何度か集中して遊べば慣れてしまいそうな気もするのですが・・・