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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

『凍える牙』 を読みました

『凍える牙』

『凍える牙』
作者:乃南 アサ 新潮文庫
お気に入り度:★★★★★☆☆☆☆☆(10点中/5点)

<あらすじ>
 深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた---。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。(文庫版 裏表紙より)

<感想など>
 直木賞受賞作ということで初めて乃南アサさんの作品を読みましたが、個人的にはこの作品はモノ足りない感じでした。
 
 すでに文庫版裏表紙にも”獣"の存在が出ていますのでネタバレではないと思い書きますが、ストーリーの中心がその獣(もちろん架空の生物ではなく、わりと身近にもいるアノ生き物の一種ですが。。。)なので、多少無理があるな~というような展開ですすんでいったりとか。。。
 なんとなく”ファンタジーもの”を読んでいるような感覚になりました。(もちろん殺人事件が起こったり。。。なんでおとぎ話ではないですよw)
 
 警察内部でのやりとりなどが妙にリアルなので、そのギャップがちょっと受け入れられませんでした。

 あとは、実際の犯人探しの部分。複線らしい複線がなく、突然犯人が沸いてきたような感じでした。動機の部分も、殺害方法も、どっちにしても最後まで”ファンタジー”(現実的ではない!?)という印象が拭えない作品だと感じました。
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