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シュート アウト ★★☆☆☆ ゲーム紹介 2010年8月9日
進むか?撃つか?。。。お手軽な西部劇ガンマン・ゲーム。
<基本情報>
【 タイトル 】 シュート アウト(原題:Shoot Out)
【 作 者 】 ライナー・クニツィア【プレイ人数】 2人【プレイ時間】 15分【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 雑誌「ゲームリンク Vol.4」の付録ゲームです【個人評価( 人プレイ)】 ★★☆☆☆
今の数字で射撃するか、先に進んで命中可能性を高めるか
単純なこの2択なのにしっかり迷えるところはさすがです。
また、そのラウンドでの降参が唯一の弾丸補充であるため
勝負しているぞと思わせて相手に弾丸を使わせ、実はあっさり
降参を宣言するなど、駆け引きの要素もあると思いました。
一方、これは好みだと思いますが「20面体サイコロ」を使用
するというのが、個人的にはエレガントさに欠けるかな~という印象。
ちょっとクニツィアのゲームとしては大味な気がしました。
あと、せっかく西部劇での決闘をイメージしたテーマ性なのに
3ラウンド、しかも銃弾数も結構ある、というのはイメージとして
どうなんでしょう。
中央にある旗を取り合う雪合戦とかの方が可愛らしくて
良かったかもしれませんね。
お手軽なゲームなので、時間調整なんかには良いと思います。
【ゲーム内容】ゲームリンクVol.4の付録、クニツィア・ゲーム3本のうちの1つです。
西部劇の保安官と悪漢がお互いイーブンな状態で決闘するという
雰囲気のゲームです。
ドイツゲームとしては珍しい(と思います)20面体サイコロ使用。
とりあえず、他の号でもそうでしたがゲームそのものよりも
付録のタイルがやたら取りにくい。これは1号からですが
あまり改善されていないようです。
もうちょっとしっかりした紙ならいいですが、クニャクニャなので取りにくい。。。次号からB5サイズで価格も抑えめ、とのことでゲーム付録は
無くなるのでしょうかね。
さて、ゲーム内容ですが、お互い同条件のボード上を進むか
銃撃するかを繰り返し、中央に先にたどり着くか、相手に降参させれば
そのラウンドの得点カードがもらえる、というゲームです。
ボード上には中心の勝利マスに近いところから5、6・・・と
数字が上がっていき、もっとも遠いところで20。
スタート地点は17からとなります。

お互いが同条件から始めるので、ガチンコ対決ですね。
勝利条件は得点カードの合計が14点に達することなので
何度かラウンドを繰り返すことになります。
スタート時には拳銃の弾12発分と、ライフル弾6発分を両者持ちます。
この銃弾は基本的には増えず、次ラウンドまで残弾持越しですが
ラウンドを降参することで拳銃の弾は補充できます。
そのラウンドの得点カードをめくって表示したらゲームスタートです。
得点のカードは2点から8点まであります。最初のラウンドはランダムでスタートプレイヤーを決めますが、
2ラウンド目以降は前のラウンドの敗者からスタートします。
手番でできることは、
ボード上を小さい数字に向かって1つ進むか
弾を1つ消費して銃撃を試みるか、のどちらかです。
銃撃は20面サイコロを振り、自分がいるボードに書いてある数字以上で
あれば銃撃成功、自分の数字より小さければ銃撃失敗になるので
前へ進めば進むだけ成功確率は上がります。
ですが、進んでばかりで銃撃せず、相手に銃撃成功されてしまうと
3マス戻らなければならないため、一気に不利になってしまいます。
ですので、この進むか、撃つかのタイミングが重要となります。
大きい数字の時に銃撃を試みるのはギャンブル性もあり、成功すれば
喜びも大きく、かなり有利になります。
(ライフル銃はサイコロの出目に+3されるので強力です)
進むか、撃つか。この判断が迷いどころです。ラウンドの勝利は、中央の勝利マスに先に到着するか、相手が降参するか。
ラウンドの勝者はこのラウンドの得点カードを獲得します。
そして降参して敗北したプレイヤーは拳銃の銃弾2発分を補充します。
(中央に到達された場合と、その直前5のマスでの降参は補充不可です)
どの得点カードの時に勝負を仕掛けるかも肝心なところです。次のラウンドは負けた方のプレイヤーからスタート。
このようにラウンドを繰り返していき、どちらかのプレイヤーが
獲得した得点カードが14点に達したらそのプレイヤーが勝利です。
ゲーム終了時の様子。
こんな千鳥足の決闘ってあるかい?決闘言うたら対峙して一直線に歩かなアカンやろ。
元はGames Unplugged magazine のゲームだけど、あっちのボードは標的に向かって真っ直ぐ歩くし、西部の町の雰囲気も出てる。
なのになのに!
何でこんな変なボードにしたんかなあ?そのまんま使うことは出来ないかもしんないけど、もうちと他に絵があったのでは?って思うねえ。
決闘台無しぢゃよ。
Geekの画像をプリントアウトして使った方が良さそうぢゃなあ。