浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

クローストロフォビア 【ボードゲーム】

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 クローストロフォビア ★★★★☆ ゲーム紹介 2010年5月2日

 6つのシナリオで対決!2人用ダーク・ファンタジー・ゲームの傑作!

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<基本情報>
【 タイトル 】  クローストロフォビア(原題:Claustrophobia)
【  作 者   】  
【プレイ人数】  2人用
【プレイ時間】  45分
【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】  ネットで購入
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★
ダイスを使った独特のシステムが面白く、コンポーネントも素晴らしい
なかなか遊び応えのあるゲームでした。
個人的には人間側キャラクターの能力・体力などをダイス目で表現する
システムは、かなり画期的で面白いと思いました。

シリアスなダーク・ファンタジー系のゲームはTRPGやシミュレーション
ゲームからの流れからなのか、2~4時間ぐらいの長時間ゲームが多い中
このゲームは45分~1時間程度で遊べるのがいいです。
人間側、悪魔側、どっちかのサイドが強すぎると思ったらカードなどで
簡単にハンデを付けられるのも良いと思います。

ただし、基本的にはダイスをゴロゴロ~っと振って能力や効果として
ダイスを割り当てていくシステムなので、ダイスゲームが嫌いor苦手な方には
あまり向いていないかも知れません。

着色されたフィギュアなどコンポーネントも非常に素晴らしいのですが
地形タイルが大きすぎて場所をとるのが難点。
個人的に圧縮版を作ってみたところ若干キツキツになったものの、かなり
遊び易くなりました。


【ゲーム内容】
クローストロフォビアは、17世紀中ごろの架空世界の地下通路に現れた悪魔と
その脅威に立ち向かう人間達の戦闘をシナリオ化し、2人のプレイヤーが
人間側、悪魔側を担当して戦う2人用ダーク・ファンタジー・ゲームです。

地下通路は人間側プレイヤーの探索によって広がっていき、その先からは
悪魔側プレイヤーが担当する魔物が襲いかかってきます。
タイプの違う6つのシナリオがありますので、楽しみ方もいろいろです。

ここで人間側、悪魔側の担当するキャラクターを紹介します。

人間側キャラクター紹介

救済者(リディーマー)
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主人公的キャラクターで特殊な魔法の力などで仲間を助けます。バランス型。


雇われ剣士の死刑囚
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移動に秀でた「回避」という能力を持ち、探索に役立つ。機動力型。


荒くれ者の死刑囚
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仲間の身代わりになる「護衛」や、敵を釘付けにする「制圧」等を持つ、ガチ戦闘型。

悪魔側キャラクター紹介

穴に棲むもの(トログロダイト)
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悪魔側のいわゆる「ザコキャラ」で、脅威トークンさえあれば出現させられる。

悪魔
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悪魔はシナリオごとに異なるものが登場する。

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悪魔の能力はカードで表され、フィギュアは共通でこれを使います。

各シナリオでは人間側、悪魔側にそれぞれ登場するキャラクターと
最初に持っているカードなどが決められています。
それらの準備ができればゲームスタートです。

【ゲームの流れ】

ゲームの流れは大きく分けて

(1)人間側準備フェイズ(イニシアチブフェイズ)
    ↓
(2)人間側アクションフェイズ
    ↓
(3)悪魔側準備フェイズ(脅威フェイズ)
    ↓
(4)悪魔側アクションフェイズ

という4つのフェイズからなり、(4)が終わればまた(1)に戻って繰り返します。


(1)人間側準備フェイズ(イニシアチブフェイズ)

人間側は生存しているキャラクターの数分のダイスを振ります。
出たダイスの目をそれぞれのキャラクターカードスタンドにある
ダイススペースに置くことで、そのラウンドの能力を表示します。

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このときに過去の戦闘などのダメージ等でキャンセルされているラインの
ダイス目を選んだ場合は、消耗状態(いわゆる「ピヨっている状態」)と
いうことになり、移動や攻撃などのアクションをできず、防御力も3に
なってしまい、非常に不利な状態になるわけです。

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選んだダイスの数字のラインがキャンセルされていない場合は、その選んだ
ラインの移動力、攻撃力、防御力がそのラウンドの能力になります。

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このようにして、全ての生存キャラクターの能力を決定すれば(1)は終わり。
(2)の人間側アクションフェイズにいきます。


(2)人間側アクションフェイズ

アクションフェイズは人間側も悪魔側も、操るキャラクターが違うだけで
ほぼ同じような内容になります。

基本的には「移動」「攻撃」となり、どちらが先でも構いません。

<移動>
移動は移動力分のタイルを進むことができます。
このとき、まだ繋がっていない未探索のルートがある場合に、人間側のプレイヤーは
「探索」を行うことで地下迷宮を広げていくことができます。

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探索することで次第に地下迷宮は広がっていきます。

<戦闘>
戦闘は、まず攻撃する相手を選んで攻撃を仕掛けます。
戦闘力分の数のダイスを振り、その振ったダイスの出目が相手の防御力以上の数だけ
ダメージを与えます(数字の差し引きではなく、ダイスの個数分)。

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人間側のキャラクターは選んだラインの能力になります。

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悪魔側の「穴に棲むもの」は基本的に防御力3になります。

人間側のキャラクターがダメージを受けた場合、ダメージトークンを受け取って
キャラクターカードホルダーにある1~6のどこかのラインにそれを刺します。

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このラインはキャンセル状態になります。全ライン埋まってしまったら死亡します。

悪魔側は、「穴に棲むもの」は生命力が1なのでダメージを受ければそれは死亡。
そのシナリオに登場した悪魔の場合はライフが0になれば死亡です。

(戦闘時には装備品やその他カードなどで上記以外の効果がある場合もあります。)


(3)悪魔側準備フェイズ(脅威フェイズ)
人間側のフェイズが終われば悪魔側準備フェイズになります。
基本的にはここで3つのダイス(特殊な場合ダイスが増えます)を振り
その出た目によって「運命の盤」にダイスを振り分けます。

「運命の盤」には例えば「全てのダイスが偶数の目」とか「3以上のダイス」等
そこに置くダイスの条件が書いてあります。ここに置けたダイスの数などにより
特殊なカードを引けたり、怪物を地下迷宮に出すための脅威トークンを獲得したり
さまざまな効果を得ることができます。

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運命の盤にダイスを振り分けて、悪魔側はアクションフェイズに備えます。

運命の盤の処理が終わったら悪魔側プレイヤーは「穴に棲むもの」や「悪魔」等
悪魔側キャラクターを地下迷宮に出すことができます(脅威トークンを使用)。

(4)悪魔側アクションフェイズ
最後は悪魔側のアクションフェイズです。
移動(探索を除く)、攻撃などについてはほぼ人間側と共通です。

以上のように各フェイズを繰り返していき、シナリオごとの勝敗を決めます。
1ゲーム大体45~60分程度。


なお、余談ですが、このゲームの地下迷宮地形タイルはめちゃくちゃデカイです。
写真を載せていますが、カルカソンヌのタイルと比べてみると一目瞭然。

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あまりにもでかいため、スキャナーで取り込んでラベル用紙に印刷し
厚さ1mmのケント紙に貼り付けて縮小したタイルで遊んでいます。

どれぐらいデカイかというと・・・

うちの80cm×80cmのテーブルには4枚(頑張って5枚)が一辺の限界。
全部置かれることはないものの、36枚あるタイルが全部乗らない計算です。
縮小版では余裕で6枚(頑張れば7枚)いけますので、単純計算で36枚乗ります。

こういうタイル配置モノは正方形になるとは限らず、タイルが置けないからという
理由で地下迷宮の方向が制限されるのも嫌なので、縮小をオススメします。

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なお、縮小した場合は基本の3体+3体のフィギュアを配置した場合は
かなりキツキツになりますが、まぁ遊べなくはないです。比較画像参照。

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雰囲気をとるか、場所の問題を解決するか。難しいですね。

2人用、適度なプレイ時間、良質なコンポーネント、ダイス活用のシステムと
なかなか楽しめる要素の揃った良ゲームでした。

ただ、ガチンコのしかもダークファンタジー・ゲームなので、遊ぶ相手は選ぶかも。
お好きな方はとことんハマりそうな魅力タップリだと思います!


教えてください
これを読んで興味がわきクローストロフォビアを購入しました。
立派なコンポーネントですね!

ところがルール読解能力が低く悩んでいます。
お手数ながら以下をお教え願えないでしょうか。

1)運命の盤の左上「嵐の前の静けさ」"The Calm Before The Storm"で次の脅威フェイズでダイスを追加できますが、ここに置き続けると無限に増やすことが可能なのでしょうか?それとも常に4個がマックスなのでしょうか?

2)「探索」に1移動力使い、「次に人間側プレイヤーは自分の探索を行った戦士を新しいタイルに移動させます」とあります。
これと悪魔は登場させるとき「そのタイルに人間側の人間側の戦士がいてはならない」というルールを併せると、悪魔側は人間がいなくなったタイルから追い立てることしかできないのですが、それであっているのでしょうか?

※ホビージャパンの日本語ルールを読んでいます
[ 2010/08/05 08:46 ] [ 編集 ]
こんにちは、Sugar Pie Guyさん。コメントありがとうございます!

クローストロフォビア、なかなかフィギュアとかもカッコ良くていいですよね!

さて、ルールについてですが、分かる範囲の、僕の理解でお答えしますね。

1)についてですが、原文が
Roll an extra Die of Destiny during the next Threat phase.
となっており、"during" は "~の間"という意味ですから、次のフェイズの間
という限定的な適用ということでいいと思います、
つまり、次の脅威フェイズの時は増やしますが、それが終われば元の数に戻します。
ですので累積されるわけではないです。

2)についてですが、探索と移動のルールは基本的にそのとおりです。
悪魔側の配置については、1つ目のシナリオ「生存者」については
悪魔側が後ろから追いかけていくような配置になるほうが多いと思います。
これはシナリオの設定が出口に向かって逃げていくイメージだからだと思います。

ですが、他のシナリオでは人間側プレイヤーも逃げ回るだけでなく探索をしたり
できあがっている迷宮の目的場所に向かって行ったりしなければいけませんので
必ずしも追いかけるだけにはならないと思いますよ^^

また、シナリオ1でも全員が前に向かって突っ走るわけではなく戦術的に
後ろの方に残りながら敵を防ぐこともあると思いますので、そういう場合は
先行している人間側キャラと後ろに残っている人間側キャラとの間のタイルに
悪魔側キャラが登場することはありえます。
逆に言うと悪魔側は単に追いかけるようなプレイにならないように考えて
キャラクターたちを分断するなどのプレイが必要かもしれませんね。

以上、説明が長くなりましが、ご理解の助けになれば幸いです^^
[ 2010/08/05 20:21 ] [ 編集 ]
ありがとうございます!
さっそくのご回答ありがとうございました。

ご回答の文面から既にお気づきのことと赤面しておりますが、実はまだプレイしておりません。

今週末に友人と遊ぶためにルールを読み込んでいて疑問にぶちあたった次第です。

これで安心して遊ぶことができます。
本当にありがとうございました。
[ 2010/08/05 22:31 ] [ 編集 ]
Sugar Pie Guyさん、こんばんわ。

未プレイで恥ずかしいなんてとんでもないですよ!
ボクも遊び方が分からなかったりルールに自信が無いときなど、良く質問しますし
みなさん親切に教えてくださいます。
実際このゲームでもシナリオ全部遊んだわけではないですしね^^

このゲームは人間側が特に苦しく、ガッツリ殴り合いのゲームですので
好みは分かれるかもしれませんが遊び応えがあると思います。
あまりにも難しすぎると感じられたら適当にルールをいじって遊ばれてもいいと思います。

遊んでいて何か新しい発見や感想などありましたらまた教えて下さいね!!
[ 2010/08/05 23:42 ] [ 編集 ]
プレイしました!
おかげでルールに悩まず遊ぶことができました。
4人でチーム戦としました。とりあえず最初のシナリオ「生存者」。

> このゲームは人間側が特に苦しく、ガッツリ殴り合いのゲーム

実感しました(笑

チーム戦なので特に悪魔側は「運命の盤」でのサイコロの割り振りにわいわいと盛り上がる。

ザコと思われたトログロダイトにつきまとわれる。
同数以下では離脱できないというルールのため、各所で足止めされ、人間側パーティがばらばらに---個別にボコボコにされ敗北。

それでもあと一人は出口まで到達(二人到達しないと敗北)、そのゲームバランスの妙に感心しました。

次のシナリオが楽しみです。
[ 2010/08/08 23:40 ] [ 編集 ]
楽しまれたようで良かったです!!
こんにちは、Super Pie Guyさん。コメントありがとうございます!

人間側の苦しさというか、最初は余裕に思っていても徐々に苦しくなるのは
ゲーム展開として最後まで気が抜けず面白いですよね!!

チームで遊ぶというのも面白そうで2人とはまた違った楽しみがありそうです。
ワイワイ騒ぎながら遊べるのはいいですね。

最近遊んでいませんでしたが、僕もまだ遊んでいないシナリオで遊びたくなりました^^
[ 2010/08/09 11:38 ] [ 編集 ]
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