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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

ドラコン 【準ボードゲーム】

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 ドラコン ★★★★☆ ゲーム紹介 2010年2月25日

 →プレイレポートはこちら   →プレイレポート2はこちら

 タイルを置いてダンジョン探索。ドラゴンが迫る一方通行!

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<基本情報>
【 タイトル 】  ドラコン(原題:DRAKON)
【  作 者   】  トム・ジョリー
【プレイ人数】  2~6人
【プレイ時間】  20~60分
【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】 イエローサブマリン(なんば店)で購入
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★
手番ではタイルを配置するか、キャラクターを移動させるかの2択ですが
徐々に進むべき迷宮が出来上がってくるのはダンジョンを探索する
雰囲気になかなかマッチしていて面白かったです。
キャラクターを進ませられる方向はタイルに描かれている矢印方向
のみですので、相手の考えを読んで意地悪いタイルを置いて邪魔したり
アクションを発動させて自分に有利に運んだりと、他プレイヤーと
絡んでいけるところもやりがいがあって面白いです。
様々なタイルによる特殊アクションは結構派手な効果も多いので
アブストラクトっぽくなりすぎず、わりと派手に遊べるのもいいです。

ただ2人プレイの場合、相手の邪魔をしようと思うと、その手番で
自分がやりたかったことができない、ということになってしまうので
差がつきやすく接戦になりにくいかな~とも思いました。
特に全体のタイル構成が6人までの多人数に対応できる内容なので
「右隣のプレイヤー」とか「左隣のプレイヤー」とかも全て「相手」に
なってしまうため、一度はめられると止まらなくなる可能性があります。
人数によってタイルを少し抜いたり調整したりしても良いと思います。
また、点数のコインに1~3点のバラつきがあり、ゲーム内容に比べ
やや運が強めだと思います。

あと、ゲーム内容ではないのですがタイルに不満ありです。
まずタイルが異様に臭い(笑)。うちのだけなのでしょうか?
また、6人まで対応なので複数人のコマが乗る様にタイルが大きめです。
机の上で遊ぶには少し大きすぎて使いにくく感じます。
さらに、新品のときにタイルを切り離す作業をしないといけませんが
これがものすごく抜きにくく、ちょっとしたことでタイル端がめくれたり
つながっているところからちょっと破れてしまったり。これは不満ですね。


【ゲーム内容】
ドラコンの迷宮で捕らえられた冒険者達はドラコンの晩ご飯に
なるところでしたが、「1番多くコインを集めた人は逃がしたる」
と言われ、命がけの宝探しゲームに臨みました。勝てば無事解放され
負ければ今日の晩ご飯行きな訳です。

ということで、とりあえずキャラクターを選んで、スタートタイル
(スタートは真ん中あたりに置くほうがいいです)の上に置きます。
キャラクターは固有のスキルを付けるヴァリアントもありますが
それを導入しなければ好きなのを選んでいいです。

そして各プレイヤーは4枚ずつタイルを受け取り、自分だけが
見えるように持ちます。これが手札になります。
残りのタイルは端っこに山札にします。これでスタートです。

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2~6人で遊べます。ヴァリアントでキャラクターごとの能力を加えることも。

手番では①新たにタイルを1枚配置する②キャラクターを移動させる
かのどちらかを行います。

タイルの配置の場合は、矢印同士がぶつかりあってはいけないという
ルールに従って置くようにします。
別に自分のキャラクターがいるタイルに隣接していなくてもいいです。
タイルを配置したら山札から1枚補充します。

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タイルを置いて迷宮を作っていきます。移動は矢印の方向のみで、逆行不可です。

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タイルを置いたら補充を忘れずに。

タイルは、配置することで特殊アクションが発動するものと、キャラクターが
そのタイル(部屋)に移動してくることで発動するものがあります。

例えば、「ドラコンの移動」というタイルは、最初の1枚目が置かれたときは
ドラコンが迷宮上に始めて登場するわけで、タイルを置いたプレイヤーが
ドラコン駒を配置します。
それ以降は、「ドラコンの移動」タイルに移動してきたキャラクターを
使用しているプレイヤーが、ルールに従いドラコンを移動させます。

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「ドラコンの移動」タイルに入ったプレイヤーはドラコンを移動させます。

ちなみに、ドラコンはこのゲームの中でも重要な駒で、移動後にドラコンと
同じタイルに居たプレイヤーは、ドラコンに捕まってスタートに戻され
さらにコインを1枚失うことになります。ドラコンからは絶対に逃げたいですね!

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ドラコンと同じ部屋(タイル)になったプレイヤーは悲惨です。。。

他にもいろいろな特殊アクションのタイルがありますが、特に重要なのは
「コインを獲得する」タイルです。これは勝利条件であるコインを獲得する
直接的なアクションなので非常に重要です。
コインは表面に1~3の数字が書いてあり、これがその点数になります。
裏向けたり、袋に入れたりして表を見ずに引き、相手に見られないよう
裏向けて自分の得点として持っておきます。

1点~3点が引き運で決まってしまう、というのは少し粗いルールに感じます。
かといってそれを抜いちゃうと全部2点になったりで運要素が少なく感じますし
何度か遊んでみてこの辺は調整していきたいと思います。

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コイン獲得の部屋に入れば、勝利条件であるコインを1枚得ることができます。

面白いタイルの特殊アクションとしては、ファンタジーらしくテレポートや
タイルごとどっかに移動できる、「移動する部屋」などがあります。
こういう大胆なアクションを駆使しつつ、うまくドラコンから逃げ
コインを獲得していくと楽しいです。

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ときには部屋ごと移動するようなアクションが起こることもあります。

10点分のコインを獲得したら勝利、という基本のルールがあるので
いまのところうちではそれを勝利条件としています。
2人なら、大体ですが30分程度で終わることが多いですかね。
長く遊びたければタイルが無くなるまでプレイして、総得点で勝負とか
もっと短いのがよければ5点にするとか、いろいろルールをいじれそうです。

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基本の勝利条件は10枚分(10ポイント分)のコインの獲得です。

2人でも気軽に遊べてなかなか面白いゲームでした。

なお、うちのやつはどうも第3版というもので、写真でもお分かりのように
フィギュアがついているのもでした。
ただ、着色がなく味気ないのでファンタジーっぽいフィギュアなら
適当に使って遊べそうなので、お気に入りの駒を使ってどうぞ。

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無着色キャラは味気ないので、家にあったFF7のキャラクターで遊んだり。
セフィロスだとバハムートに勝てそうなんだけどな(笑)


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最近はこんなフィギュアをコマにして遊んでます。雰囲気バッチリです!
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[ 2010/02/27 22:38 ] [ 編集 ]
私も買いました!
タイルはやはり臭かったです(笑)
そして抜きにくいのも同じ。仕方なくデザインナイフで切りましたが、途中で刃を1本交換しました(汗)。
しんどかったです。

ゲームはパズル系かと思いきや、このメーカー特有のテキトーバランスゲームで、ぬる~~く楽しめました。
しっかりバランスのとられたドイツゲームに慣れるとやきもきしますが、好きなようにルールを追加して遊んでくれと言うスタイルだと思いますので、まあOKかと。
しかし2人はほんとにきつそうですね。特に強力な「盗む」タイルが左右同じになってしまうのはきつすぎるかも。
私のやったメンバーからは、毎ターン各プレイヤーがドラコンを1タイル動かせるというルールの提案がありました。
今度試してみようと思います。
少なくともトップ(と思われる)のプレイヤーは苦労することになりそうです。
[ 2010/05/31 23:32 ] [ 編集 ]
化夢宇留仁さん、こんにちは!コメントありがとうございます。

ドラコン、タイルやはり臭かったですか(笑)。
うちでもこの前久しぶりに開けてみたのですが、熟成されたのかさらに強烈に(笑)。

確かに他のドイツゲームなどに比べるとシステムはかなり大雑把だと思います。
その分、気軽に遊べると感じるか、物足りない・単調と感じるかは
結構好みが分かれそうな感じですね。
うちは2人ともファンタジーっぽい雰囲気が気に入って一時よく遊んでいました。

うちで2人で遊ぶとき、盗むタイルは左右ひとつずつ最初に抜いて裏返しにして引き
引いたタイルが自分の盗めるタイル、引かなかった方は何も無しとしています。
こういう風に簡単にルールをいじれるのはいいですね。

できれば4人ぐらいで派手に遊んでみたいものです。
[ 2010/06/01 22:40 ] [ 編集 ]
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