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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

大勝負 【ボードゲーム】

*
 大勝負 ★★★★
 ゲーム紹介 2013年3月8日更新 (2009年12月8日初掲載時4つ)

 「買った!」「売った!」で気分は相場師!慈善投資も忘れずに!

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<基本情報>
【 タイトル 】  (原題:Hab & Gut)
【  作 者   】  カロル・ロッシ
【プレイ人数】  3~5人 (2人用非公式ヴァリアントあり)
【プレイ時間】  45分
【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】 大阪府八尾市のボードゲーム専門店 パティークローバーで購入
【個人評価(4人プレイ)】 ★★★★
4人で遊びましたが、2人で遊んだときと比べて格段に面白さが増しました。
2人用ヴァリアントでも十分おもしろかったですが、3人以上だと株の売買の所から
相手の表情を読んだり、売買した株の銘柄により見えていない相場カードの内容を
予測したりできるため戦略性が増します。
4人で遊んでも1ゲーム1時間かからないのですが、しっかりと「遊んだ」という
感覚を味わえるとても良いゲームだと思います。

※再度遊んだ感想として、当初よりもを一つ減らしました。
 (2013年3月8日)



【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
カバレロさん考案の非公式2人プレイ用ヴァリアントで遊びました。
株価の操作、売買のタイミング、慈善投資の厳しさ等とても面白いです!
株価操作が完全秘匿カードではなく、お互いが見れるカードのおかげで
駆け引きに程よい深みがあり、なかなか刺激的です。
2人プレイヴァリアントだとダミープレイヤーのランダム株価操作が
意外な方向へ働き、2人して「え~~~~っ!!」と絶叫。
不確定要素のおかげでまさしく大勝負という雰囲気になりました。
2人ゲームの方がややギャンブル性が高いと思います。

※再度2人で遊んだ感想として、当初よりもを一つ減らしました。
 (2013年3月8日)



【ゲーム内容】
公式ルールでは3人以上のプレイになります。というのもこのゲームは
株価操作をするカードの設置が独特で、左右隣のプレイヤーとカード立てを
共有することになるからです。
全てのプレイヤーが自分の左右それぞれを共有することになるため3人以上だと
必然的に見えないカードも出てくるわけです。
つまり、通常の2人プレイだとその見えないカード立てが成立しないため
公式ルールでは2人では遊べません。
そこで、2人で遊ぶにはボードゲームランドのカバレロさんが考案された
大勝負非公式2人用ルール(2人プレイ用ヴァリアント)で遊んでください。

とりあえず、原則の遊び方を説明します。

ゲームの目的は最終的に最もお金を儲けることですが、慈善投資という縛りがあり
これが最も少ないプレイヤーはお金がいくら手元にあっても負けになります。
つまり、お金を儲けつつ、慈善投資もそこそこ行い、最後に現金をタップリ持つ
ということを目指してプレイするわけです。

ゲームは4ラウンドの前後半、つまり8ラウンドで構成されています。
さらに各ラウンドには①株の売買フェイズ、②株価操作フェイズがあります。

つまり
【現ラウンド①株の売買(全員)→②株価操作(全員)】→【次のラウンド】・・・
という感じで繰り返していくわけです。

まずこのゲームで特徴的なのは株価操作をするカードが左右のプレイヤーと
共有であるという点です。下の写真のように隣のプレイヤーとの間にカード立てを
置くことになり、左のカード立ては左のプレイヤーと共有。右は右で同じです。
つまり場のカード立てにある株価操作カードのうち、見えているのはこの2つで
他は分からない、ということになります。ここがポイントとなるわけです。

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ゲームの流れはいたって簡単で、まず①株の売買フェイズを全員が順番に行います。
売り又は買いどちからを3枚まで行えます。売りと買いを両方は1手番では無理です。
売買の金額は中央にあるボードの現在の価格行います。
(写真ではプレイヤー間で売買しているようですが、銀行と行います。手前は銀行役。)

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次に②株価の操作フェイズを全員が順番に行います。
自分からみて右のカード立て、左のカード立てからそれぞれ1枚ずつ、計2枚を取り
それを使いますが、どちらか一方は効果が半分になります。
例えば黒+2と黄-4を使う場合で、黒を+2とした場合、黄は半分の-2となります。
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これで1ラウンド終了です。

なお、①の売買フェイズの際に、株を慈善投資することができます。
自分のボードの上に伏せて株を置くことで慈善投資したことになります。
慈善投資した株は、前半と後半の終了時にそのときの時価で現金化されます。
受け取った現金は個人ボードの1番上に重ねて置かれ、これが投資額です。
後半終了時(つまりゲーム終了時)に投資総額の最も少ないプレイヤーは
その場で敗退し、いくら手元に現金があっても勝利することはできません。

つまり、投資額もレートで左右されるためある程度余分目に投資を行うか
ギリギリ他の人より上回ることに賭けて少ない投資数にするかが考え所です。

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8ラウンド(前半4ラウンド+後半4ラウンド)が終われば最終精算。
慈善投資額の勝利条件を満たした上で、手持ちの株を全て現金にし
最も手元の金額が多かった人が勝者となります。


ボードゲームランドのカバレロさん考案
大勝負非公式2人用ルール(2人プレイ用ヴァリアント)について

ボードゲームランドのカバレロさんが考案された2人プレイ用ヴァリアントです。
詳細はリンク先のボードゲームランド「大勝負」ページでご覧下さい。
概要は以下の通りになります。

・カード立てを4つ使います。A、B、X、Yとします。
・A、Bはそれぞれ各プレイヤーの前に置きカードは自分だけが見えるようにします。
・Xにはカードを8枚置き、これは両プレイヤーが見れるようにします。
・Yにはカードを4枚置きますが、これは両プレイヤーが見れないようにします。

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・ダミープレイヤー用投資ボードを用意し、ここへ裏向きに株価カードを3枚置く。
 (この株価カードは数値は関係なく、投資に用いた種類として処理します)

株価操作の際に出すカードが自分の前のもの1枚+Xから1枚です。あと、2人とも
株価を操作した後はYからランダムに1枚出して株価変動させます。
前半が終わればダミーも含めた慈善投資処理をし、後半もプレイします。
後半終了時にダミーの慈善投資額を上回っていて、現金が最も多いプレイヤーが勝利。
ダミーよりも慈善投資額が少ないプレイヤーは敗退し、両方とも敗退もありえます。

というような内容です。

このヴァリアントで2人で遊びましたがとても面白かったです。
時間も20~30分程度で終わり、繰り返し遊びました。
うちではダミーの投資カードが3枚だとちょっときつかったので2枚でも遊びました。
このへんは自分にあった枚数を前半後半で変えるなどして遊んでみたいです。

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2人プレイ終了時の様子。僕の方が、ダミーに慈善投資が及ばず敗退・・・
まっきゃんが勝利しました。



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