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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

ローゼンケーニッヒ

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 ローゼンケーニッヒ ゲーム紹介 2009年6月11日

<基本情報>
【タイトル】 ローゼンケーニッヒ(原題:Rosenkoenig)
【 作者 】 ディルク・ヘン
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★
ローゼンケーニッヒというのは「薔薇の王」と言う意味です。
イングランドで1455年頃~1485年頃まで続いたヨーク家とランカスター家による
「薔薇戦争」がモチーフになっています。なんかすべてがカッコイイですね!
ヨーク家の紋章「白い薔薇」とランカスター家の紋章「赤い薔薇」を領土に置いていき
より大きい領土を作って得点を競う、陣取りゲームです。

アブストラクト(運要素のないゲーム)っぽいゲームですが、とても面白かったです。
実は運の要素はカードの引きという部分で結構影響がありますし、移動カードの手札は
公開されているため、それほどガチガチにならないところがいいですね。

またコンポーネントの雰囲気もとても良く、なんか大人のゲームって感じがします。
ワイワイやるというゲームでなく、手を考えるために無言になるゲームですが
それはゲームに入り込んでいる証拠。
かといって将棋とかみたいに先の先まで読んで頭が痛くなる、ということもありません。

簡単なルールで楽しめる素晴らしいゲームだと思いました。
オセロは淡々としすぎているし、将棋やチェスは敷居が高いなぁ、と思っている方、
ぜひローゼンケーニッヒをお試し下さい!かなり楽しめると思いますよ!


rosenkonig_01.jpg
rosenkonig_12.jpg

【プレイ人数】 2人専用
【プレイ時間】 30~40分程度
【受賞歴など】 特になし
【ゲーム内容】
目的はゲーム終了時に出来るだけ大きな領地を作っており、多くの得点を得ることです。
そのために手番で以下のうちどれかを行います。

(1)移動カードをプレイして王冠を移動させ、そこに自分の領土コマを置く

(2)カードを1枚補充する(最大5枚まで)

(3)移動カードと騎士カードを同時に使い、相手の領土コマの所に王冠を移動させ
   そこの相手の領土コマを裏返して自分の領土にする。


自分の繋がっている領土コマの個数の2乗が得点になります。
(繋がっているとは縦横で繋がっていることで、斜めはダメ)

ですので、飛び飛びで領土コマを配置するより、縦横で繋がった広い領土を持つことが
より大きな得点を得るための大事なポイントになります。

なお、上記(1)~(3)のどれも出来ないときは自分の手番は飛ばされます。
いずれかの行動ができるようになるまで、ずっと相手の手番が続きます。

ゲーム終了のタイミングは、両プレイヤーともに何も行動ができなくなるか
ストックの領土コマが全てなくなったときです。

以下、詳しく画像付きで説明しています。

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 (1)移動カードをプレイする

(例)
もともと、この場合は右上の赤い薔薇コマのところに王冠がありました。
「左斜め下に1」のカード(方向は剣の向き、大きさは王冠の絵の中にある数字)を出し
左斜め下に1移動した所の空白地に自分の領土コマを置き、その上に王冠を乗せます。

rosenkonig_04.jpg

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 (2)カードを1枚補充する

(例)
手元に4枚のカードがあります。カードを使って移動をできない(又は移動したくない)ので
カードを山札から1枚補充します。
 ※ただし補充できるのは手番ごとに1枚で、かつ、手札の合計が5枚までになります。
   つまりすでに5枚手札がある場合は補充できません。(手札の破棄もできません)

rosenkonig_03.jpg

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 (3)移動カードと騎士カードを同時にプレイする

移動カードと騎士カードを同時にプレイすることで、相手の領土コマ1つを裏返し
自分の領土とすることができます。
自分の手番に、相手の領土コマが置かれている場所へ移動できるカードと
4枚あるうちの騎士カード1枚を同時に出すことで、そこへ王冠を移動させます。
そしてそこの領土コマを裏返し、自分の領土にするわけです。

とくにこれは相手の大きな領土を分断する場合や、自分の領土を大きくつなげるときなど
重要な局面で大きな威力を発揮します。4枚しかない騎士カードをうまく使いたいですね。
rosenkonig_05.jpg

ゲームが進んでいくとこんな感じになっていきます。。。
rosenkonig_07.jpg

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そして、最後はこんな感じに。

 ※得点計算のポイント

得点計算をする際は、両プレイヤーの領土コマの対応する同数のものを除いていけば
計算がやりやすいです。
rosenkonig_09.jpg

                       

1の領土と1の領土、2の領土と2の領土。。。みたいに除きます。
見た目もスッキリして計算が楽に。
rosenkonig_11.jpg

実際の成績を見てみると。。。

rosenkonig_13.jpg
rosenkonig_14.jpg

白133点、赤67点で白の勝利!ということになります。

コマの数だけでいうと白19個、赤15個なのに、白の方が大きな領土をうまく作れたので
得点では倍ぐらい差がついちゃいましたね~。ここが面白い!

ぜひどうぞ!

【入手方法・プレイ状況】
大阪府八尾市のボードゲームショップ パティークローバーさんでプレイ・購入
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