パンデミック 2009年3月18日 1人(2人)プレイ※最初にスイマセン。ルール説明込みのプレイレポートなので結構長いです。今回のレポートはまさかの1人プレイ(途中から2人)となりました(笑)
相棒のまっきゃんが、テレビドラマ「相棒」のシーズン7最終回を観るため
こっちは相棒なしの1人プレイに。
まぁちょうどゲームのルールと流れを理解しながらじっくりやりたかったので
いいかな~と思い、とりあえず擬似2人プレイでスタートしました。
それではプレイ開始!
まず最初にキャラクターをランダムに選びます。
今回は一応、やおきんが救急医療隊員、擬似まっきゃんが調査員に。
【救急医療隊員】
本来治療の際に1つずつしか取り除けない患者コマを同色全て取り除ける。
治療薬が完成していれば手番を消費せずに対応色の患者コマ全てを取り除ける。【調査員】
カード受渡のときに本来はその都市のカードしか渡せないが、何でも渡せる。
(自分がもらうときはその都市のものしかダメなところは注意が必要!)心強いのか弱いのか、よくわからん特殊能力なので、とりあえずやってみる。
役割分担のあとは、カードの振り分けと患者コマの初期配置をします。

画像のようにカードをプレイヤーカードを4枚ずつ(2人プレイ)もらいます。
ちなみにここのボード外に置かれている患者コマのストックが無くなっても敗北。
アウトブレイクが8回起こっても敗北。
プレイヤーカードが無くなっても敗北。
要するに出来るだけ早く勝利条件「4種類全てのワクチン開発」をせよ、ということ。
厳しそうだなぁ・・・

と、早速ここで患者コマの初期配置。
ボード右上の感染カードから、順番に9枚とって処理していきます。
最初の3枚は患者3つずつ。次の3枚は2つずつ。最後の3枚は1つずつ。

とりあえず今回の初期配置ではアジア地域の赤いウイルスが怖いですな。
やおきん 「うーん、我が大阪も感染されておるのか・・・」(デッカイひとりごと)
それと、最初に説明し忘れましたが、プレイカードの中には伝染を意味する
「エピデミックカード」を混ぜています。
プレイレベルによって、簡単なものから4枚、5枚、6枚と、伝染の最大回数が増える。
今回は導入レベルとして4枚です。
準備も終わり、ようやくスタートです!!

とりあえずアジアの赤色ウイルスが怖いので、やおきん救急医療隊員が治療に。
特殊能力で一気に1色すべて取り除けるのが良いですなぁ。
自分の手番は移動、治療、カード交換などを合計4回消化し
↓
プレイカードを2枚引き
↓
感染カードを感染率分引いて処理するという一連の流れの繰り返しです。
で、序盤のターンは治療を繰り返し、順調にアジアは回復へ向かうと思われた
そのとき!!
ぐはぁっっ!!早くもエピデミック!!うそぉ~~!(これまた、デッカイひとり言・・・)
さて、このゲームはこのエピデミックの処理でうまく感染拡大を表現しています。

まず、エピデミックカードそのものの患者発生処理として
山札の一番下から感染カード1枚を引きます。で、ここに患者コマを3つ配置。
で、さらに画像のように感染率マーカーを動かして感染率があがり、さらに・・・

上記画像のように、すでに感染発生しているところのカード戻すため、また同じところに
感染が発生する可能性があがるんですよね。
これ、ものすごく感染の様子を表していると思います!
だって、感染ってどこかしこで勝手に増えるんではなく、だんだん広がっていきますよね。
でも、最近は飛行機などで広がるスピードも格段に上がっており、それはエピデミックの
処理として3人一気に増えてしまう、っていうのでも表現していると思います。
このシステムは、感染の表現という意味では絶妙だとおもいますね!
と、感傷に浸っている場合じゃなかった!

この素晴らしいシステムのおかげで、いきなり感染患者3人の地域に、
さらに患者が発生する事態に・・・!
で、これがいわゆる
アウトブレイク であります。。。
おかげさまで、サンクトペテルブルグ近辺はエライことになりました。


さらに、パキスタンの
カラチでもアウトブレイクが発生!!
さらにさらに、アウトブレイクの発生後はボード左下のアウトブレイクマーカーを
ひとつずつ動かさないといけません!!
これが8に達したときも敗北条件なので、気をつけないと!!

その後、ウイルスを駆除しては増え、駆除しては増えを繰り返し、一度は沈静化した
アジア地域も再びウイルスが猛威を振るうことに。。。
と、そのとき!事態を好転させる兆しが見える!黄色ウイルスに対する治療薬(ワクチン)が完成!!
やおきん 「おお!やっと完成したのか!!」やおきん 「はい!ようやく!!これで患者数の激減が見込めますね!!」やおきん 「よし!早速前線の病院に届けに行くぞ!!」というクサイひとり芝居をしながら、安堵のため息をつく。
しかし!!やはり油断は禁物だった!!その後、まだ根絶していなかった黄色ウイルスは、治療薬完成に刺激されたのか
またしてもアウトブレイクを引き起こし猛威を振るった!

こうなりゃ、こっちも負けへんで~とばかりにスペシャルイベントカードを使用。
無償で拠点を建設する。
なお、拠点で治療薬を開発するため、できるだけ便利なところに設置をすれば
無駄な動きをしなくてよくなる。
と、そのとき!!
まさかのエピデミック2回目!!
図ったようなこのタイミング!ウイルスもやりおるわ!!まさに一進一退の攻防!!
だれが書いた?!
この映画の王道みたいなストーリー!!
アウトブレイクが起これば!
治療薬を作って取り返す!!・・・・と、ここで最後にして最大のピンチが!!
と、緊迫のシーンですが、ここでまっきゃん登場。
まっきゃん 「いや~相棒面白かった。新相棒のミッチーもええなぁ」やおきん 「・・うん・・・」まっきゃん 「やおきん、相棒ちゃんと観てたん?」やおきん 「・・うん・・・」まっきゃん 「なんか劇場版も、もうテレビでするみたいやで!」やおきん
「でぇぇい!今それどころじゃないの!!」 ねぇ!今必要!?相棒の話、今必要!?と言いたいところだが、僕は大人なので気持ちを抑え、協力を仰ぐ。
やおきん 「てか、もう敗色濃厚やねんけど、今から入る!?」ってことで、
ここでようやくまっきゃん参加。ほぼ90%以上1人プレイだった(笑)・・・で緊張感をちょっと戻しまして・・・
まっきゃんもこの状況をみて、もはや何がなにやら分からない状況らしく
こっちの汗かきまくりプレイと反対で終始冷静な判断とプレイ。
まっきゃん 「ほい」とか言いながらあっさりスペシャルイベントカードをプレイしたり。

んでもって、いよいよウイルスと雌雄を決するときが来ました。
というのも、ついに僕やおきんの番になり、
プレイヤーカードの残りが2枚のみ
ということが発覚したのです。
つまり、
このターンで終わらなければ、プレイヤーカードを引かなくてはならず
敗北ということに。
しかもなんと手札には4枚の黒カードと、まっきゃんの手札に1枚の黒カード。
つまり、受け渡しができ、さらに1ターン残っていれば治療薬も作れることになり
逆に勝利、というかなり瀬戸際の状態になっておったのです。
やおきん 「あぁぁ・・・あかんわ。オレの手番やから間に合わへんわ・・・」・・・・・・ところが・・・・・
・・・・・・いつも以上に考え込むまっきゃん
まっきゃん 「いや、これいけるんちゃう?」
「だって、今同じ場所におるから、やおきんの手番一つ目で
カードの受渡しするやろ、それで次で隣の拠点に移動して
治療薬作れば勝利で終了やんか。」やおきん 「・・・ぐむむぅ????・・・・あ!!!!そうか!!!」そうなんです。
まっきゃんが合ってました。
普通なら、プレイヤー同士が同じ都市にいて、その都市の名前のカードしか
受渡ができないのですが、まっきゃんの役割である「調査員」は
自分が渡すのであれば、何でも良いのでした!
しかも、受渡は、現在手番のプレイヤーがあげてももらってもいいのです。
つまり、最後のターン、土壇場の大逆転が可能、ということです!!
最後の治療薬が完成!!いや、今回ばかりはまっきゃんの大手柄やな!!
相棒みてたおかげで、右京さんの知恵が乗り移ったんちゃうか!!ということで、今回はホントに最後の最後、ラストターンで勝利をおさめました!!

うん、これ大変だったけど面白かった!!
同じ協力ゲームでも「指輪物語ボードゲーム」がほぼ一本道なのに対して
パンデミックはいろいろ自分で選んだ行動ができる。
その行動が良くも悪くもあとあとに跳ね返ってくるんですが、だからこそ次こそは
っていうプレイスキルの向上、っていうのに繋がるんだと思います。
雰囲気が大切、と思うゲームで好きなものに「テーベの東」があって、
あれは発掘の雰囲気をうまく表現している、っていうところも好きなんですが
このパンデミックの「感染」についてのシステムもすごく優秀だと思います。
協力系ですし、やっぱりカード運、というのは否めないところですが面白いですよ!
今後はちゃんとした2人以上でプレイしたいですな!!
オマケえと、これはもしかしたらドイツゲームに対する敬意なのでしょうか。
ドイツの都市は、なんと
エッセン。

このエッセン、というところに遊び心を感じて好きですね(笑)
アメリカ人のリーマンさんがエッセンを選択したのは魚心…でしょうか?^^