ロンドン 第2版 ★★★☆☆ ゲーム紹介 2021年7月24日
「ロンドン」が、第2版でカードゲームになって帰ってきた!

<基本情報>
【 タイトル 】 ロンドン 第2版(原題:London Second Edition)
【 作 者 】 マーティン・ワレス【プレイ人数】 2~4人【プレイ時間】 90分【 対象年齢 】 10歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 キンケッドテイル で購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★☆
もともとのロンドン(第1版)はゲームボード付きで好きだったのですが、第2版はゲームボードが無くなっていたので手を出していませんでした。今回日本語版が発売されたのでせっかくだからと購入。
2人プレイで遊んでみてですが、個人的にはやはりゲームボード付きの方が好きかなぁ、という印象。ただ、ゲーム自体はほとんど変わっていないのでとても楽しめました。
相変わらず手札カードのマネジメントが悩ましくて面白く、よくできたゲームだなぁと思いました。
ただ、第2版になっても2人プレイの収束性悪さは第1版から変わっていない印象ですね。どうしても後半になればなるほどやりたいことやゲームを長引かせたいことが多くなりズルズルっと時間がかかる感じです。
ボックスアートやカードイラストが刷新されて綺麗になった感じはあります。第1版ももちろん丁寧で雰囲気のあるイラストだったのですが、第2版になってさらに綺麗な感じです。
ただし、文字が小さくて遊びづらいです。アートワークの邪魔をしていないのですが、なんせ小さい。
第1版は日本語版が無かったので自作の日本語シールを作ったため、文字を遊びやすい大きさにしているため、第2版の文字の小ささは困りました。
また、ゲームボードが無くなったので、テムズ川の隣接や川の北部・南部の視認性は少し悪くなっています。
もともとそれほど邪魔になっていたボードでもなかったですし、ボードはあった方がよかったのになぁと思ってしまいます。
まぁそうなると第1版と第2版の違いがほとんどないと思うんですけどねぇ。
上記の通り少し気になる点はありましたが、もちろんゲームの面白さに変わりはありません。日本語版になって価格も入手難易度も下がっている今、ぜひ遊んでいただきたいゲームです。
【ゲーム内容】ゲームの遊び方詳細は、ほぼルールが同じ「ロンドン(第1版)」で紹介していますので、そちらをご覧ください。
→ロンドン(第1版)簡単に言うと1666年に起きたロンドン大火により大きな被害を受けたロンドンの復興がテーマのゲームです。
手札からカードを自分の場に出し、それによってカード効果やお金、特典などを得ていくのですが、カードを出せば出すほど後々デメリットになる「貧困ポイント」というのが増えてしまうシステムになっており、これが悩ましいです。

ワレスさんのゲームらしくとにかくお金がカツカツ、というところも、災害復興の厳しさのテーマにも合っていて面白いですね。