浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。
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エリジウム 【カードゲーム】

 エリジウム   ★★★★☆ ゲーム紹介 2015年6月23日

 活躍したカードでも関係あれへん。あの世へ送られてナンボでっせ。

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<基本情報>
【 タイトル 】  エリジウム(原題:ELYSIUM)
【  作 者   】  B.J.ギルバート、M.ダンストン
【プレイ人数】  2~4人
【プレイ時間】  60分
【 対象年齢 】  14歳以上

【受賞歴など】 ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2015年 ノミネート
【入手・プレイ状況】  ゲーム会でプレイ
【個人評価(4人プレイ)】 ★★★★
ベスト人数だと思われる4人で遊びました。5ラウンドしかなく、各ラウンドでも3枚しか
カードを取れないため、ドラフト形式のカード獲得がとても悩ましく面白かったです。
獲得するカードは、「都度使うカード能力重視」か「伝説化して得点重視」か、かなり計画的に
プレイする必要があって、とてもシビアなゲームだと思います。
本当に楽しめるのは、カード能力を隅々まで把握してから、というタイプのゲームですね。

一方、気になった点は、やはり肝となるカード能力の把握が大きくゲームに影響する点。
ゲーム慣れしている方はともかく、あまりゲーム経験の無い方や初心者の方には難しいかも。
僕も初プレイの際、伝説化するカードの組み合わせの点数はかなり高得点を取れたのですが
カードの特殊能力を駆使した点数には届かず負けました。カードの能力は超重要です。
まぁ、カードの能力などはアイコン化されているので、ゲーム慣れしている方でしたら
ちょっと説明を聞けば概略はつかめると思いますので、初プレイでも楽しくはありました。

もう1つはプレイヤー同士の絡みが、カード獲得のドラフトのところを除いてやや少な目
かなと思う点です。これはもしかしたら使用するカードの組み合わせによるのかも。
ま、カードのドラフトの部分がとても悩ましくて十分面白いのですけど。

カード能力の確認やゲームラウンドの流れの確認などで初プレイではインスト込みで
2時間弱かかりましたが、慣れれば大幅に短縮できると思います。
やり込めばやり込むだけ楽しめるゲームだと思いますので、面白そうと感じられる方は
ぜひ遊んでみてください。僕もこれはまた遊びたいゲームです!



【ゲーム内容】
プレイヤーは神々として名を連ねてもらえるよう、現世で活躍し、歌い継がれる伝説として
あの世に送るゲームです。5ラウンドにわたってプレイし、最も伝説的だったプレイヤーが勝ちます。


ゲームの流れを簡単に説明すると

ドラフトフェイズで欲しいカード・タイルを順番に取ります
カード能力を使うこともできます。。


          ↓
伝説を達成するためにカードをあの世に送ります。
伝説化されたカードはカード能力を使えなくなります。


          ↓
次ラウンドの準備を行います。
これを5ラウンド繰り返します。



こんなゲームです。以下、ざっくり図解。
各プレイヤーは横長の個人用ボードと円柱(コラム)コマ、お金・勝利点を持ち、スタートします。

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ゲームは全体で5ラウンド行われるのですが、各ラウンドは以下の4つのフェイズに分かれます。


フェイズ1:時代の曙・・・場にカードを準備する

フェイズ2:アクション・・・円柱(コラム)を使いドラフトでカード等を取り、カード能力を使う

フェイズ3:伝説の創造・・・カードを領土からあの世へ送り伝説をつくる

フェイズ4:時代の終焉・・・円柱の回収や、使用したカードのリフレッシュ



それでは、それぞれのフェイズの流れを少し詳しくご説明します。

フェイズ1:時代の曙・・・場にカードを準備する

このフェイズでは、中央にある共通の場にカードを準備したりします。
人数によって、毎ラウンド使用するカードの枚数は違います。


フェイズ2:アクション・・・円柱(コラム)を使いドラフトでカード等を取り、カード能力を使う

フェイズ2とフェイズ3がこのゲームの中心となっています。

フェイズ2では、ドラフト形式で中央の場からカードとタイルを取っていきます。
各プレイヤーはカード3枚とクエストタイル1枚を必ず取ることになります。

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まず、カードの概要は以下の通り。
大きく分けると、レベルと系統、カードのパワーと使用タイミング、獲得条件などが表示されています。
パワーと使用タイミングは領土(現世)にあるうちに重要であり、レベルと系統は伝説化の際に重要です。

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クエストタイルは1~4のものがあります。この数字は、獲得後からの手番順になります。
そしてクエストタイルには「お金」「伝送」「勝利点」が描かれており、これはそれぞれの
クエストタイルを取得後に各プレイヤーが獲得できるものになります。

※「伝送」は、カードをあの世送りできる回数の権利みたいなものです。
  まぁあの世行きの回数券ですな。

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各プレイヤーは手番順に、上記カードまたはクエストタイルを円柱を使って獲得していきます。

各カードとクエストタイルには、獲得条件である色(円柱のマーク)が1~2個描かれており、
該当する色の円柱を持っていなければ、そのカード等を獲得することはできません。

※円柱は、各プレイヤーが同じもの4つを持っており、使用後のものはラウンド終了時に戻ってきます

条件を満たしていた場合、そのカードを獲得するために円柱1つを使用して捨てます。
この際、その条件どおりの円柱を捨てるか、他の色の円柱を捨てるかは自由です。
条件通りの色を捨てる必要はありません。

また、条件が2色ある場合でも捨てる円柱は1つで構いません。 


つまり、獲得条件の色については、満たしてさえおけばOKということです。

なお、もしも獲得条件を満たせる円柱がなかった場合は、カードならば市民カード(=ガチムチ。後述)
クエストタイルならば表面ではなく裏面(劣化版)を受け取ることになります。
かなりのデメリットなので注意が必要ですね。

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ところで、カードを獲得した(または前ラウンドから引き続きカードを領土に置いている)ならば
自分の手番中にカードの効果を使うことができます。
カードの効果は結構強いものが多いのですが、任意で使うかどうかを選択できるものばかりではなく
獲得したら即座に効果発動、というようなカードもあるので、状況に応じて獲得(使用)しましょう。

使用したカードは、使い捨てのものは捨て札置き場へ。使い捨て以外のものは横向き(使用済み状態)
に90度向きを変え、自分の領土にそのまま置いておきます。
(フェイズ4で、次のラウンドの準備として縦向き(使用可能状態)に戻します)

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以上のように、円柱を使ってカード・タイルを獲得する、というのを全員が順番におこなっていき
カード3枚+クエストタイル1枚を全員が獲得したらアクションフェイズが終了し伝説フェイズとなります。

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フェイズ3:伝説の創造・・・カードを領土からあの世へ送り伝説をつくる


伝説フェイズでは、このラウンドで獲得したクエストタイルを処理していきます。
お金と勝利点はトークンで受け取り、可能な伝送の数だけ、領土にあるカードをあの世に遅れます。

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この伝説化(あの世へ送る)にはルールがあり、下記2つの条件に従って行う必要があります。

・レベルが同じで系統が違うカードのまとまりで出す方法=要するに数字が同じ系統がバラバラ

系統が同じでレベルが違うカードのまとまりで出す方法=要するに系統が同じ数字がバラバラ


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ゲーム終了時に、上記の例のように完成していれば点数は大きくなりますが、もし完成していない状態
(例えば、同じレベルで違う系統のカード3枚等。完成系は5枚なので。)であっても得点にはなります。

できるだけ完成形をめざして伝説を作っていく必要があるわけです。

なお、この際にガチムチ兄貴の市民が役に立ちます。
なんと、市民はオールマイティーカードとして伝説に組み込むことができるのです。

例えば「アッー!、レベル3のアテナ系統カードがあれば完成なのに。。。」みたいなときに
市民をレベル3アテナの代わりに使うことができるわけです。ウホッ!いい市民!

ただし、いい市民でも、市民は市民。ゲーム終了時に1枚につき勝利点マイナス2点となります。
むやみに使うのではなく、計画的に使いたいものですね。

そして、伝説の創造フェイズが終ったらラウンドの最後、時代の終焉フェイズへ移ります。



フェイズ4:時代の終焉・・・円柱の回収や、使用したカードのリフレッシュ

時代の終焉フェイズは、次のラウンドの準備前のいろいろなものをリセットするフェイズです。
円柱を回収したり、使用したカードを再び使用できるように縦向きにしたり、という感じですね。

そして、次のラウンドのフェイズ1に移っていきます。


このようにフェイズとラウンドをこなしていき、5ラウンド終えたらゲーム終了。
最終得点計算を行います。

最終得点計算では所持している勝利点に加え、伝説の完成度による点数やボーナス点数、
各種カードの終了時加算勝利点などを加え、最も勝利点を多く稼いだプレイヤーが勝者です。


以下、遊んだときの個人ボード周りの様子です。

序盤では領土にカードが多いですが。。。

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ゲームが進むにつれ、だんだんと伝説になっていくカードが増え、反対に領土のカードは減りました。

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そして、ゲーム終了時の様子。

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どのカードを取るか、他のプレイヤーに取らせないか。。。

どのタイミングでカード能力を使うか、どのタイミングであの世送りにするか。。。

どの方向性で点数を稼いでいくか。。。。


などなど、いろいろと悩ましさがあり面白いゲームでした。
カード能力を把握するともっと考え所が増えて、いろいろな戦略がとれて
さらに面白くなると思いますので、ぜひまた遊んでみたいなと思うゲームでした!!
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