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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。
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エニグマ 【準ボードゲーム】

 エニグマ   ★★★☆☆ ゲーム紹介 2014年9月30日

 パズル好きな人に特にオススメの、パズル4種詰め合わせゲームです

enigma_01.jpg

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<基本情報>
【 タイトル 】  エニグマ(原題:ENIGMA)
【  作 者   】  T.ターコカリオ
【プレイ人数】  2~4人
【プレイ時間】  30~45分
【 対象年齢 】  8歳以上

【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】  KIWIGAMESで購入
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
4種のパズルをバランスの良い難易度で楽しめて面白かったです。
しかも単にパズルだけを解けば勝てるのではなく、パズルを解いた後の得点にも
ひとひねりあって、欲張れば欲張るほどハイリスクハイリターンになりがちなのも
とても面白かったですね。

今回は2人プレイだったので同じ問題ばかりが残らないように、4種がバランスよく
消化されていくように少し工夫をしたため、若干問題選びでの駆け引き感は
薄れてしまいました。このへんは3~4人で遊べば問題なさそうですが。

気になった点を少しだけ。まず問題数が1種類ずつそれほど多くないため、
繰り返してプレイすると覚えてしまう問題が出てきそうです。
遊びたいけどあまり頻度を高めないほうが良い、ってのはつらいところです。

それと、苦手な人がとことん苦手でゲームから置いていかれそうな点ですかね。
とにもかくにもパズルを解かないと得点になりませんので、苦手な人には苦痛の
時間かもしれません。そういう意味では遊ぶ人を選ぶゲームかと思います。
まぁ、遊んでいると分かるのですが、得意なパズル、苦手なパズルは傾向として
誰にでもあると思うのですが、パズルそのものを苦手な人にはオススメしません。

全体的にはかなり大満足ながらも、悪い意味で気になった点を考慮して少し
辛めに評価しています。それでも十分面白いと思いますし、パズル好きの方には
オススメのゲームです。また、得意・不得意を考えなければ幅広い年齢層に対応
できるところも良いですね。


【ゲーム内容】
プレイヤーは4種類のパズルから1つを選んで一斉に解き始めます。
パズルが解ければ場にタイルを置いて回路図を拡張していき、コマを配置して得点を狙います。
タイル配置によって閉じた回路があれば得点計算をし、誰かが15点を超えたらゲーム終了。
もっとも得点の高い人が勝者となります。


パズルを種類ごとに分けたり、スタートタイルを置いたり、砂時計を取りやすい位置に置くなど
準備をします。また、スタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーマーカーを渡します。


ゲームは以下の流れを1ラウンドとして、複数のラウンドに渡ってプレイされます。

1、パズル選択
2、パズル問題を解く
3、タイルを回路図に配置する
4、得点計算と勝利条件の確認


スタートプレイヤーから順番に4種類あるパズルのうちひとつを選び、問題のタイルと
そのパズルで使用するパーツを一緒に取ります。まだ問題は裏向きのままです。

次のプレイヤー、その次のプレイヤーと、順番にパズルとパーツを取っていきますが
すでに選ばれている問題は選べません。
つまり1つのラウンドでは全員が別々の問題を解くわけです。

enigma_04.jpg

パズルの種類は以下の4種類。
なお、モザイクかかってますがいかがわしいわけではありませんw
問題がバレないようにしているだけですので悪しからずご了承くださいませ。


①タングラム:三角や四角のタイルを使って、目的の形を作ります。

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②天秤パズル:決められた数の分銅を用いて、天秤の左右が同じ重さになるようにします。

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③立体パズル:真上から見たときに問題の図柄と同じになるよう、積み木を積み上げます。

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④水道管パズル:決められた水道管タイルを使って、水道管パイプを完成させます。

enigma_09.jpg


全員が解くパズルを取ったら、一斉に表向けて問題を解いていきます。ここからは早解きです!
誰か1人でもパズルを解けたら、テーブルに準備しておいた砂時計を裏返します。
砂時計の砂が落ちきるとタイムリミットになります。

パズルをクリアした人はそのパズル(タイル)をひっくり返して回路図側にし、すでに置かれている
回路図につながるように配置します。この際、今置いたタイルにのみ自分のコマを置くことができ
状況によってコマによる得点が入ります。
なお、コマがすでに手元にない場合はコマを置くことはできません。
(得点計算後、得点に用いたコマは手元に戻ってきます)

コマによる得点は、回路図のなかの1つの回路が完全に閉じられたときに入ります。

enigma_11.jpg


例えば下の写真のようにタイルがつながった場合。
すでに閉じられた真ん中の回路に置かれているコマが得点対象となります。
得点は、そのコマが置かれている回路の電源部(色が付いているところ)と
同じ色の電源の数で1つ1点となります。

つまりこの写真の場合だとオレンジ色の電源部に置かれているコマのプレイヤーが
得点することになり、オレンジ色の電源部は回路上に1つなので1点となります。
もし、緑色の電源部にコマが置かれていた場合は緑色の電源部は2つあるので2点ですね。

enigma_10.jpg


場合によっては、自分が置いたタイルによって他のプレイヤーが得点を得ることもありますので
タイルの置き方も結構考えないといけないのです。

enigma_13.jpg
回路は広がれば広がるほど閉じるのが難しくなるので、高得点を狙うと完成が厳しくなる場合も。


タイル配置とコマ配置は正解したプレイヤーが順番に行います。

ラウンド終了時に誰も15点に到達していなかったら、スタートプレイヤーが左隣に移り
新たなラウンドを開始します。


誰かの得点が15点以上になったらそのラウンドでゲームが終了。最も高得点のプレイヤーが勝利です。

enigma_12.jpg
得点ボードです。なかなか良い勝負ですね~。


得意なパズルを繰り返してばかりいると他のプレイヤーに先に取られて邪魔されたり。
得意なパズルだと思ったけど急に難しい問題で苦しんだり。
苦手なパズルだと思ったけど意外とあっさり解けて得意顔になったりw

パズル気分のときには重宝しそうなゲームです!



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