浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。
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三銃士 【ボードゲーム】

 三銃士   ★★★★☆ ゲーム紹介 2014年4月13日

 銃士たちと枢機卿が、女王の首飾りをめぐって火花を散らす。

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<基本情報>
【 タイトル 】  三銃士(原題:The Three Musketeers:The Queen's Pendants)
【  作 者   】  Pascal Bernard
【プレイ人数】  2~5人
【プレイ時間】  45分
【 対象年齢 】  8歳以上

【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】  ゲームマーケット2014大阪で、中古で購入
【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★
 中古で見つけてテーマと箱絵が気に入り即決購入。予想外に面白くて気に入りました。
三銃士側(協力)と枢機卿側(1人)に分かれ、女王の首飾りをめぐって争うのですが
分かりやすいテーマでルールもそれほど複雑ではない為、ゲームそのものの楽しみが
感じられやすく、適度の騙しあいもあって軽めの協力ゲームとして良いゲームだと思います。
両陣営の難易度のバランスもなかなか絶妙ですし、簡単に難易度調整も可能ですので
そういうところ良い点ですね。

ただ、カードのめくり運、アイテム等のめくり運、ダイス解決の戦闘など、運要素は
結構あるため、じっくり思考系のゲームがお好きな方にはちょっと雑に見えるかもです。

うちの場合はこのゲームの運要素の部分は全く不満を感じず、むしろ好意的に受け取れ
ましたので、楽しく遊べています。
2人でも十分面白かったですが、3人以上で協力要素が入ってくるとさらに楽しめそう!



【ゲーム内容】

このゲームの舞台はアレクサンドル・デュマの小説「三銃士」のいち場面です。
枢機卿リシュリューの陰謀によってピンチに立たされたアンヌ女王を救うため
リシュリューの部下ロシュフォール率いる衛士隊の妨害をかわして、女王に
首飾りを届ける、というゲームです。

めちゃくちゃ簡単にいうと、手番で自分の担当する駒を動かして、戦闘はダイスで解決。
銃士は本物の首飾りを王妃に届けることを目指し、枢機卿側はそれを阻止する、という感じ。


プレイヤーはまず三銃士側(※1)と、リシュリュー枢機卿側(※2)に分かれます。

※1 実際にはダルタニャン+三銃士の4人までなので、以後『銃士隊』とします
※2 実際にはリシュリューの部下ロシュフォール率いる衛士たちなので以後『衛士隊』とします


衛士隊側は1人のプレイヤーが担当します。銃士隊側は最大4人までが協力してゲームを行います。
つまり、衛士隊側vs衛士隊側の対戦であり協力ゲームでもあるわけです。

ゲームボードの全景はこんな感じ。ルーブル宮が舞台です。今まさに国王ルイ13世の
舞踏会が開かれようとしています。

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銃士隊側は「ルーブル通り」からスタートし、首飾りを届けるため「舞踏場」を目指します。
衛士隊はそれを阻止するために衛士を送り込み、銃士たちを足止めし、可能ならば首飾りを奪います。

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銃士隊のメンバーは小説の主人公でもあるダルタニャン、アトス、アラミス、ポルトスの4人。
衛士隊に比べてひとりひとりが強く、特殊能力もそれぞれ特徴があって面白いです。

アトスはダイスを振りなおすことができます。
アラミスはダイスの出目によって相手の攻撃をかわす(無効にする)ことができます。
ポルトスは体力自慢で、生命値が他の銃士たちよりも1つ多いです。
そしてダルタニャンは戦闘時にダイスを多めに使用できます。敵をバサバサ倒す。銃士無双ですね!

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カードに描かれている丸いマークのところが生命値です。この数の分ダメージを受けると気絶します。


銃士たちは所持品として首飾りと装備品を持ちます。
首飾りはゲームの勝敗にも関係します。各キャラクターが必ず1つずつ、中身を隠して持ちます。
中身は3つが偽物で1つだけが本物です。本物と偽物は銃士の所持品交換でこっそりと
交換して衛士隊を翻弄することができます。

装備品は3つまで持てて、体力の回復や戦闘を有利にするために使用できます。

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銃士カードの上においている四角い小さなトークンが装備品です。3つまでしか持てない点に注意。


一方、衛士隊は1人で担当しますが、キャラクターは3種類あります。
まず、ザコキャラでいくらでも沸いて出てくる「衛士」。(一番左)
つぎに、衛士たちの隊長でピストルを持っている強面兄貴の「ロシュフォール隊長」。(真ん中)
そして、色香で惑わせ首飾りの中身を覗けるフランスの峰不二子こと「ミラディ」。(一番右)

ミラディは戦闘にも参加しませんし、そのほかの戦闘力や生命力も弱いので質より量の人海戦術です。

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カードやトークン類を準備し、各駒の初期配置、初期所持品などを決定したら準備完了、ゲーム開始。

なお各陣営の勝利条件は以下のとおり。

銃士隊側・・・女王が国王のもとへ到着するまでに本物の首飾りを舞踏場へ届ける

衛士隊側・・・本物の首飾りを奪う、又は、女王が国王のもとへ到着するまで銃士隊を足止めする




さて、ゲームが始まるとまず最初に行動順カードをめくります。ここから各ラウンドが始まります。
行動順カードに書かれている順番に各キャラクターたちを担当しているプレイヤーが手番を行い
行動順カードに書かれているものを全て終えたら1ラウンドが終了します。
このラウンド終了時点でどちらの陣営も勝利条件を達成していなければ次のラウンドへ、という流れ。


行動順カードは上から順番に行っていきます。
例えばこの写真のカードだと以下の順番です。

アトス → 枢機卿側 → ポルトス → アラミス → 枢機卿側 → ダルタニャン → 女王の移動

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先の枢機卿側は「行動力2」、後の枢機卿側は「行動力2+カード1枚」をあらわしています。


銃士隊側は、その示されたキャラクターを担当しているプレイヤーが手番を行います。
銃士隊のキャラクターは2部屋先まで移動することができ、その移動によって戦闘が起こったり
収納箱から装備品を獲得したり、仲間の銃士と持ち物を交換したり、装備品を使用したり、
というようなことを、可能な限り行うことができます。

なお、首飾りを交換することは枢機卿側を混乱させる点で結構重要です。
実際には交換をしなくても、交換したふりをするだけでも効果的ですよ!

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一方、枢機卿側は、行動順カードに示されている「行動力」を消費する行動と、カードの使用のように
行動力を消費しない行動を組み合わせて、可能な限り衛士たちを動かしたりという行動を行えます。

行動力を消費する行動は、衛士駒をゲームボード上に登場させる「増援」と
衛士駒を2部屋分まで移動させることができる「移動」。

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行動力を消費しない行動はカードの使用で、そのカードの使用によって鬼戸(落とし格子)を使って
部屋の移動を制限したり、行動力そのものを増やたり、特殊な増援を行ったり、ができます。

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女王の移動についてはそのカードに書かれている数の分だけ女王駒を国王の方(数字が大きい方)へ
動かします。通常は1のマスからスタートして15のマスへ到達するとゲームの制限時間終了となり
この時点でゲームが終了します。(ここまでに本物の首飾りを届けられないと枢機卿側の勝利)

なお、カードに書かれている数字を使う代わりに、この数字は使わずに女王トークンをめくることで
女王が進むマスを決めるルールを採用することもできます(このほうが最後までゲームを楽しめます)。



さて、次は戦闘について簡単にご説明。

戦闘は銃士隊側の駒と衛士隊側の駒が同じマスに入れば起こります。
戦闘の解決は、基本的にダイスを使用して出目による「当たり判定」で行います。
(例外的にロシュフォールのピストル射撃や、後述のカードの使用などもあります)

衛士側は同じマスにいる衛士1つにつきダイス1つを使います。そして出目5以上で攻撃ヒットです。
銃士側は銃士1人につき2つのダイスを振ります。そして出目4以上で攻撃ヒットです。

衛士は1駒につき1ヒット受けると倒されゲームボードから取り除かれます。
銃士は1ヒットにつき1ダメージを受け、ダメージマーカーをキャラクターカードの生命値の所に
置きます。すべての生命値を失うと銃士は気絶してしまいます。
(気絶した銃士は、次のその銃士の手番で復活できますが、行動が制限されてしまいます)

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このようにダメージの判定を繰り返していき、どちらかの陣営のキャラクターがすべて倒されるまで
戦闘が続きます。

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なお、そのマスの銃士駒がすべて気絶状態になり、衛士隊側の駒で倒されていない駒が残っている場合
気絶している銃士の首飾りが本物かどうか覗き見されます。
万が一それが本物の首飾りだった場合、それは奪われて即座に衛士隊(枢機卿側)の勝利となります。

また、銃士が気絶させられる度に、女王は国王側へ1マス分移動します。つまりタイムリミットが
早まってしまうわけです。つまりこの点からも銃士は倒されるとかなりヤバイってことですよ。


戦闘では、両陣営とも戦闘のみで使用できるカードを使うことができます。
戦闘開始直前に先手をとって敵を倒せるカードや戦闘力の底上げをするカードなどもあり
かなり戦闘が有利になりますのでチャンスを見つけて使っていくと良いですね。

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例えば「激怒」のカードは、衛士隊のダイスを1回だけ2個増やすものでかなり強力です。


最後に、超スペシャルなジョーカーカードについて。

これは各陣営が1枚ずつ持ち、1回のゲームで1度だけ使用できるというかなりスペシャルなもの。
銃士側は追加で移動を行うか、生命値を回復することができるという効果のカード。
衛士側は待機中の衛士たちを一気にゲームボード上に登場させられるという効果のカード。

いずれもかなり強力ですのでピンチやチャンスにうまく活用したいものです。

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使うときは「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために!!」を叫ぶのが正しいルールです。



と、こんな感じで、三銃士は本物の首飾りを舞踏場に届けるために頑張るわけデス!

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終盤はタイムリミットが迫り、どちらの陣営も死力を尽くして勝利を目指すためかなり白熱!
間に合うか、阻止できるかと、どっちもハラハラしますね~。


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なお、偽物の首飾りを舞踏場へ届けると、王女を2マス分、数字の低いほうへ戻せます。
これにより少しだけ時間稼ぎができますが、偽物の首飾りを届けた銃士はゲームから
離脱しますので、これは緊急回避的に行うほうがよさそうですね。


そして、タイムリミットに達するまでに本物の首飾りを無事届けられれば銃士側の勝利!

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強さのバランスなどが良いので、どちらの陣営で遊んでも面白いと思います。
三銃士の世界観や、協力ゲームなどがお好きな方にオススメです!
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Author:やおきん
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