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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

ディヴィナーレ 倫敦の霊媒師 【カードゲーム】

 ディヴィナーレ 倫敦の霊媒師   ★★★☆☆ ゲーム紹介 2013年6月13日

 カード枚数を予想!「このカードは・・・6枚!こんなん出ましたけどぉ」

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<基本情報>
【 タイトル 】  ディヴィナーレ 倫敦の霊媒師(原題:Divinare)
【  作 者   】  Brett J. Gilbert
【プレイ人数】  2~4人
【プレイ時間】  30分
【 対象年齢 】  13歳以上 (10歳以上なら十分遊べます)

【受賞歴など】 特になし
【入手・プレイ状況】 ゲーム会でプレイ
【個人評価(4人プレイ)】 ★★★☆☆
今現在のゲームで使われているカードの枚数を予想して賭けていくのですが
特定ターンで行うカード交換と、1マスに1人のプレイヤーしか入れない賭けのルールが
効いていてなかなか面白かったです。
カードがハッキリしてくる終盤に安全に賭けたいところですが、予想マスが早い者勝ち
なのである程度見込みで賭けなければならず、かといって外れるとマイナス点だし…。
そういう悩ましさでムムムとうなりたくなります。人によってブラフや直感、確率など
予想の仕方や賭けの仕方に個性が出るのもなかなか面白く感じました。
カードや賭けボードなどコンポーネントも胡散臭くて良い感じです。
ちょっと部屋を暗めにして遊びたくなりますねぇ(笑)


【ゲーム内容】


今行われているゲーム中で、4種類のカードが何枚ずつあるかを予測するゲームです。

4種類のカードの合計は36枚ですが、内訳は6枚、8枚、10枚、12枚とバラバラ。
もともと多いカードと少ないカードがあるのです。

ゲームで使うのはこの36枚のうち24枚。ランダムに12枚を取り除きます。
この使用される24枚の内訳を予想するゲームなのです。

ゲームのテーマ的には霊媒師たちが霊視をしてこれを見抜き、一番優秀な霊媒師
つまり、霊媒師オブ霊媒師ズを決定するというゲームなのであります。

ゲームはプレイ人数と同じラウンドが行われますが、毎回このように12枚を取り除き
どのカードが何枚使われるかバラバラになります。


自分の霊媒師用の賭けマーカーはそれぞれのカード種類に対応する賭け場所のタイル上に
置いておきます(予想数の場所ではなく、中央部分が最初の場所です)
それぞれ手札として8枚ずつカードを受け取ればスタートです。

ゲームが始まるとスタートプレイヤーから、手札のカードを1枚をそのカードに対応する
「賭け場所」に出します。

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そして自分のマーカーをその賭け場所タイルにある予想数の
書いてある場所へ動かします。これでそのプレイヤーはその出したカードの枚数を予想し
置いた予想数に賭けたことになるわけです。この予想数への賭けがラウンド終了時の
得点になりますので、しっかりと考える必要があります。

なお、このマーカーの置き方には少しルールがあり、それは以下のようなものです。

・カードを出したら必ず動かさないといけない(特に終盤このルールが効いてきます)。
・1つの予想数のマスには1つのマーカーしか置けない(つまり早い者勝ち)
・動かす際は「中央に戻す」か「他の予想数マスに動かすか」を選んで行う。


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例えば黄色のカードを出して、黄色の賭け場所のマーカーを動かす、みたいな感じですね。


手番で行うことはそれだけです。次のプレイヤーへ手番が移り、同じようにプレイします。


先述のように得点はラウンド終了時にカードの種類ごとに計算します。
正解の数のマスにマーカーを置いていたプレイヤーは3点、誤差±1の人は1点。
それよりも大きく外してしまっている人(誤差±2以上)は-1点です。
また、カードの上限数と下限数に近い予想数のマスにはさらに1~2点のボーナスが
付いており、上限下限で予想して得点を得たときはボーナスも加算されます。


当然ゲームが進んでくると手札の枚数が減り、置かれるカードが増えていきますので
だんだんと全体の枚数が明らかになってくるわけです。

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なお、手番が2周するごとに自分の手札カードの一部を、隣のプレイヤーと交換します。
それによってさらに全体のカードの全容に近づきますので、予想の修正を行うわけです。
渡すカードによっては他のプレイヤーにミスリードさせたりすることもできるので
このカードを渡すという手順は個人的に結構好きなところです^^

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ゲームが進むにつれて手札はだんだん少なく、公開されているカードはだんだん多くなり
いよいよ全体の様子がわかってくるようになります。
この時点で予想が大きく外れていると予想数マスの空き状況と自分の手札状況により
より正解に近い(と思われる)マスへ移動させたり、もう勝負を諦めて中央に戻したり
最後の調整を行っていくわけです。

ただし、自分がその種類のカードを持っていないと動かすことができませんので要注意。
最後の最後で大きく外れていて、マーカーも動かせないとなると失点が確実ですからね。


全員がカードを置ききったらそのラウンドが終了し、得点計算をします。

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ラウンド終了時の様子


このようなラウンドをプレイヤー人数分行い、最終的に総得点が最も多い人が勝者です。


大胆な予想と緻密な駆け引きが同居した胡散臭さ満点(!?)の霊媒師ゲーム。
キワモノと思って敬遠されている方は是非遊んでみて下さい。面白いですよ!
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