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クアート! ★★★☆☆ ゲーム紹介 2011年1月31日
立体の柱を使って四目並べ。インテリアにもなりそうな豪華仕様。

<基本情報>
【 タイトル 】 クアート!(原題:QUARTO!)
【 作 者 】 ブレイズ・ミュラー【プレイ人数】 2人【プレイ時間】 10分【受賞歴など】 1993年 ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート【入手・プレイ状況】 リサイクルショップで購入【個人評価(2人プレイ)】 ★★★☆☆
基本的には四目並べなのですが、立体の柱を使う点、自分の駒というのが無い点、
手番で置く駒(立体柱)は相手が選ぶという点等、ひねりが効いていて面白いです。
手番終了時に立体柱の配置が勝利条件に当てはまれば勝利できるのですが、集中力を
切らしてしまうとそれを見逃してしまったり、相手が勝利できるような駒を渡して
しまったりと、うっかり見落として勝敗が決まることも多かったです。その点では
得意・不得意がハッキリ出そうなゲームだと思います。
重厚な大型ボード&大型木製駒というインテリアにもなりそうな豪華仕様なので、
カフェやバー、ホテルのロビー等、お洒落に時間をつぶしたい場所には合いそうです。
短時間で簡単なルール、扱いやすい大型駒というのも好印象です。
一方、自宅用としてこの内容のゲームで、正規の価格はかなり高めに感じました。
自分はリサイクルショップで500円という超掘り出し物価格だったので満足ですが
数千円出して、となると★はマイナス1して★2つですかね。。。【ゲーム内容】4×4=16マスのボードに、高さや色等の違う駒(木製柱)を交互に置いていく
変則的な四目並べです。
駒は色、高さ、形、上部穴(があるかないか)の4つの特徴を組み合わせることで
全て違うものとなっており、この特徴のうちひとつが直線状に4つそろった場合に
その手番の終了時に勝利宣言することで勝者となれます。
「自分の駒」という扱いはなく、ボード上の状況は両プレイヤーの共通のものであり
自分の手番の終了時に勝利条件を満たしているかどうかが重要なわけです。

また、このゲームのもうひとつの特徴として、交互に行う手番において置く駒は
その都度「相手のプレイヤーが選ぶ」ということがあります。
今の手番で置く駒は、相手が選んで渡すという、このもどかしさ(笑)これにより、勝利直前(3駒並び)まで状況を持っていっても、自分の手番で
置きたい駒を置かせてもらえず、逆に追い込まれてしまうなんてこともあります。
地味ながら渋いやり取りが面白いです。

慣れてくると最善手を考えやすいゲームだと思いますので、相手のミスがなければ
勝てないガチガチのゲームになってしまうかも知れませんのでこの辺は好みでしょう。
先述のように、店などで暇つぶしにこれが置いてあればちょっとうれしいです。