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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。

ディクシット 【カードゲーム】

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 ディクシット   ★★★☆☆ ゲーム紹介 2010年11月21日

 幻想的なイラストからイメージする物語を語りましょう

dixit_01.jpg


<基本情報>
【 タイトル 】  ディクシット(原題:Dixit)
【  作 者   】  Jean-Louis Roubira
【プレイ人数】  3~6人
【プレイ時間】  30分
【受賞歴など】 2010年 ドイツゲーム大賞
【入手・プレイ状況】  ボードゲームショップ パティクローバーで購入
【個人評価(4人プレイ)】 ★★★☆☆
親が手札の1枚からイメージしたタイトルに従い、全員が1枚ずつカードを出しますが
イラストから受ける印象が、こうも人によって違うものかと、とても盛り上がりました。
8歳以上~という年齢からも分かるようにルールはとても簡単で、可愛らしいイラストや
ゲーム内容から女性を中心としたゲーム未経験者でも遊び始め易いのではないでしょうか。

一方、ゲームの性質的にあまり続けて遊ぶと面白さが急激に下がる気がします。
カード枚数が全部で84枚しかなく、しかも終了までに全てのカードを配るため
2回目、3回目と続けていくうちに同じカードが手札に来る可能性が高くなります。
初見で沸いてくるイメージを膨らませる方が直感的で楽しいと思いますので、何度も
続けて遊ぶのには向いていないと思います。多くても続けては2ゲームぐらいで
できれば数日空けて遊びたいと思いました。

また、手札の内容によってはタイトルに結びつくようなカードが全く無い場合もあり
続いてしまうとちょっと盛り上がりに欠けるというところもマイナスに感じました。

あと、子供向けのゲームのような感じに見えますが、大人の方が遠からず近からずの
気の利いたタイトルが出てきやすいと思いますので、意外と子供向けでないのかも。
子供は子供で、大人では想像できないような言葉を想像しそうですけどね。

ドイツゲーム大賞受賞のゲームに相応しいかというと、ちょっと違う気はしますが
遊ぶタイミングと、メンバーを間違えなければ盛り上がりますし楽しいと思います。


【ゲーム内容】
語り部である親プレイヤーが選んだカードを子プレイヤーが当てるゲームです。
親プレイヤーは自分が選んだカードを子プレイヤー全員が当てた場合や、
全員が当てられなかった場合には点数が入らないので、遠からず近からずという
絶妙なところを突かなくてはいけません。

各自手札を6枚ずつ持ちます。親プレイヤー(語り部)は自分の手札から1枚を選んで
そのカードイラストからイメージする一文(タイトルなど)を声に出して言います。

子プレイヤー全員は、その親が言った一文に最も近いと思われる絵柄のカードを
自分の手札の中から1枚選びます。選んだカードは他のプレイヤーに見られないように
親プレイヤー(語り部)に渡します。

親プレイヤーは、自分の選んだカードと、他の子プレイヤーから集まったカードとを
全て混ぜてシャッフルし、絵柄が見え易いようにテーブルの中央に置きます。
これで親がどのカードを選んだのかは分からないことになります。

全ての子プレイヤーがこのテーブルに置かれたカードの中から、親プレイヤーが
出したと思われる(つまり親が言った一文に最も合っていると思われる)カードに
投票を行います。投票は投票用の番号が書かれた投票トークンで行います。

dixit_101031_02.jpg
どれに投票したか他のプレイヤーに分からないように裏向きに投票します。


子プレイヤー全員が投票を終えたら全ての投票トークンを表に。つまり投票結果が出ます。
この結果により得点が決まるのですが、大まかにいうと親プレイヤーが選んだカードが
全く投票されなかった場合(親プレイヤーが行った一文と絵柄が違いすぎる、等)と
全員に投票された場合(絵柄そのままの一文だった場合、等)は親は得点できなくて
子全員が得点することになります。
一方、それ以外の場合(つまり親プレイヤーのカードが満場一致でなく選ばれた場合)は
親プレイヤーと、子プレイヤーの一部に点数が入ることになります。

要するに、親は「最低1人は選んでくれるけど、全員に選ばれない」ようにカードを選び
一文を考え出す必要があるわけです。これがなかなか難しいんですけど(笑)

 ※得点計算の詳細を記載するとカードだけの拡張などでも遊べてしまいますので
  詳細は掲載していません。ご了承くださいまし。


得点を記録するボードはゲームのボックスを利用しており、コマもかわいいウサギ型と
これまたゲームの雰囲気にピッタリあっているなかなかよいアイデアだと思います。

dixit_101031_03.jpg
カードを含めたデザインは幻想的で可愛らしさもありとても素晴らしいと思います


得点計算が終われば次プレイヤーに親が移り、全員手札が6枚になるようカードを補充。
これを繰り返していき、山札が無くなったらゲームが終了です。



【カードからイメージする一文について】

一文は長くても短くてもよく、そのカードから想像するタイトルだったり、擬音だったり
物語の一節だったりとなんでもいいのですが、人によって感じ方は違うので面白いです。

例えば、下の一例では、親プレイヤーが「初恋」という一文を想像してカードを選びました。
4人プレイだったのですが、どれが親の選んだ初恋か分かりますでしょうか?^^

dixit_101031_04.jpg
dixit_101031_05.jpg



実は、上の写真左側の「大きな木が花束を持っている絵」のものです。
ちなみに僕が出したのが下の写真左側の「王様みたいなのが歌っているっぽい絵」です。
「ピエロにスポットライトが当たっている悲しそうな絵」がなんで初恋?と思っていたら
「初恋にやぶれて落ち込んでいる様子」とのことでした。そういう受け取り方もあるんだと
このゲームの面白さに盛り上がった一例でした。


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