キングアーサー ゲーム紹介 2009年3月31日
→ ヴァリアント 「労働組合」 (やおきん作成)<基本情報>
【タイトル】 キングアーサー(原題:King Arthur the card game)
【 作者 】 R・クニツィア【個人評価(2人プレイ)】 ★★★★☆
騎士カードで獲得した敵カードを使い、冒険カードを獲得する、という2段構えの
システムで、いかに効率よく冒険カードを獲得するかがポイントのゲームです。
特別なコンビネーションや特殊効果のないカードプレイですので、初心者でも
すんなり楽しめるところが良いと思います。
反面、ゲーム慣れしている人には少し物足りないかもしれません。
上級ルールもさほど難しくありませんので、上級ルールでのプレイをオススメします。【プレイ人数】2~4人【プレイ時間】30~40分程度【ゲーム内容】場に出ている敵カードには強さの数字があり、それ以上の騎士カードを出すことで
敵カードを獲得します。その敵カードを使い、冒険カードを獲得するのですが、冒険カードには
獲得するための条件が「色の種類」「数値」「枚数」など縛りがあり、いかに効率よくそれらを
入手するかで、自分の得点が大きく変わります。
狙っているカードは、相手に先を越されないように、かつ効率よく獲得していきましょう!
なお、上級ルールでは即座に敵カードを獲得できず、攻撃済みの敵カードにはチップを置き
その列がすべて攻撃済みになったり、攻撃済みの敵にさらに攻撃を加えたり、というように
少しだけ複雑になっています。上級ルールの方が「相手の手を読む」要素が強まるため
考えどころは少し増えますので、なれたら上級ルールの方が楽しいと思います!【好きなところ】
簡単なルールでサクサクっとプレイできるところが良いですね。
ゲーム慣れしている人より、初心者の方が2段構えのカード獲得を純粋に楽しめると思います。
割と気軽にプレイできますし準備も簡単ですので、ちょっと遊びたいときに重宝しています。
得点計算なども極簡単なので、そういうところも気軽で良いです。【受賞歴など】特になし

第1段階目である敵カードの獲得は至ってシンプル。
騎士カードの3色(赤、オレンジ、黄)はそれぞれ1人か2人(倍の力)があります。
他にワイルドカードの白(マーリン ※魔法使いみたいなおっさんです)があります。
この3色のうち1色(とワイルドカードの白)を、敵カードの数値以上出して敵カードを得ます。

で、その獲得した敵カードを貯めておいて、狙いを定めた冒険カードをゲットします。
このときに冒険カードごとに設定されている獲得条件を満たさないとダメです。
しかも、カードの組合せによっては損をしたり得をしたり、結構差が出ますので
ここで出来るだけ効率良く冒険カードを獲得したいですね!


ゲームの終了は冒険カードが最後の一枚になったときとか、敵カードが無くなったとき。
最終の得点計算は、獲得した冒険カードの点数の合計と、手札の敵カード点数の合計。
(騎士カードは点数にならないので要注意です)結構競ることも多いので、出来るだけおいしいカードを早く手に入れたいですね。
【慣れてきたら上級ルールで!】上級ルールといっても、敵カードの獲得タイミングが変わるだけで複雑ではありません。
通常ルールだと即座に獲得できていた敵カードですが、以下のタイミングに変わります。
※なお、1度攻撃をした敵カードには、攻撃をしたプレイヤーが持っているチップをおきます。
①敵カードの同色カード全てにチップを置かれたとき、それぞれチップを置いている
プレイヤーがその敵カードを獲得します。
(その列のカードが1枚しかなかった場合、チップを置かずに即座にそのカードを得ます)
②すでにチップを置かれている敵カードに、さらに表示数以上の騎士カードで追撃を
した場合は、その列の他のカードの状況に関わらず即座にその敵カードを得ます。
③まだチップを置かれていない敵カードに、その倍の数値の騎士カードを出したときは
2段攻撃として、即座にその敵カードを得ます。
※なお、その回で冒険カードを獲得できるのは、その手番のプレイヤーのみです。

と、文字で書くとややこしいですが、やってみると至って簡単です。
こちらの上級ルールの方が、相手のチップ配置などで手を読む楽しみが加わりますので
戦略性が増すのではないでしょうか。僕も上級ルールの方が好きです。
まだゲーム初心者といえる僕から見てもシンプルなルールとゲーム感のため
ゲームになれている方には物足りないと思いますが、初心者には楽しいですよ!
絶版が近い(すでに絶版?)との話も聞きますが、2000円とお安いゲームですので
僕と同じような初心者の方は是非やってみてくださいませ!