
ロンドンの地下鉄はゾーンに分かれており、そのゾーンの中で移動するかゾーンを越えて
移動するかでかかる料金が違うようです。

旅行者も利用できるトラベルカードも充実していて、oyster card(オイスターカード)のように
日本のSuicaやIcocaのようなプリペイド式のICカードになっているものや
紙の切符になっているものなどで購入することができます。
各トラベルカードともゾーンを選択(ゾーン1~2とか1~6とか)して買えます。
以前はトラベルカードの購入に写真など本人の登録が必要だったようですが
僕達が旅行した2006年11月の時点ではそういうものは不要で、現地で購入できました。
トラベルカードの種類も1day、3day、7dayのものなどがあり、上記のように
ゾーンの種類もあるので、それらを組み合わせて観光計画にあったものを
購入すればよいと思います。
ちなみにオイスターカードの方はプリペイド式の電子カードなので、紛失時に再発行できたりと
便利だそうですが、購入が基本的に英語でのやりとりになるため、ある程度英語を話せないと
自分の目的の内容でうまく買えるかどうかは。。。
ロンドンの地下鉄は日本の地下鉄と違い、全体的に小さいモノになっています。
車両の高さや幅が小さいうえに壁の上部付近は丸くなっており、頭を打ちそうです。

写真でもわかるように足を伸ばすと向かいの人と当たりそうで、車両内の移動は困難です。
ですので車両内ではあまり移動をする人はおらず、真ん中の方から降りるときは
「sorry」や「excuse me」などと言いながら人を掻き分けて降りるようにしてました。
車両内は特別汚ないワケではないですが、食べた後のフライドチキンのゴミが
箱ごと捨ててあったりと、マナーが悪い人もいるみたいです。
他にも地下鉄内でビックリしたのは、果物をまるのまんまでかじってる人がいたり
ジュースをカップのままで持ち込んだりする人もいました。
このへんは観光客としてはあまり真似したくないですね(´д`)
【ロンドンの地下鉄のその他の特徴】

ロンドンの地下鉄の入り口には上の写真のようなマークがあります。
上の写真は階段を降りていく地下の駅ですが、地上の駅と変わらないような駅もあります。

改札付近には写真のような運行状況のリストがあります。
その日の運行状況(運休やサービスの質)が表示されています。
曜日などによって路線や駅一つがまるまる休みになったり、一部がノロノロ運転になったり
かなり移動に影響があるようなケースがあるため、必ず確認する方が良いです。

また、ロンドンの地下鉄には日本の地下鉄と違い、行き先を駅名でなく方向で表示しています。
方向+bound と表示してあり、たとえば東行きであれば Eastbound です。
これが旅行者などにとってはかなり便利で、自分が向かいたい駅がどちらにあるかさえ
わかっていれば、とにかく目的の駅へ近づける地下鉄に乗ることが出来ます。
ホームには現在駅から次の駅、次の次の駅、と進行方向の駅のみ表示されているので
自分の行きたい駅がその中になければ間違えてるということで、旅行者としては
これも分かりやすくて良い表示の仕方だなと思いました。
また、地下鉄車内の上部の壁には、日本の電車などと同じように路線図が
掲示されているんですが、この数もかなり多く、あわてて飛び乗った場合でも
中でゆっくりと目的の駅を路線図から探すことができます。
このあたりも旅行者にはかなり便利です。
【日本だと・・・】
日本だと列車の進行方向ではなく、行き先の駅名で表示されているので
目的地のずーっと先の駅名を表示していることが多く
知らない者にとってはそれがどちらへ向かっているのかを探すことが困難です。
さらに自分が今いる駅を含めてその路線全部の駅が書いてあるので
慣れない所だととりあえず自分がいるホームは間違いないかどうかを調べるのに
時間がかかったりして、電車を一本乗り過ごしてしまったり・・・
というようなことも多いと思います。
また、電車内も路線図は広告よりも少なく、ちょっと混んでいる列車内だと
路線図を確認することも困難なので、観光客には優しくないですよね。
観光客も多く、網の目のように入り組んでいる地下鉄路線を
利用者にわかりやすくしてある知恵などは、さすが長い歴史のある
ロンドンの地下鉄だなと思いました。