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浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-

ドイツボードゲームや小説、映画など趣味のこと書いてます。その他日記代わりなど。
月別アーカイブ  [ 2005年10月 ] 

小説 『動機』 を読みました

『動機』
作者:横山秀夫 文春文庫
お気に入り度:★★☆☆☆

『動機』 文春文庫

<あらすじ>
 署内で一括保管される30冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。男達の矜持がぶつかりあう表題作(第53回日本推理作家協会賞受賞作)ほか、女子高生殺しの前科を持つ男が、匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」。公判中の居眠りで失脚する裁判官を描いた「密室の人」など珠玉の四篇を収録。(文庫本 裏表紙より)

<感想など>
 横山秀夫さんの作品は映画「半落ち」と原作漫画の「強行」で経験済みでしたが、小説作品を読むのは初めてで、読みやすそうな短編から入ってみました。
 映画と漫画の両作品からも感じたのですが、作風は重い雰囲気のものが多いですね。なんというか男クサイというか、特に警察をテーマにした作品は警察組織における個人の立場や葛藤など重厚な描写は横山秀夫テイストあふれています。読んでて警察組織ってこんな感じなんだ~と思うと、警察嫌いになりますよ、確実にw(僕はもともとあんまり警察に良い思いがありませんので、ますます嫌いになりそうw)
 個人的にはこの短編集でも作品によって好き嫌いがハッキリわかれました。好きなのは「逆転の夏」「動機」、「ネタ元」はまぁまぁで、「密室の人」はハッキリ言って嫌いです。
 最初の短編集を読んだ印象としては、僕には横山秀夫さんの作品は合わないかなぁ・・という印象でした。なんとなく、創作小説を読んでいるというよりはノンフィクション作品を読んでいるようで、正直面白みに欠けるかなという感じです。これは好みだからどうしようも無いですね。
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