タロ ★★★★☆ ゲーム紹介 2015年1月17日
積んで登り、詰んで降りる。近くて遠い10段目。

<基本情報>
【 タイトル 】 タロ(原題:Talo)
【 作 者 】 Uta Krueger , Bernd Poloczek , Jens-Peter Schliemann 【プレイ人数】 2~4人【プレイ時間】 20分【 対象年齢 】 6歳以上【受賞歴など】 特になし【入手・プレイ状況】 KIWIGAMESでプレイ【個人評価(4人プレイ)】 ★★★★☆
このゲームはコンポーネントがいいですねぇ。積み木のように積んで上目指すの楽しすぎます。
自分のコマを10段目に連れて行くために柱を組み立てていくのですが、あんまり目立つと
他のプレイヤーから邪魔されてうまくいきません。
ときには協力しつつ、ときには足を引っ張るという感じで思い通りにいかない。
なのに面白く感じるのは、やはり木の手触りを感じながら積み上げていく楽しさだろうなと。
大人が遊ぶと結構つぶし合いが多くなりがちですし、自分の手番の前のプレイヤー次第で
邪魔されまくったりとストレスを感じることもあるのですけどね(笑)
シンプルなルールで視覚的にも楽しいので、普段あまりゲームを遊ばない方にも
良いと思います。ただ、流通数がおそらくそれほど多くない点と、少し高めの価格が
ネックですかねぇ。これで5000円ぐらいだったら即買いたいのですが!【ゲーム内容】ダイスを振って出た目によって柱を積み上げ、自分のコマを動かして高さ10段目を目指します。

ダイスの出た目の長さの柱か、2つを足してダイスの出た目になる長さの柱のどちらかを選び
マス目にあわせて柱を配置します。
たとえば下の写真のようにダイス目が6の場合、6か、5と1か、4と2か・・・というような感じです。
そして柱を配置したあとに自分のコマを移動。
移動する場合、水平移動については何マスでも進めます。
ですが、他のプレイヤーのコマを飛び越えたりすることはできません。
当然、他のプレイヤーがいる場所にとまることもできません。
上下移動については現在いる高さから上下とも1段ずつまでしか不可能です。
つまり、一気に2段分飛んで上がったり、下に下がったりはできないわけですね。

ただし、同じ手番中で上がって下がって、とか、下がって上がって、など上下両方の移動は
「上下それぞれ1段が限度」というルール内であれば可能です。
例えば下の例だと、緑コマは1段降りて床面に行き、床を水平移動して青コマの横に登る
ということは可能なわけです。
もし赤いコマがなければ、緑のコマは床面まで降りて床を水平移動して赤のコマの隣の2段目
まで登ることも可能です(現在位置が1段目なので、2段目は1段分上にあたるからです)。

このようにして手番をこなして、次のプレイヤー、その次のプレイヤーと、手番は進んでいきます。
そして1番早く10段目に立つことを目指すわけですね。

もし、ゲームの途中で周りを柱や他のプレイヤーのコマでふさがれてしまい、どうやっても移動できない
状態になった場合は残念ながら1段目に強制的に戻され、やり直し、ということになります。
やり直しといっても積みあがった柱は全員が共有して使えるものなので、まだまだ挽回可能です。
こうなってくると青コマはヤバいです(笑) 早く何とかしないと!なお、バランスが取れていれば下の写真のような柱の置き方も可能です。
ただし、空中であってもマス目に沿って柱を置いている必要があり、微妙な左右のずれのバランスで
ギリギリ載っている、というものや、摩擦の関係でギリギリ保てている、というのはアウト。
つまり、マス目に合わせてしっかりとバランスが取れている置き方、ということが原則です。
また、柱の高さは最大で10段目までとなっています。つまり11段目に達するような
置き方はできません。積んでいくと何段目かわかりにくくなりますが、専用のものさしが
同梱されているのでそちらを利用すると便利ですよ。

後半になってくると周りは柱に囲まれ、上に行く道も他のプレイヤーのコマに邪魔され
というような、身動きの取れにくくなる場面が多くなってきます。
当然他のプレイヤーも邪魔をしながら上に上がれるような手を打ってきますので
目立たず、標的にされず、シレーっと登っていくのがいいのかも知れませんね(笑)
あ、ちなみに、コマの高さはちょうど柱2段分の高さがあります。
柱の積み方によっては空間ができて穴のような形になり、反対側に抜けられるという
シチュエーションもありますが、このときその穴はコマがそのままの状態(高さ2段分)で
通り抜けられるだけの高さが必要です。要するにくぐって向こう側に行く、というような
ことはできない、という感じですね。
なお、面白がって人の邪魔ばっかりしてた僕は、他のプレイヤーからも後半すごく邪魔されて
散々な結果でした(笑)。そうです、黄緑色のコマです(笑)。

誰かが10段目に到達するか、柱がなくなったらゲーム終了。
最も高くまで上っていたプレイヤーが勝者となります(10段到達ならそのプレイヤーですね)。
僕やおきん、エビさん、シュウさん、まっきゃんの4人で遊んだこの時は、先述のように
序盤アグレッシブすぎた僕やおきんが後半フルボッコで1段目に何度も戻され(笑)、
それ以外の3人が際どい競争をしていました。
その中で柱をうまく置いていったエビさんが一歩抜け出し10段には達しなかったものの
終了時点で最上段にいて、見事エビさんの勝利。
かなりお気に入りになったようで、Taloどうやらお買い上げした模様です(笑)。

いや~、面白いゲームでした!エビさん、今度また遊ばせてくださいな!
「まるけし」というボードゲームです。
よろしくお願いします。
https://itunes.apple.com/us/app/marukeshi/id929036632
必勝法を見つけてみてください。
わかったら連絡お願いします。