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【サンダーストーン プレイレポート】 2010年11月11日

ドミニオンの「ゲーム中にデッキを構築していく」というシステムを利用した
ファンタジー系カードゲーム「サンダーストーン」を遊びました。
システム的には細かいところはあるもののほぼドミニオンと同じですので、ドミニオンを
遊ばれたことのある方でしたらすんなり入っていけると思います。
自分の山札を増やすためにカードを購入したり、毎ターン自分の山札から手札を補充し
使ったら自分用の捨て札(使用済み札)場所に置く、という流れは全く同じ。
ドミニオンと大きく違うところは、勝ち点の獲得の方法で
ダンジョンの存在でしょう。
ドミニオンが勝ち点カードも場札から購入(又は交換)するのに対し、サンダーストーンでは
勝ち点についてはダンジョンでモンスターを倒して獲得するのがメインになります。
ですので、自分の手番で行ける場所が村とダンジョンに分かれていてどちらかを選択します。
さて、さっそく初ゲームです。
村エリアにランダム選択で以下のカードを準備。
コスト2 アーケイン・エネルギー(攻撃の魔法化)
コスト2 酒場の主人(村追加アクション)
コスト3 村の衛兵(村追加アクション)
コスト4 魔法果実(ダンジョン効果、勝利点)
コスト4 バニッシュ(呪文)
コスト4 ウォーハンマー(武器)
コスト7 ポールアーム(武器)
コスト9 ファイアボール(攻撃呪文)

ダンジョンのモンスター3種類はこれまたランダム決定で以下に決定。
アンデッド・ドゥーム(病気・呪文破棄など)
ドゥームナイト・ヒューマノイド(明かりのマイナス効果が多め)
ドラゴン(HP多めで英雄破棄あり)
これらとサンダーストーン(神秘の石)を混ぜてダンジョン山札にします。
ダンジョンは山札の横に、近いほうから3階、2階、1階というようにフロアランクがあり
3階の方が深くて明かりがより多く必要になります。下の写真のように配置します。
(サイコロはフロア階層を分かりやすくするため置いているだけです)

なお、モンスターが1体倒されると、残ったモンスターを1つ浅い階層に移動させ
3階層目に新しいモンスターが、山札からめくられ補充されることになります。
サンダーストーンが山札から出て、1階層目まで移動してきたらゲーム終了です。
準備は続き、英雄は以下の4種類。
セルーリン(魔術師)、フェイン(射手)、アウトランズ(ガチ系)、ロリッグ(盗賊)
以上を準備し、やおきんからゲームスタートしました。

とりあえず最初は英雄が民兵という最低限の攻撃力しかないので、村に行って英雄や
武器、道具などを揃えることにしました。
僕やおきんの方は序盤魔法系のセルーリンと、お金にもなる盗賊系のロリッグがメイン。
まっきゃんは4つの英雄をまんべんなく集めている感じになりました。

ロリッグはダンジョン時に他のプレイヤーの手札を1枚捨て札にできるので
結構使い勝手がいいんじゃないかと思い、どんどん積極的にレベルアップ。
お金にもなりますので、戦闘向けというより序盤差をつけるために集めていきました。

ドラゴンがモンスターに入っているため、序盤から結構きびしいダンジョンになりました。
そこで魔法のバニッシュを購入し、ダンジョンの1階、2階、3階のモンスターを
再配置するようにしました。
このゲームでは
「明かり」というのが戦闘にすごく大きく影響します。
1階よりも3階(山札に近いほうが3階、最も遠いのが1階)の方が明かりが必要となり
明かり不足は攻撃力にマイナス補正が入るため、強い敵が3階とかにいるとすごく厳しい。
そこでとりあえず戦いやすいフロアに、バニッシュを使って入れ替えたわけです。
このように村で買えるカードにはいろいろな効果のものがあります。

それにしてもドラゴンはHPが高いですなぁ。カード右上がHPなのですが8とか10。
経験値(右下)も大きいのでなんとか大物をやっつけたいですがなかなか強敵です。

ここで僕やおきんは、攻撃の火力を高めるためにセルーリンをレベルアップ。
2レベルからは魔法攻撃が2倍になる能力を発揮できるため一気に火力が高まります。

ということで攻め手が整ったので、いざドラゴン討伐へ!!もちろん見返りも大きい
最強ドラゴンの「老ティクスル」の方にいきました。
HPが10に対して、セルーリンの魔法攻撃、ロリッグと民兵の通常攻撃で上回り撃破!
ただしさすがドラゴン最強の老ティクスル。タダでは死にません。戦闘に参加した英雄を
一人相打ちにして倒されました。ここは一番被害の少なくすむ民兵を廃棄しました。

と、手に入った老ティクスルは「トロフィー効果」があり、これは戦闘時に攻撃力として
計算して出せるのです。魔法攻撃2ポイント分なので結構強いです。しかも英雄ではなく
もしまた老ティクスルのような英雄廃棄効果のあるカードでも廃棄しなくていいですし。

勝ち点が6、経験値が3もあり、金貨2としても使え、さらに魔法攻撃力が3!
こりゃ強敵やけど倒し甲斐があり、使い勝手いいです。

やおきんの方が大物狙いで火力を高めていくのに対し、まっきゃんは堅実に倒せる敵を
コツコツ倒す戦法で勝ち点を稼ぎに走ります。先行しているまっきゃんをやおきんが
追いかける形ですね。
まっきゃんは明かり効果もあり、1階層目を攻撃できないものの攻撃力の高めなフェイン、
体力が高くて武器を装備しやすいアウトランズなんかもしっかりと集めて総力戦の構え。

そんななかゲームの終盤近くで、僕やおきんが老ティクスルをもう1体撃破!
ここで6ポイントはデカイ!!
やおきん 「よっしゃ!2枚目~!勝ち点6~♪」まっきゃん 「ぐむむぅ・・・またそれ取られたか。。。」
と、ここでついに
神秘の石サンダーストーンが登場!これを1階層目までもってくれば
獲得ボーナス3点が手に入り、ゲームも終了となります!

序盤に強いモンスターが出ていたので、神秘の石を守るのは比較的弱いモンスターたち。
まっきゃんはこのタイミングで英雄をしっかりと手札に出しモンスターを撃破!
まっきゃん 「よっしゃ!神秘の石!!これで逆転ちゃうか!?」
まっきゃんが神秘の石を獲得してゲーム終了。ここで全ての勝利点を計算。
勝利点はモンスター等のカードの右下に書いてあります。神秘の石は3勝利点になります。
やおきん 53点
まっきゃん 51点
まっきゃん 「うわ~~!ちょっと足らんかったか。。。。」やおきん 「よっしゃ!!なんとか勝てたで~。実はな・・・」
写真をちゃんと撮ってなかったので肝心の勝利点の所が隠れていますが・・・そうです、まっきゃんはうっかりしてて気づいていなかったんですが、村カードの
「魔法果実」には勝利点が1ついていたんです。
僕の方はこれに気づいていたので、終盤何もできないときはこれを買い集めていました。
魔法果実の枚数差で僕の方が3枚多く、勝利点が3多かったことになります。
つまりちょうどこの枚数分だけ僕の方が上回ったという結果になりました。
やおきんの方は大物モンスターで大きく勝利点を稼ぎデッキの総カード枚数は少なめで
手札のめぐりも悪くなく、それでまた大物を狙えるといういい流れでした。
一方まっきゃんは堅実に小物も狙ったためカード総数が多くなったため、肝心なときに
手札の内容が悪くなってしまい、結果的に小物を狙うしかなかったというのも
勝敗に影響したかもしれませんね。この辺はドミニオンでも同じだと思います。
それにしてもギリギリの勝利でした。危なかったなぁ。。。
とまぁこんな感じで1時間ちょっと。なかなか遊び応えがありました。ドミニオンのように
買ったカードのコンボがばっちり決まるという爽快感はあまりありませんでしたが、
デッキがだんだん強力になり、それにより最初は手も足も出なかったダンジョンの攻略が
できるようになってくるので、システムとテーマはすごく合っているように感じました。
あと気になった恬としては、他プレイヤーとの絡みはドミニオン以上に少ないかもしれません。
使うカードにもよるのかもしれませんが、ソロプレイ感はかなり高めだと思います。
この辺は好みによると思いますが、うちではこういうのも好きなので今後も楽しめそうです。
まだソロプレイしかやっていませんが、
かなり気に入っております!
自分のパーティーが少しずつ強くなっていく感じが楽しいですね。
メーカーの話では7つの拡張が発売されるとか。
「サンダーストーンが7つ揃うと何かが起こる」
そうですよ~ヽ(゚◇゚ )ノ
楽しみです!