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海外ボードゲームに興味がある方、これから始めたい方へ
海外のボードゲームに興味がある方や、これから始めたいな~と思っている方で
「でも難しそうだしなぁ」とか「ホントに面白いの?」など、疑問に思われる方。
一度こちらの記事を読んで頂ければうれしいです。
この記事を書いている時点で自分もまだ海外ボードゲームを遊びだして
1年ほどの「ほぼ初心者」です。遊ぶ相手もほぼ嫁さんだけ。
ですので、この記事をすでにボードゲームを遊ばれている方が読んでも
物足りないと思います。興味を持っている、これから始めようと思っている
そんな方にこそ、ぜひとも読んでいただき、ボードゲームを始めるための
足がかりになれば良いかな~と思っています。
【ドイツボードゲームとは?】ドイツボードゲーム、といっても全てがドイツ製だったり、ドイツ語のもの
というわけではありません。
ドイツを中心とするヨーロッパ圏、アメリカなどの英語圏で作られたり
ゲームデザイナーがその辺りの人、という定義もありますが
ここではもっと大雑把に、日本発でないボードゲーム全般と考えてください。
ただ、ボードゲームなどの2大ゲーム賞が「ドイツ(年間)ゲーム大賞」「ドイツゲーム賞」
ですので、今話題のボードゲームの中心はドイツ!といえると思います。
(いや、異論はあると思いますが、初めての方に分かり易く、です。お許しを。)
以下、まだまだドイツボードゲーム初心者のブログ主催者やおきんが
自分が始めたときの経験などをもとに書かせていただきました。
【いまどきボードゲーム?何が楽しいの?】いや、これが楽しいんです!ボードゲーム=すごろく、と思っていませんか?
僕も思っていました。でも、ドイツボードゲームはひと味もふた味も違います。
まず、単にサイコロを振って進んで、止まったマスの指示に従う、
というような一本道で単調なゲームはほとんどありません。
一本道でなく自分のできることを考え、自分のコマやカードなどを上手く使い
適度に考えながら遊べる、というものがほとんどです。
一本道でないと、考えることが多すぎて大変では?と思われると思いますが
特別難しいゲーム以外は「考え所」が明確で簡潔。後述しますが、対象年齢も
8歳~10歳以上のものが多く、結構難しい(ルールの多い)ゲームでも
12歳以上対象、というような感じで遊び易くなっています。
(ただし、12歳以上ぐらいになると大人でも難しいものがあるのも事実です)
また、ボードゲームの付属品であるゲーム盤そのものやコマなども凝ったものが多く
自然に優しい木製のものや、色鮮やかな厚紙などで出来たものがたくさんあります。
視覚的にも楽しめる、というのも面白いですね。
(1995年ドイツ(年間)ゲーム大賞&ドイツゲーム賞受賞「カタンの開拓者たち」のボード等)
(2007年ドイツゲーム(年間)大賞ノミネート 考古学ゲーム「テーベの東」の発掘袋)
(2001年ドイツゲーム(年間)大賞とドイツゲーム賞、ダブル受賞の「カルカソンヌ」)そして、なんといってもドイツボードゲームの良いところは、勝敗に関わらず
ゲームの内容そのものや過程が楽しいこと!楽しみの先に勝敗がある、ということです。
ですので、直接他のプレイヤーを叩いて自分がのし上がるようなゲームは意外と少なく、
どちらかというと共存共栄、邪魔はするけど邪魔しすぎるとゲームから置いていかれる
というような、ゲームのバランスになっています。
1人が抜け出して他の人はゲームが終わるまで全然楽しくない、ということは少ないです。
このあたりも、ゲームの中で笑いが起きたり、負けてもまた遊びたい!と思える所です。
【ドイツ語、外国語のゲームと聞くと難しそう?】ゲームは日本で売られている場合ほとんどに日本語の説明書が付いています。
また、難しいゲームもありますが、お手軽なもの、簡単なものの方が多いです。
その証拠にゲームの対象年齢はほとんどのものが高くても12歳以上推奨。
大体のゲームは8歳とか10歳以上、小学生低学年ぐらいでもできるものがたくさんあり
さらに小さな子供向けのキッズゲームは6歳ぐらいから、と家庭でできるものがほとんど。
でも、いわゆる「ゲーマー」向けの複雑でかなりゲーム感が重いものもあります。
特にボードゲームをたくさん遊んでいる人ほど、もっと面白いもの、と思ううちに
複雑で難しいゲームが当たり前、と思ってしまうという傾向もあります。
まずは家族向けの軽いゲームから、遊ぶ仲間や家族の好みにあわせて選ぶことです。
【ゲームの選び方は?どんなゲームがあるの?】ボードゲームと言っていますが、実際にはボード(ゲーム盤)のないカードゲームなども
おもしろいものがたくさんありますので、カードゲームも含めて選ぶときのポイントを
ご紹介します。
<大げさかもしれませんが、まずはゲームでしたいこと(目的)>ゲームをするのに”
目的”と聞くと堅苦しいかもしれませんが、ここを間違うと
イメージと違うゲームに当ってしまい、「なんだ、ボードゲームつまんねぇ!」と
感じてしまうと思います。
それは本望ではありませんので、やっぱり最初のゲームほど目的を明確に。
・わいわい盛り上がりたい
・頭の体操として遊びたい
・テレビゲームとは違う面白さを味わってみたい
・家族のコミュニケーションの手段として
・ボードゲームって知育にもいいらしいから
・時間つぶし
・こいつには負けたくない!というライバルとガチンコ勝負!
・嫁さんと楽しくゲームでもして遊びたいな(←うち、コレ)ぐらいのことでいいと思いますので、購入前にイメージしておくと間違いが減るでしょう。
<誰と遊ぶか?何人で遊ぶか?遊ぶボリュームは?>ゲームを選ぶときに、遊ぶ相手や時と場合を考慮することも大切です。
テレビゲームと違い、一人で遊ぶことはほぼ出来ません。
ですので、自分だけが面白そうと感じるゲームや、一緒に遊ぶ相手の都合を
考えないゲーム選びは、結局長続きしません。
また、遊ぶ人数も大切で、これはゲームには対応人数があるからです。
ゲームのボリュームも大切。1ゲーム数時間かかったりすると気軽にできませんし
10分で終わるゲームは物足りないかもしれません。
個人的には、
1ゲーム30分~45分ぐらいが最初はオススメだと感じます。
<どんなゲームがいいかな?パズルゲーム?経営ゲーム?心理ゲーム?>目的が決まれば、次は具体的なゲームの種類です。
自分が経営者のようにお金を動かしたり、物を売り買いしたりする経営ゲーム、
相手の行動や言動を読んで、相手の隙を突きニヤリとするような心理ゲーム、
同じような条件下でより効率よくコマやタイルを処理していくパズルゲームなど、
楽しみ方の目的は同じでもいろいろな種類(タイプ)のゲームがあります。
ある程度ゲームに慣れてくる人にゲームの種類を聞くと「陣取り系」とか
「バースト系」とか「ブラフ系」とか「リソースマネジメント系」とか
なんか専門家っぽい言葉が出てきて、訳がわからん、ということがあります。
ある程度ゲームに慣れてくると悪気はなくてもついついそういう専門っぽい
用語を使っちゃうもんなんです。
そういう時は、分からないまま分かったふりをせずに、店の人であれ、友達であれ
「もうちょっと分かるように教えて欲しい」とちゃんと聞くことも大切です。
それでちゃんと教えてくれないお店だったら、別のちゃんと教えてくれる
お店で購入することをオススメします。
さて、話は戻ってどんなゲームがいいかな、というところなんですが、
面白い!と感じるところは人それぞれ違いますので、なかなか「コレ!」という
オススメは難しいです。そこで、事前にインターネットなどでゲームの基本情報を
調べるなど失敗のないようにしたいですね。
当ブログでも
、「ボードゲーム紹介」や
「ボードゲーム・プレイレポート」というカテゴリーが
ありますので、そちらをご参考にしていただくのもひとつだと思います。
(右側のカテゴリーメニューからお選びください)僕がよく利用しているボードゲームレビューサイト「ボードゲームランド」の
リンクもこちらに貼っておきますので、こちらもものすごく参考になりますよ。
→ ボードゲームランドへのリンクはこちらまた、購入の目安として大いに役立つのは「ドイツ(年間)ゲーム大賞」です。
ややこしいですが、「ドイツ(年間)ゲーム大賞」と「ドイツゲーム賞」は別のもので
「ドイツ(年間)ゲーム大賞」の方がゲーム普及を目的としたファミリー向けが多く
「ドイツゲーム賞」はゲーマーの投票によるもので、複雑なものが多いです。
この辺りも参考にされてはいかがでしょうか。
【なんといっても価格は肝心!】ドイツボードゲームを日本で購入しようとすると、やはり国産で国内流通している
大量生産のものに比べるとやや割高になってしまうことが多いです。
ですので、余計価格には気をつけましょう。
高い買物をして、面白く感じなかった!これ最悪。ですので、最初はあまり無理して高い、スケールの大きいものを選ばずに
定評のある買い求め易いものを選ばれるのが良いと思います。
目安は3000円ぐらいから、高くても4000円前後ぐらいなら、国内ゲーム程度です。
また
カードゲームは1000円前半から2000円程度までが多いので、最初は
カードゲームからドイツゲームのエッセンスを感じる、というのも良いでしょう。
ただ、内容物もある程度しっかりしていて、国産ゲームでは味わえない充実感は
ある程度価格のするゲームに多いのも事実です。
これは、自分がドイツボードゲームにあうかどうか、その辺りを判断されてから
間違いない、と自信をもって購入する方が良いと思います。
【どこで買えばいいの?】これが一番肝心で、またドイツボードゲームがまだ普及しきらない問題点でもあります。
簡単にいうと、扱っている店が少ないです!それも店舗型となると国内で数箇所です。
ですので現実的にはインターネットによる通信販売やネットオークションになります。
初めて購入をされる方は、特に店舗での直接購入か、ちゃんとしたショップのネット通販を
お奨めします。ミスマッチ(思ったゲームと違う)を減らし、アフターフォローを考えてです。
ネットオークションで出品されているのは安いものなども多いですが、日本語の説明書が
付いていなかったり、個人の出品であとあとフォローがなかったりということもあります。
これはネットオークションに慣れているかどうかとは無関係で、ある意味特殊な
ドイツゲームとうい製品の特性上、あまり初心者の方にはオススメしない点です。
ちなみに僕は住んでいる地域(大阪南東部)ということもあり、いくつかの店舗を利用
することができます。参考までに、それらのショップをご紹介しておきます。
大阪府八尾市
【 ボードゲームショップ パティークローバー 】 ↑ブログ内での紹介はこちらをクリックしてください。詳しい地図などあります。
→ お店のHPはこちらをクリックしてください
なんといっても大阪南部ではオススメのショップです。
大阪の八尾市、という大阪の中心からは離れていますが、店舗型というのが最大の魅力。
また、店長さんがすごく親切ですので、初めての方でも安心です。
こんなゲームがいい、というイメージを伝えればオススメを教えてくださいます。
ファミリー向けからゲーマー向けまで幅広い商品ラインナップでかなり豊富です。
店舗型の魅力として、実際にゲームを見て買える、というメリットは意外と大きいです。
ネットの画像だとイマイチに見えても実物はすごく良い雰囲気、ということもありますから。
店舗に行けない方でもインターネット通信販売(楽天)で購入できますので、
そちらを利用するといいと思います。
【 大阪 なんば
イエローサブマリン なんば店 】 ↑ブログ内の紹介はこちらをクリックしてください。
→ お店のHPはこちらをクリックしてください
なんば駅からの近さが魅力です。
元々トレーディングカードゲームやロールプレイングゲームも取り扱っている
チェーン店なので、割とボリュームがあったり凝ったゲームを中心になかなか
品揃えが豊富です。
ただ、ファミリー向けゲームが少ない気がしますので、中級者以上の方の方が
このお店に魅力を感じるかも知れませんね。
このほかにも当ブログ内にボードゲームショップというカテゴリーがありますので
そちらでご確認いただけると通信販売可能なお店などいくつか紹介しています。
ぜひそちらなどをご確認ください。
最後に、個人的にオススメの、初心者でも楽しめ、しかもドイツゲームの要素が
しっかりと感じられるゲームを1つだけオススメしておきます。
いくつか、ってなると迷って仕方ないので1つだけにします(笑)。
で、そのゲームですが、「カルカソンヌ」というゲームです。
手軽さ、プレイ時間、ルールの簡単さ、2人でも多人数でも楽しめる点
それなのに考える所はしっかりあり・・・と本当に良くできたゲームです。
詳しくは下記に当ブログ内の紹介記事がありますので、ご覧下さい。
→ ゲーム紹介「カルカソンヌ」 → ボードゲーム雑記 「カルカソンヌを遊びましょ!」ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
※なお、この記事は以前に書いた記事を再構成したものです。
僕は海外ボードゲーム歴、3年ぐらいです
最初は何を買うか迷いましたが、ゲーム大賞ものなら間違いないだろうと
マンハッタン、ヴィラパレッティ、ナイヤガラの3つを購入した記憶があります。
僕も嫁との2人プレイ中心ですが、これからもっとゲームを楽しむ為には
多くの人とゲームを楽しむ環境をどうして作るかという事だと思います
難しいですけどね、、、、